Phase201 FWパニック・CONCLUSION-Take1-
誰がどいつに取り憑いた!!???〜Double-Action CLIMAX-form〜


赤き勇者・アカレッドの参戦によって、いよいよ形勢が大逆転し始めていた、メディアステーションの大激戦。

「面倒ですね…、やはりアカレッドの討ち損じは痛いですね…。」

サルベンジェンスの幹部のエンターとしても、この状況は亜空軍には都合が悪すぎる…!







『超忍法・影の舞!!!』

『シンケンマル・螺旋の太刀!!!』

『プリキュア・大爆発!!!!』








やはり赤き勇者の化身の存在感は計り知れず、全員の士気がこれでもかといわんばかりに上昇していたこの状況、一旦は追い込んだと思った戦局も一気に押し返され、亜空軍は次第に防戦一方になっていった。











「それにしても、いつの間にあんな援軍をつれて来たのさ!?」

「ホントよ!こっちの心配も知らないで!」

その最中で、背中合わせで情報を交換し合うコースケとハルヒとアキッキー。

「いやー、亜空軍の妨害でいきなり別の場所に飛ばされちゃってね、その中でね…。」

自身の不覚を自重するかのように苦笑いするアキッキー。

しかし一方で…。

「そういうそっちもものすごい数の増援じゃないか!それに僕の知らないプリキュアたちまでいるんだけど!?」

“スイートプリキュア”と“スマイルプリキュア”。

“ディメンショントレイン事件”のときまで知る由の無かった新たなプリキュアオールスターの存在に驚きを隠せない。

そんなアキッキーにハルヒがばっさりと斬る!

「分かっているのは、あの事件からさらに強い女の子が増えた!それだけよ!」

「悩んでいる間に…、とっととあいつらを倒すよ!!!」

とりあえず、細かいことはこのごたごたを片付けてからだ!!







「シュアッ!!!」

こちらはミライことメビウス。

自分が人間の姿を模る際にモデルにした一人の青年、バン・ヒロト。

彼が生きていたことすら、全く知らなかったミライは、彼に出会えた喜びを胸に、戦い続けている。

「メビウス、また会えて嬉しいよ。」

「ヒロトさん、生きていてくれて良かったです…!!」

彼はいわば自身の分身であり片割れ。

“兄弟”…という呼び方は言い過ぎかもしれないが、そうとってもおかしくないくらい、大事な存在なのだ。

「メビウス、同じウルトラ戦士として、私も君たちの戦いに全力を注ごう!」

「あぁ!よろしく頼む、ギンガ!!」


ウルトラ戦士としての絆が新たに結ばれ、共闘を再開する!







<It's Time for Buster!!>

<Boost up for Buster!!>


こちらはイエローバスターの吉田一美とビートバスターの北郷一刀。

ソウガンブレードとモーフィンブラスターで敵を蹴散らす。

そんな二人のもとに、ギンガレッドとなったシャナと、一刀を主と慕うラブプリアの一行が合流する。

「ご主人様、よくご無事で!」

「あぁ、みんなも無事でよかった!」

「まったくもう…、あたしは別に心配してたわけじゃないんだからね…。」

「まぁ、曹操ったらそんな意地を張っちゃって☆」

いわゆる“ツンデレ”な性格の曹操に、一同も笑みをこぼす。

「一刀、この女たちはお前の仲間か?」

「あぁ。俺が信頼し、愛する仲間たち…。ラブプリアの戦乙女たちだ!」

「ならば、俺はそのしもべとして、協力させてもらおう!」

ビート・J・スタッグも変な意味で新たな決意を固めたようだが、それは置いておくとしようか…。

一方、こちらは?

「一美、どこに消えたと思ったら、いつの間にそんな力を…!?」

「心配かけてごめんね。でも、わたしも坂井くんを助けたくて…。何も出来ずに見ているのは、いやだから…!」

自分もみんなの力になりたいと願った一美。

異世界からの力が、彼女にほんの少しの勇気のかけらをくれたのだ。

「大丈夫だよ。」

そこに、彼女のバディとなったウサダが近寄る。

「今の一美にはスーパー戦隊の力がある。オイラも支えてあげるからさ☆」

機械生命体であるバディロイド。

ロボットにはない豊かな感情がある存在。

そんな彼の言葉には、相棒として戦う意志が込められているのを、シャナは感じていた。

「…約束して…。」

「……?」

「一美は、祐二と同じくらいに大切な存在。絶対に、守り抜いて…!!」

シャナの力強い言葉に――。

「……ラジャラビット!!」

ウサダも強い言葉で返事を返した。











[[ATTACK RIDE“BLAST”!!]]

こちらはディケイドとディエンド。

戦うための力を持っていないネプテューヌたちを後ろに敵を排除しているところだ。

しかし、守りながらこの大混乱を切り抜けるというのも、かなり難しいものだ…。





…とも思われたが…。





―――ズババッ、ドゴッ!!!






そこはヴィーナスペースの女神、戦闘能力は多少なりと備えているようだ。

「力を封じられているとはいっても――!」

「あたしたちだって女神なのよ!!」

「こんな奴らに――!」

「遅れは取りませんよ!!」

回りの戦闘兵たちを次々に撃破していく。

「オラオラオラァ!!来いやぁ!!」

そこに電王たちも合流、良太郎はライナーフォームの状態で、侑斗は特殊形態・ゼロフォームで応戦していた。

「キャプテン、怯まず打ち続けろ!!」

「おうよ、任せろ!!」

さらに、キャプテンシャークもスパイラルランチャーをエリア全域にばらまいて援護する。

「ネプ子〜ッ!!!」

「!?」

そこに自分を呼ぶ声が。

ネプテューヌはその方角に視線を向けた。

すると、爆煙の向こうからバイクに乗った二人の少女がこちらに全速力で近づいてきた!

「アイちゃん!コンパ!」

それは自分たちと同じ世界に住む大親友たちだった。

「ねぷねぷ、無事で良かった〜。」

「全く…、心配したんだから。」

その後に続いて、数名の女の子たちが合流してきた!?

「ねぷちゃ〜ん!!」

「ぷるるん!」

プルルートと呼ばれる少女だ!

…ってちょっと待て!?

その後ろにいる少女たち…よく見ると…!?

「ちょ、ちょっと待って!?」

「同じ女の子がいますよ!?」

クウガ(ユウスケ)とキバーラ(夏海)が気づいた。

こちらにノワールたちを始めとするネプテューヌの仲間たちがいるにも関わらず、プルルートが連れてきた女の子たちはその面々と瓜二つだったのだ!!

「あぁ〜っ!“β(ベータ)”の女神のみんなも!?」

「まさか、“α(アルファ)”のみんなとこんな形で再会するなんてね。」

どうやらお互いに顔見知りのようだが…、一体これはどういうことなのだろうか…?

「海東、どうやらゲイムダストリーとか言う世界の連中みたいだが…、アルファとかベータとか言っているのはどういうことなんだ!?」

「あぁ、説明してあげよう。」



“ゲイムダストリー”は特異的な次元世界で、“α星”と“β星”の二連星で構成されている。

それゆえに、世界観こそ鏡のように瓜二つだが、守護女神の存在やその性格など、それぞれ多少の違いはあるんだ。

唯一大きな違いがあるとすれば、中心地“プラネテューヌ”の守護女神。

“α”は元気活発なネプテューヌが存在するのだが、“β”にはほんわかしたのんびり屋のプルルートが守護を担っている…と言ったところかな?




…確かに言われてみれば、ネプテューヌとプルルートや、妹たち以外の守護女神3人は、外見こそ瓜二つではあるが、どこか違うところが見受けられる。

それに慣れるのには時間がかかりそうだが…。





「啼け!誇り高きヤタガラスよ!!!」

「裂空・光牙、十文字ィィッ!!!!」

「ラグーズ・ウォータル・デル・ウィンデ!」

「へビィバレル!!!」






その周囲では、孫市、タバサ、エクレール、ディエチが各々の武器と必殺技で雑魚たちを吹き飛ばす。

さらには、ストライクウィッチーズのバルクホルンと、ラブプリアの桃香が、それぞれ機関銃と“龍の剣”で戦闘員を倒す。

『調子に乗るなぁ、貴様らぁぁ!!!!!』

――ドドドォォンッ!!!

『!!??』






そこに割り込み攻撃を仕掛けてきたのは―――。

「お前はチュウボウズ!!!」

ネプテューヌたちの力を封じた張本人である宇宙忍者だった。

しかもその周囲には、冥府神ダゴンを始めとする面倒な面子が揃っていた!!







「ッ!!あいつは、ノーザ!?」

フレッシュプリキュアの因縁の敵“ラビリンス”が最高幹部・ノーザ



「あの鋼のモンスターは!?」

「間違いない、“クエスター”だ!!」

“怒りの鬼神”クエスターガイと、“大いなる獣”クエスターレイ――。

ボウケンジャー最大の宿敵に値する、最強最悪の“ネガティブシンジケート”だ。



「くっ、ビショップか…!!」

“ビショップ”ことスワローテイルファンガイア

先代のファンガイアのキング・バットファンガイアの側近として動いていた頭脳派の怪人である。



さしずめ、高圧的な態度を持つ幹部怪人と言うつながりか、その威圧感は群を抜いている。

「怯むな!激戦を潜り抜けた者なら、この程度、どうにでもなる!!」

一瞬ばかり怯みそうになったところに、エクレールの叱責が飛ぶ!

孫市もその言葉に便乗する。

「その通りだ!この世を守る意志を持つものならば、我らの恐れぬ心を、力と共に示すのだ!!」

……しかし、世の中気合だけでどうにかなるほど、甘くはなかった。

その勢いを軽々しくあしらうかのような攻撃が繰り出されたのだ。

ビショップの炸薬燐粉で混乱させ、植物を操るノーザの無数の触手攻撃で一同を拘束、そこからさらに―――。



『どおおりゃああぁぁぁっ!!!!』

――ズバババババッ!!!

――ドドドドドオオォォンッ!!!


『うわあああぁぁぁぁぁっ!!!!』




クエスターたちの銃撃と、ダゴンとビショップの近接連続斬撃で追加ダメージを受けて全員一気に吹っ飛び―――。



『兄貴直伝・“巨大・二の槍”!!!』

――ズドオオォォンッ!!!

『うわっ!!!!』

「もひとつ駄目押し!!!」

『とどめだああぁぁぁぁっ!!!!!!』

――ドドドドドオオォォンッ!!!


『うわあああぁぁぁぁぁっ!!!!』

『きゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!』




最後には全員のエネルギー光線の一閃で一気に一網打尽!!!

大爆発と爆風に周囲が包まれて回りが見えなくなってしまっていた…。

この怒涛の攻撃には手も出せず、しばらくはシーンと静まった…。

「ねぷぅ…、痛かったぁ…。」

「みんな、大丈夫ですかー?」

しばらくして、一部のものが立ち上がる。

「なんとかな…。」

しかし、ここで良太郎が気づいた。

「あ、あれ…!?」

「どうした、野上!?」

「モモタロスたちがいないよ!?」

『えっ!!??』

言われて見渡す仮面ライダーたち。

すると、協力している桃香たちの倒れている姿はあるものの、確かに電王たちの仲間のイマジンたちの姿がない!!??

まさかさっきの攻撃で吹き飛ばされたのか…!!??

「デネブの姿もないじゃねぇか!!」

「モモタロス!みんな!どこにいるの!!??」







「…う〜ん……いてててて…。」







お?……今、モモタロスの声がしたぞ?

すると、それと同時にモモタロスがその体を起こす。

「まったく、ひどい目にあったぜ…。」

するとその声に釣られたか、他のイマジンたちも目を覚ます。

「ここまで総攻撃を仕掛けられるとね…。」

「ま、どうにか全員無事みたいやけどな。」

「でも不思議だね、あの攻撃で全員無事なんて。」

「奇跡としか表現のしようがないだろうな。」

「それはそうと…、なんか、いつもと感覚が違うような…。」

『……;;;;;;』

その瞬間、敵味方問わずその場にいた一同全員が、今のイマジンたちの会話とその現状を同時に疑った。

まさかこんな展開に発展することになろうとは…!

そんな空気をイマジンたちも察し、全員が首をかしげる。

「……ん?…良太郎、どうしたんだ、ボーっとして…。」

「………み、みんな…。今の、その姿、よく見てよ…。」

「ふぇ?」

……“別に何もおかしなこと”…と、イマジン全員が思いながら自分の体を見てみると…。

「ん?…んっ!?…んん〜っ!!??」

モモタロスはようやく異変に気づいた。

両手が人間と同じ肌色、中華系の華やかな衣服に、肩まで伸びるピンク色の髪。

そして何より自分の目線をおろすとすぐさま飛び込む豊満な胸。

数秒の間を置いた直後、モモタロスは目の前の現実に―――。











「だああああぁぁぁぁ〜〜っっっ!!!!!!!」













…………声にならない大絶叫を上げた。











「ちょっと待てぇぇ!!!なんで俺が女の体に入っているんだぁ!!??」

『えっ、一体どうなってるの!!??』



「わ〜ん!なんかものすごく変な感じ。」

『なんだ!?我らに何が起こったのだ!??』



「う〜ん、なんだかとってもカオスな予感。」

『どうなってるの…?』



「でも、あれやな。この体はこの体で意外と馴染むで。」

『な、どういうことだ?』



「ふむ、それは言えるな。」

『な、なんだ!?』



「最初に言っておく!!これはどう考えても事故だ!!」

『いったいどういう訳〜!!??』




憑依したイマジンも憑依された一同も大混乱。







今の光景を巻き戻して確認してみると、実は、先ほどの一斉攻撃の命中直後、それぞれの電王に変身していたモモタロスたちと、デネビックバスターになっていたデネブの変身が強制解除。

その余波で吹き飛ばされた際、偶然それぞれの女の子たちとぶつかったことによって、図らずも彼女たちの意識の中に乗り移ってしまったのだ。







「こ、こんなことって、あるの…!?」

「さすがに、これは俺でも考え付かなかったな…。」

良太郎と侑斗はさすがに呆然としていた。

今まで自分たちの意思で憑依していたパターンが多かったイマジンたちだったが、敵の総攻撃と言う事故が引き金で自分たちの意思とは無関係に、しかも普段なら絶対に入ることのない女の子たち限定と言う条件で、思いも寄らない“憑依事故”が起こってしまったのだ…。

「あいつら…運が良過ぎるだろ…。」

「ぜってー考えられねぇぞ、こんなの…!」

そのきっかけを作った相手側も相手側で呆然としていたのは、言うまでもない。

「貴様ら…ふざけるなぁ!!!!」

思わずクエスター・ガイが突っ込みをいれるほどである。

「でもまぁ、こうなったらやぶれかぶれ……じゃないの、先輩?」

そんな悪い空気を断ち切ったのは、タバサに憑依したウラタロス――さしずめ“Uタバサ”と表現するところか?――だった。

「おい亀!そんなちいせぇガキの体でそんなこと言っても説得力ねぇぞ!」

M桃香がモモタロスの声で突っ込みをいれるが…。

「それはお互い様であろう、お供よ。」

「そうだよ、それに何だか面白そうだし、このままやっちゃおうよ!」

WエクレとR孫市は既に“乗りかかった船”として受け入れているようだ。

「せやで、ただでさえ周りの状況が状況や!文句言っとる暇はないで!」

「俺たちの仲間の体だ!分かってくれるはずだ!」


KバルクホルンとDディエチも覚悟を固めている様子。

……落ち着いて考えてみれば、確かにただでさえこの宇宙衛星が大ダメージ必至の状況下なのだ。

文句を言っている暇はどこにもない。

「チッ、仕方ねぇ!」

腹を括ったイマジンたちは前に出て並び立つ。

「おい、悪いがしばらくこの体を借りるぜ。後で埋め合わせを考えるからよ!」

「いきなりで驚きましたが、今回は致し方ありません。あなた方の戦いに併せます!」


桃香の言葉に同調するかのように、他の面々も決意を固める。

「我らの戦いとそなたらの戦いを併せた未知の領域、これもまた運命ならば、それに踏み入るまでだ!!」

「全く、とんだ災難だが…、愚痴はここを切り抜けてからだ!!」

「そうだね。」

「…行こう。」

「はぁ…、出来るだけ傷は最小限にしてくれよ。」


了承と承諾の言葉が交わされ、6人はデンオウベルトを装着した。

「よぉ、待たせたな!俺たちの新たな変身を見せてやるぜ!!」

M桃香の合図で、全員がライダーパスを構えた!









『変身ッ!!!!!!』

<Steel form> <Magus form> <Dynamis form>

<Blast form> <Cygnus form> <Arided form>








普段の電王と違うことに気づいたのは、その直後だった。

ソードフォームに酷似した剣士形態・“スティールフォーム”――。

ロッドフォームが魔法使いの姿となった“マグスフォーム”――。

アックスフォームが変化した“ディナミスフォーム”――。

ガンフォームの強化版“ブラストフォーム”――。

ウイングフォームによく似た“キグナスフォーム”――。

NEW電王ベガフォームのマイナーチェンジ版“アリデッドフォーム”――。

いずれもそれはこれまでの電王とは異なる特殊な姿だったのだ。









『俺たち、再び参上!!!!!!』



















































今、“プラズマディストーションフィールド”のとあるコースを、一隻の宇宙戦艦が航行していた。

“ビクトリウムフェニックス”と名づけられたその船は、プラズマ界の新天地を求めて何百年もの間旅を続けている放浪の一族が継承し続けた、一つの大きな遺産である。

その内部は、近未来の防衛軍の秘密基地と、不思議な洞窟が同居したかのような独特の空間が存在している。

「……それで、我々にその支援を頼みたい、ということですか?大野さん。」

内部に存在する“謁見の間”では、放浪の一族の女王が、ブライトルーパーズの大野と通信を交わしていた。

その傍らには、彼女に協力する特殊部隊の面々や、彼女の同族の代表者が集まっていた。

『はい、既にこちらのほうで先遣隊をシードピアに向かわせました。あなたがたにも、その援助を賜りたいのです。』

通信の傍らで、自身たちが先ほどまで体験した戦いの様子も報告していた。

“亜空軍”と呼ばれる闇の陣営、ミッドチルダの突然の消失、スーパー戦隊の復活と仮面ライダーの出現…。

そして、その極大級の大騒動が、“シードピア”と呼ばれる次元世界を中心に巻き起こしていること…。

さらに、過去や未来を問わず、世界融合の渦が大きくなっていること…。

それは、今までプラズマ界を放浪し続けてきた彼らにとって、経験したことのない脅威だった。

話を聞くたびに厳しい表情を浮かべる女王。

そんな彼女に、“一族の勇者”である男が進言する。

「亜空軍の存在は、世界の壁を越えて知れ渡る、プラズマ界最大の脅威です。我らだけで対抗するには、戦力があまりにも乏しく、不安が残ります。」

続いて、ブライトルーパーズのエンブレムを付けた科学者と、W.M.G.の制服の男が進言する。

「シードピアと言う世界に、亜空軍に相対する者たちがいるなら、彼らこそ我らの同志。ここは、彼らの世界に赴き、戦い続ける戦士たちに手を差し伸べるべきだと思います。」

「W.M.G.のサコミズ総監からも、GUYSクルーたちと共に向こうに向かっていると言う連絡を受けています。我々も、彼らに何か出来ることをしてあげたいのです。」

彼らの言葉を聴き、やがて女王は口を開いた。

「……いいでしょう。陣野司令、艦内の主要クルーと協力者一同をここへ。我ら“A.A.A.(トリプルエース)リネージュ”は、シードピアに向かいます!」 「ガレット(Got it)!!」



---to be continued---


☆あとがき

3ヶ月ぶりの更新完了〜〜ッ!!!!!!

…と意気込んでみたものの、精神的な意味も含めた力不足でこれが年内最後の本編更新となってしまいました…。
この“イマジンとんでも憑依”の流れの構成に手間取っていたこともそうですが、リアルワールドのアルバイトでもミスを連発していて色々と怒られていた実情もあったりしています……。
……はい、言い訳にもなりませんよね…。(ため息)

さて、次回の更新では来年度に関するある予告を掲載したいと思っています。
…と言っても、また新規参戦メンバーネタになるんですが、詳しい中身は…まだ教えません。








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