Phase214 FWパニック・CONCLUSION-Take14-
覚醒するP/願いと後悔と囁きと…〜Magia〜


鹿目まどか――――。



かつて彼女はプラズマ界の片隅のとある次元世界に住む、どこにでもいるような中学生の少女だった。

しかし、暁美ほむらを始めとする“魔法少女”たちとの出会いとその戦い、さらにはその影で暗躍する“キュゥべえ”なる謎の存在の介入によって、彼女の運命が大きく動き出す。



異次元生命体の代理人であり端末でもあるそのキュゥべえは、あらゆる異世界の女の子たちの中から“魔法少女”に適した存在を見初める能力と、その契約を交わす役割を担う。

だが、友好的な言葉を投げかけ、一種の“希望”を与えるかのようなその行動の裏には、想像を絶する目的が存在していた。

キュゥべえの真の目的は、プラズマ界と言う次元宇宙を存続させるためのエネルギーを集めること。

彼と契約した“魔法少女”たちは、そのエネルギーを搾取するための駒に過ぎなかったのだ。



無論、まどかも当初は“魔法少女”の資質を、しかもそれまで感じたことのないほどの適正を持っていた存在の一人であり、キュゥべえの策略に翻弄される悲劇の少女として扱われる…。



そのはずだったのだが………。







『全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で』

<!!…その願いは…!?>




彼女の願いと魂の力、それは、キュゥべえですら予想し得なかったとてつもない力だったのだ。



<本当にそんな願いが叶うとしたら…、因果律そのものに対する叛逆だ!>

―――キミは…本当に神になるつもりなのかい…!?



その問いかけに対するまどかの答えは……いや、そもそも契約を交わした時点で、彼女の心には一片の迷いもなかったのかも知れない…。



神様でも何でもいい…、今日まで希望を信じて戦ってきた魔法少女を、私は泣かせたくない…!

最期まで笑顔でいて欲しい…!

それを邪魔するルールなんて、壊してみせる、変えてみせる…!!

これが私の祈り…私の願い…!!!!

―さあ、叶えて!インキュベーター!!!!!!








………まどかの壮絶な祈りは、プラズマ界全ての次元世界に響き渡り、絶望の淵に立たされた全ての魔法少女のココロと魂を救った。

その結果、キュゥべえと契約を交わした“魔法少女”たちは、歴史上のものを含めた全ての次元世界から消滅し、因果律は改変された。

だが、その代償として“鹿目まどか”と言う少女の存在も消え去り、彼女は円環の理と言う概念として世界を見守る立場となったのだ…。











そんな彼女が介入したことによって事態が収拾されたバトルフィールドでは、これまでの整理を踏まえた情報交換が今回も行われていた。

その中心となったのは、やはりアキッキーだった。

世界の融合による一大大戦――後にD.F.によって“フュージョンワールドウォー”と名づけられることになるこの戦いの中心であるシードピアに、プラズマ界のあらゆる国々が融合していること。

アキッキーたちは、その世界の英雄たちや精鋭を味方に引き入れていること。

その混乱の中心的存在である亜空軍と対峙していること。

彼が知っている限りの全てを全員に告げた。

「世界全てを飲み込むほどの力を持つ漆黒の同盟軍か……。」

「どーにも想像できないねぇ、そんなに強大な連中が存在するなんてなぁ。」

バサラワールドでしか生活したことのない真田親子の二人、異次元世界の概念に関しては半信半疑の面持ちだ。

「いや、アタシは実際そういう別世界の旅を経験しているからね。アンタたちもそういうことに関しては嫌でも信じたくなるよ。」

かたや、パラレルワールドを経験している封魔の忍・ナツ。

その苦労は身をもって知っているゆえ、その表情も少しばかり暗い。

……だが、それ以上に表情が暗い者がいた。

「……ほむらちゃんが、亜空軍に…。」

親友であったほむらが亜空軍に加担しているのを始めて聞かされたまどかだった。

彼女がその心を病みに染めてしまったことに、胸を痛める。





「……う…っ…。」

「ぅ…ぁ……。」

「………!?」





ふと、背後から搾り出すような声が。

それに気づいたユウキが振り向くと…。









ボロボロの体を無理矢理起こそうとしている撃谷電我と綾瀬裕人の姿があった……!!!









「みんな!二人が目を覚ましたよ!!」

―――!!!






ユウキを先頭に全員が二人のもとへと集合。

「あれ…?ここは、どこなんだ…?」

「それに…俺たちは…今まで何を……?」

その二人の言葉を聴き、各々で視線を合わせる。

どうやら、二人は何も覚えていないようだ………。

























――ズドドオオォォンッ!!!!

――ガキンッ!

――バンバンッ!!








アドラメレク戦艦内部では、激戦が展開されていた。

ZX、ジライヤ、好天たちが“裏切り者”だということが発覚し、それを事前に察知していたティラたちによって奇襲されていたのだ。

“仮面ライダー”の力を手にしたルパンがZX側につき、亜空軍に抗戦するが、それでも事態は動く様子がなかった…。

そんな様子を影で見守る一人の少年。

偶発的に迷い込んでしまった相楽誠司だ。

「どうすりゃいいんだよ……、このままじゃ脱出できねぇぞ…。」

戦う力を持っていない誠司にとって、このもどかしさはイライラするものがあった。

だが、そこばかりに注意が行ったせいで……。



――グイッ!!!
「ぐっ!!??」




背後からの気配に気づけなかった!



「裏切り者のZX一行!そこまでにしなさぁい!!!」

『!!??』

振り向くとそこには、サーカスの団長を髣髴とさせる衣装を纏った男が誠司を捕らえていた。

その状況を見てティラは嬉々とした表情を浮かべて彼らを歓迎する。

「あ!ドミトルにポカネ、ナイスタイミング!」

「ッ!貴様ら!!」

サーカス風の男・ドミトル。

“亜空大サーカス”の団長を自称するお調子者の怪人。

「少しは貴様らも価値があるかと思っていたのだが…、やはり所詮は下等生物同然の裏切り者だったようだな。」

その傍らにいるマフィア風の男もまた、亜空軍に加担する怪人軍団の一人。

名はポカネ・ダニーロ。

裏世界の闇カジノを取り仕切るオーナーでもある。

さらに二人の背後には、亜空軍所属の怪人軍団が控えていた



・モグラロイド
・妖怪ブルブル
・シオマネキング
・スペースイカデビル
・ヤマアラシロイド
・再生野球仮面




さらには量産戦闘兵として、多数の素体ロイミュードが控えていた。



「お前たち、無駄な抵抗はやめておきなさぁい!さもなくば、この少年の命はありませんよぉ!?」

身動き一つ出来ない誠司と、彼を人質に取られたZXたち。

「てめぇら…、姑息な手段を使いやがって…!」

舌打ちしてにらむルパンも、この状況には手も足も出ない。

「その場にいたこの少年が油断したのが悪い。そういうことだ。」

ポカネの言葉に、捕らえられた本人は怒りすらも覚えた。



ちくしょう……!

結局俺は何もできねぇのかよ…!!

故郷の世界をめちゃくちゃにされて…、大切なめぐみにも会えないまま…!

このままこいつらのいいようにされるのは……絶対に嫌だッ!!!



―――ピカアアァァッ!!!

『うわぁっ!!??』




その瞬間、誠司が握り締めていた目玉が突如輝いた!

その輝きに怪人たちが怯み、誠司は間一髪で脱出。

ZXたちもその一瞬の隙を逃さず、すかさず反撃に転じ、ティラたちの間を潜り抜けた。

「…っ!…ちょっと!いきなり何なのよ、あの光は!」

「知るかぁ!いきなりあのガキの手の中で光りだして―――。」

「待てっ!!!」

『!?』


混乱するティラとドミトルを、ポカネが静止させる。

彼は、誠司の手の中にあるアイテムの存在に気づいたのだ。

「迂闊だった…、あの子供の手の中に“ネクロムアイコン”がある!」

「「はぁ!!??」」

扇子でポカネが誠司の手をさす。

その手の中には、緑色の目玉が確かにある。

「“ネクロムアイコン”……?」

この目玉のことをそう呼ぶのか…!?

「えぇい!モグラロイド、シオマネキング!ネクロムアイコンを奪い返しなさい!!!」

「了解!」

「任せろ!!」

ドミトルの指示を受けて動き出した2体の怪人。



―――ピカァッ!!!

「!!」




しかし、そうはさせんと言わんばかりにアイコンから一体の幽霊が飛び出した!

その姿は、黒をメインに緑のアクセントが入ったパーカーそのものだった。

「えっ!?」

「何ぃぃ!!??」

反応が一瞬だけ遅れた2体の怪人、そのままその幽霊の攻撃を受けて吹き飛ばされた。

「ね、ネクロムゴースト…!」

「そんなばかな…!!」

だが、驚くのはまだ早かった。



―――ピカァッ!!!

「!!!」




誠司が持っていたのはネクロムのアイコンだけではなかった。

他に持っていた二つの目玉からも、異なる色のパーカー幽霊が飛び出してきたのだ!

「でぇぇ!!??グリムと三蔵だとぉ!?」

「貴様らまでワシらに歯向かうかぁ!!」

「ふざけやがって!」

「試合中のチーム移籍など認めんぞ!!」

ブルブル、Sイカデビル、ヤマアラシロイド、野球仮面が2体の幽霊を捕らえようとするが…。



――ドゴゴッ、バシッ!!!

『うぎゃああぁぁっ!!??』




返り討ちにあって逆にダメージを受けた。

「……!!」

誠司はもちろん、他のメンバーたちもこの突然の流れには驚くしかなかった。



―――ピカァッ!!

「!!??」




再びネクロムアイコンが光り輝き、誠司の体がアイコンの中に吸い込まれた。

その後に続くように、3体のパーカーゴーストもネクロムアイコンの中に入り込んだ…!





「……!?」

アイコンに吸い込まれて間もなく、誠司の目の前に異空間が飛び込んできた。

荒廃した未来の世界……そんなイメージが伺える褐色の世界だった。

「ここは……!?」

<ここはネクロムアイコンの中の世界……私のイメージが作り上げた空間だ。>

「!」

いつの間にか背後に一人の青年の幻影が現れていた。

恐る恐る、誠司はその青年に声をかける。

「あ、あんたは一体…!?」

<私はアラン。別の世界で仮面ライダーとして戦った者だ。>

「仮面、ライダー…だって!?」

アランと名乗る青年は、誠司が見つけ出したアイテムを指差し、こう言った。

<君の手に入れたその装置…“メガウルオウダー”は、アイコンの力を引き出して仮面ライダーに変身するための特殊ブレス。それがあれば、君も亜空軍を退けることが出来るはずだ。>

その言葉を聞いて誠司は目を見開く。

自分の見つけたこの装置が、そんなものだとは知らなかったというのもあるが、何より、自分もまた戦うための力を手に出来るということに驚いていた。

「いいのか…、俺がこの力を使っても…。」

その戸惑いに、アランは優しい笑みを浮かべる。

<ネクロムと英雄たちが君を守った。それは、彼らも君と共に戦うことを望んだという証だ。>

誠司の背後には、彼を守った3体のパーカーゴーストが控えていた。

『世界を守りたいと願う意志に答えるため、我々は君についていく決心をした。』

『君の描く物語はまだまだ先がある。私たちはそれを見届けていきたい。』

『さあ、今こそあなたの真理を貫き、仲間を導くのです。』


ネクロム、グリム、三蔵―――。

激励の言葉を投げかけた3体のゴーストは、誠司の持つメガウルオウダーに宿った。

「みんな……!」

心の奥が熱くなるのを感じた誠司は、決意を固めた。

「分かったぜ、アラン…!この力、使わせてもらう!」





その瞬間、誠司はアイコンの外へと飛び出した。

『!?』

この出来事に戸惑う一同だったが、一方で誠司は何かを決意したような強い眼差しを見せていた。

顔の真横に構えた左腕には、既にメガウルオウダーが装備されており、右手にはネクロムアイコンが握られている。



――カチッ、バシュンッ!
<Stand by>




アイコンのスイッチを押してネクロムを呼び覚まし、誠司はそれをメガウルオウダーの窪みに運ぶ。



<頼んだぞ、相楽誠司。この世界の美しさを、必ず守り通してくれ!>



「アラン…お前の想い、俺が守ってやるぜ…!!行くぞ、ネクロム!!!」

――ガシュンッ!
<Yes, sir!>




ネクロムアイコンを装填し、左腕を真っ直ぐにひねると同時にメガウルオウダーのメインユニットを垂直に起こす。

続いて、ユニットの側面の緑色のボタンを押し込む。



――カチャッ!
<Loading…>




そのボタンによってネクロムパーカーゴーストが再び現れ、誠司の周りを飛び回る。









「……変身!!!」

――ポタッ…!










ユニットの天辺にある装置のボタンを押すと、まるで目薬を点すかのように一滴の雫がアイコンに滴る。

その瞬間、メガウルオウダーからの波紋と共に、誠司の体が真っ白な姿に変わり、その上からネクロムゴーストが覆いかぶさった!









<TENGAN!“Necrom”! MEGA UL-ORDER.>

<(♪〜)CRASH THE INVADER!!>










幽霊の力を身に纏い、世界の美しさを守るために戦う緑色の単眼の戦士―――。

“仮面ライダーネクロム”の誕生であった…!!!!

「くっ…、ここに来て新たな戦士とは…!!」

「こうなったらお前ら、やってしまえ!!」

新たなライダーの登場に狼狽したポカネの指示を受けて、ロイミュードたちが一気に襲い掛かろうと―――







「―――タアァァッ!!!!」

―――ドゴゴッ!!!!

『ぬごっ!!??』








その出鼻を謎の影に挫かれた。

「な、何ぃ!?」

現れたのは、バンダナにゴーグルを身に着けた白髪の男だった。

「やっと見つけたぞ!ポカネ!!」

「くっ、貴様はバド!!」

どうやらポカネはこの男を知っているようだ。

しかもその彼が敵対意志を示しているということは……。

「君も亜空軍に敵対するものか。」

「…ということは、そちらもか。」

ZXたちとバドの間に、それ以上の言葉は必要ない。

この一瞬のやり取りがその証だった。

「ならば、私も力を貸そう!!!」

そう言ってバドは、金色に彩られた立方体型の折りたたみ式携帯電話を取り出す。



<バード!>



携帯を開いてボタンを押し込み、再びそれを閉じて構える。



「本能覚醒!!」

――ガシャン、ガシャン、ガシャンッ!!!

<アー、アー、アァア〜ッ!!>




パズルのように立方体の上段を回転させ、シンボルマークを完成させると、バドの体が光のキューブに包まれる。



「ハァッ!!!」



次の瞬間、バドの体がオレンジ色の戦士に変身した!



その姿はまさに、鳥の力を宿した戦士。

その名も―――。





「天空の王者、ジュウオウバード!」





亜空軍、敵側の新たな戦士の登場で一気に勢いが殺され、当初のプランが一気に総崩れになってしまった。

「も〜っ!こうなったら全員やってしまいなさい!!あなたたちも行くのよ!!」

「仕方ありませんねぇ!」

「ジュウオウバード、覚悟しろ!!!」

ティラの指示を受けてポカネとドミトルは怪人態に戻り再び攻撃を始める一同。

「行くぞ!!」

「はい!!」

対するジュウオウバードとネクロムも、専用武器をそれぞれ手に取り、敵に立ち向かっていった。

「へっ、ここで黙っている訳にはいかないでしょうな!!」

「好天殿、俺達も行きましょう!」

「うむ!!」

ルパン、ジライヤ、好天もこの勢いで士気を上げ、武器を構えなおす。

かくして戦闘は再開された……!!

























「うそ、だろ……。」

再びミカサ甲板。

イービルライダーズとして活動していた撃谷電我と綾瀬裕人の二人がようやく意識を取り戻した。

それだけでなく、まどかの力の影響か、二人を洗脳していた何かしらの要素が取り除かれたことにより、二人は自我を取り戻していたのだ。

だが、それまでの二人の記憶が錯乱しているらしく、アキッキーが今までの経緯を語っていた。

その反応は案の定だった。

見ず知らずの者ならともかく、自分の幼馴染や恋仲にまでその凶刃を向けていたという事実に二人は愕然した。

「お、俺…は……春香を…殺そうと、してたのか……!!??」

「どうして…こんなことになっちまったんだよ…!!!」

心を奪われ、敵に操られていたとはいえ、元の世界の仲間や友の命すらも狙おうとしていたということに、声が震える二人。

その現実は、とてもではないが、受け入れがたいものだった…。

「………結局、だめだったのかな…。」

「!?」

不意に、アキッキーの耳にまどかの弱々しい声が聞こえる。



わたし、みんなのために頑張ったつもりでいたのかな…?

『全ての魔女が生まれる前に消し去りたい』

『みんなの幸せを守りたい』

それを願ったから、わたしは自分の全てを捨てて、この力と姿を手に入れたのに……。

…結局、願いを全て叶えても不幸は消えないまま…。

魔法少女という概念が消え去っても、苦しみと悲しみは生まれ続ける…。



「わたしの犠牲は……全部、無駄だったのかな…。」

生前は弱冠14歳という少女であったまどか。

ゆえに、受け止め、抱えてきた人間たちの苦しみと悲しみと言った、いわゆる“マイナスエネルギー”は、そんな彼女にとって抱えきれるような量ではない。

……いや、そんな少女がマイナスエネルギーを受け止めること自体、大きな間違いだったのだ…。

そんな後悔が積み重なった3人の脳裏に、何かの声が響く…。





………本当に人間という存在は脆いモノなんだね。

自身の中で大切な存在を自分の手で傷つけただけで心が折れ、一方は自ら選んだ運命に後悔している。

そんなに“愛するもの”というのが君たちにとって大切なのかな…?

ボクには到底理解できないものだね…。

でもまぁ、もし君たちが本当にその人たちを守りたいって願うなら……、ボクが力になってあげるよ?






それは誘惑……悪魔のささやき…。

自分の力の無力さと心の弱さに、まるで寄生虫のように取り付くかのような、黒くて甘い導き…。

そのとき、3人の瞳は輝きを失いつつあり、その悪魔の誘いに乗りかかろうと―――。







「……しっかりしろおォッ!!!!!!!!!!!!」
――バシッ!ビシッ!!パアァンッ!!!!!!

『!!!???』

「「「………!!!」」」








見るに耐えかねたアキッキーの怒号が響き、3人の頬がいきなりはたかれた。

驚愕する一同の瞳には、はたいた手を握り締めながら怒りに震える彼の姿があった……。





「ボクはもう……、こんな闇に囚われる状況に振り回されたくない!」



そして、その状況に驚愕しているのは……。



「なッ……何がどうなっているんだ…!?」



姿を消しつつ、3人を嗾けた“悪魔”とて、同じだった……。



---to be continued---


☆あとがき

予想以上に大苦戦を強いられた挙句、このパート、まだまだ長く続くことになりました。
サブタイトルに関しては変更に変更を重ねた結果、僕の独断で「まどか☆マギカ」のイメージソングをぶつけることにしました。

さて、次回はアキッキーの怒りと共に、彼の新たな決意が語られます!







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