Phase190 FWパニック・CONVERGE
7th Connect〜スーパーヒーロー必殺技大乱舞!!!〜

ヘンダー城近辺での大乱闘戦も、終盤に差し掛かっていた。



百獣戦隊の新覚醒、新ライダーの登場、さらには―――。

「アクションビーム!!!!」

しん王ことしんのすけの新たなイマジンたちの参戦と言う新たな布石が投じられたのだ。

そのしん王、アクションビームの一閃で怪人たちにダメージを与えれば―――。



<KANTAM-FORM>

「カンタム・メガトンパ〜ンチ!!!」




カンタムロボに酷似したメカメカしい姿でのロケットパンチを食らわせてさらに怯ませるなど、5歳児とは思えない大きな躍進振りを見せていた。

―――ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!

ふと、なにやら轟音が聞こえてきた…!

振り返ると、ジグラッドがボディに隠していた巨大な砲身を伸ばし、砲撃体制を整えているではないか!!!



「げっ!!でかいのが来るぞ!!」

「みんな、逃げて!!!」




ハッターとフェイが大声を上げて連合軍たちに一斉退避を伝えるが――。

「けっ、逃げたところで無駄なこと!この砲撃を防がんと、お前たちのいるこの衛星がどうなっても知らんぞ!」

確かにこれだけの大砲撃、避けたところで被害が増すだけだ!

しかし、対応策を考えている暇もなく、ジグラッドの攻撃が放たれた!

すると、その射線上にAKATSUKIを纏ったカガリが立ちはだかった!

―――5・5・3+ENTER

[“YATA-NO-KAGAMI”]


テンキーを入力して何かを発動させたと思いきや、突然彼女のアーマーが光り輝き、そしてジグラッドのビーム攻撃を空中に跳ね返したではないか!

金色に輝くカガリのGUNDAM・“AKATSUKI”だけの特殊能力・“ヤタノカガミ”。

発動コードをビルドマイザーで入力し、発動すると、1分間だけビームを逸らして別方向に向かわせることが可能なのだ。

「な、何ィィ!!??」

しかもこれだけでは終わらず―――。

―――キュウィイインッ!!

得意の超能力でビームの先に向かっていたスマブラチームのネスが、“サイマグネット”と言うシールドを発動させ、ビーム攻撃を全て吸収した。

「うそだろ、おい…!!」

ヒルカメレオンもこのオーバーチートスキルには呆然…。



―――ゴオオォォォォ!!!!

ふと、何やら吸い込まれるような感覚の強い風の動きが…!?

しかもその風の向きに押されるかのようにジグラッドがズルズルと引きずられている…!?

「これって…!!??」

一同が視線を向くと―――、これまたいつの間にかそこにいたカービィがジグラッドを吸い込み始めたではないか!!??

あれ!? でも待てよ…!?

よく見たら、このカービィ……、体が虹色だぞ!?

「ぬ!?これはいかん!」

メタナイトの脳裏に嫌な予感が過った。

「え!?どうした!?」

アキバレッド=京介が思わず尋ねる。

「あの姿は“ビッグバン”!カービィの吸い込み能力そのものが数倍に強化され、自分の数倍も大きい物体を加えて、それを吐き出すことが出来るんだ!」

吸い込み能力そのものが強化される!?

それってつまり…。

自分たちもビッグバン吸い込みの餌食になってしまうかもしれないってこと!!??

これには思わず敵味方を問わず全員がしがみ付く。 だが、4足歩行のジグラッドは物にしがみ付く術がなく、徐々にビッグバン吸い込みの引力に引かれ、そしてついに―――。





―――バキャッ!

―――ガポッ!






ジグラッドの砲口のパーツが外れ、それがカービィの口にすっぽりと納まった!?





――ポンッ!

―――ズガッ!

―――ドカアアァァァンッ!!!!!






そしてすぐさまそれを吐き出してジグラッドに攻撃!

破片が突き刺さった瞬間大爆発を起こし、ジグラッドは火花と電流を撒き散らし、機能不全寸前まで追い込まれた!

「ゲゲッ!!??」

「なんだと…!!??」

その隙を見逃さなかった雷電とナナマルは―――。

「ナナマル!一気に決めるぞ!」

「オッケー、兄貴!全武装完全解放だああぁぁぁ!!!!」

アーマードコアの全ての武装を解放し、ミサイルやマシンガン、ビーム砲などをありったけぶつけていった!

「こっちも行くわよ!ビビット・ハートッ!!!」

「スライプラー・メガトンキャノンッ!!」

「一気に決めるぜ!ビームトンファーッ!!!!」


フェイ・イェン、ハッター、クライドのバーチャロイド連合軍も間髪いれず総攻撃!

「あたしも混ぜて!“ヴァルシオーネ・ビームキャノン”発射ァッ!!!」

とどめはしょこたん店長のオリジナルバトルアーマーの必殺武器の砲撃!

強力な攻撃を間髪いれず浴び続けたジグラッド、ボロボロの状態で耐え切れるはずがなく―――。



―――ズドオォォンッ!!!!!



ジグラッドは大爆発して四散した。





「……………!!!!!!」

「うそ、だろ…!!??」

「し、信じられん…!!!」

行動隊長3人、切り札のジグラッドを破壊されて目を疑った。







<SHIN-MEN FORM>

ゴーゴーSHIN-MEN・ゴールデンファイヤーシュートッ!!!」

―――バキキッ、ドカドカァンッ!!!

「「「ぬごおぉぉっ!!!」」」






さらに、しん王が新たな力でイマジンたちを圧倒すれば―――。





「ライダーシューティングッ!!!」

「ライダースラッシュ!!!」

「ライダースティング!!!」


新たな仮面ライダーとなったウィッチ3人が必殺技でダークヘッダーたちに大ダメージを与える。





「サーベルストレートォッ!!!!」

<FINAL ATTACK RIDE、“DI DI DI DIEND”!!>

「ディメンションシュートッ!」




さらにソラたちも追撃を仕掛けて怪人たちを吹き飛ばす。



そして気が付けば、ヒーローたちの猛攻撃によって吹き飛ばされた怪人たちが一箇所に集められた。

「ゲゲッ!!?この流れは…!」

「嫌な予感しかしない…!!」

その予想はズバリ、大当たりだった。





!!!!!』

“破邪聖獣球”!!」

「ライフバード・ブレイカーモード!!」

「「「「「ハウングキャノン!!!!!」」」」」


ポールポジションスーパーハイウェイバスター!!!!!』

アテンションウイングブースター!』

「Vターボバズーカ!!!」

「ギガフォーミュラー、イグニッション!」


!“ファイナルガジェット”!!!」

「烈火大斬刀・大筒モード!!!“海老・六輪弾”!!!」

「スーパーモウギュウバズーカ!!!」


アセンブルゴセイバスター!』

「ダイナミック・レオンレイザー!」

!!

「ルーマ・ゴー・ゴジカ!!」

「マージ・ゴル・ジー・マジカ!!」

スーペリアダイノボンバー!』

「ファイヤーバズーカ、スタンバイ!!」

「サバイバスター・スナイパー!」
クライマックスシュート!!』

「サガスナイパー・サガストライク!!」

『獣撃棒・!!!』

「キングビクトリーフラッシュ!!」

オーレバズーカ!!
!!!

「「「“萌えマグナム”トリプルシュート!!!」」」
『行くぜっ!!!』

スーパー戦隊連合軍が必殺アイテムを続々と構えて―――!





「「「ファイナルキー、発動!!!」」」
[[[FINAL CRUSH!!]]]


エクシードラグーンたちが最後の鍵の力を解き放つ――!





[FINAL VENT]

[Exceed Charge]

[LIGHTNING SONIC]

[All Zecter Combine!!]


「ウェイクアップ!」


[IXA CALIBUR RISE UP]

[ACCEL FANG JOKER SKULL MAXIMUM DRIVE]

スキャニングチャージ!!>

「ブレストキャノン・シュート!!」
<CELL BURST>






仮面ライダーたちも最後の一押しをかける。

ふと、ディエンドがカードホルダーから5枚のカードを取り出すと―――。

「GUNDAMの少年たち!これを使いたまえ!」



[FINAL FORM RIDE、“GA GA GA GAREN”、“G G G GRAVE”、“THE THE THE THEBEE”、“D D D DRAKE”、“SA SA SA SASWORD”]



『ぐっ!!??』



ファイナルフォームライドを発動、ギャレン、グレイブ、ザビー、ドレイク、サソードが、それぞれの特徴的な姿へと変貌し、それらがキラたちのもとへと飛んでいった。



「おわっ!!??」

「っ!!」

「まぁ!」

「これは…!」

「スゴイ…!!」

シンにはグレイブが変化した大型剣“ラウザーグレイブ”が――。

キラにはドレイクの変化形態“ゼクタードレイク”が――。

ラクスの手元にはギャレンが変化を遂げた“ラウザーギャレン”が――。

アスランには、サソードゼクターを模した大型剣“ゼクターサソード”が――。

そしてカガリの右腕には、ザビーゼクター型の巨大な槍・“ゼクターザビー”が、それぞれ装備された。

さらに、その後に続かんといわんばかりにプリキュアたちも必殺攻撃のフォーメーションを構え、準備を整えていた。

「よし!行くぞ!!!!」

全ての準備が整ったその瞬間、ディケイドとディエンドは共通のカードをドライバーに装填して発動させた。



[[FINAL ATTACK RIDE、“ALL H H H HEROES”!!!!!!!]]



『いけえええぇぇぇぇっ!!!!!!』

『うおおおおぉぉぉぉぉっ!!!!!!』

『はあああぁぁぁぁっ!!!!!』

『とぉりゃあああああぁぁぁぁっ!!!!』





『うぎゃあああああぁぁぁぁぁ!!!!???』














その瞬間――――。













―――キラッ









―――ズドオオォォォォンッ!!!!

『どひゃああぁぁぁっ!!!!??』








その大爆発は、現場に向かっていたコースケたちにも、大轟音と地響きと爆風のトリプルインパクトとして伝わり、一同はその衝撃で全員ずっこけてしまった。

しかも運が良かったのか悪かったのか、大爆発現場の200メートル手前と言う至近距離だった。

「び、びっくりした〜…。みんな、大丈夫?」

「な、なんとかね…。」

一行には被害はないものの、この衝撃は今までの防衛戦の中でもトップクラスのものに当てはまるのは間違いない。

「今の大爆発は、丁度私たちが向かっているポイントとほぼ一致している。」

「多分、あのへんてこな城の反対側のほうですね。」

長門と古泉の予測が確かなら…。

「僕らの仲間もきっとあそこだ!」

「ヘマをしていないことを祈るしかないわね。」

「現場は近いな。」

「うむ。急ぐぞ!」

一行はすぐに移動を再開、現場へと向かった。







……最早“必殺技と言う名の数の暴力”としか言いようのない大きな大爆発を放った現場。

この超絶的な攻撃で怪人やロボット軍団も耐え切れるはずがなく、そのほぼ全てが消滅していた。

だが、行動隊長3人だけは辛うじてアマダムの防御魔法で首の皮一枚繋ぎとめていた…。

「あ゛〜、死ぬかと思ったぜ…!!!」

「こいつらが力をあわせるとここまで凄まじいものなのか…!!!」

「おかげで怪人や戦闘兵どころか、ジグラッドまでも消滅しちまったからな…!!」

息も絶え絶えの3人、攻撃を防ぐので精一杯といった状況だった…。

「てめぇら、この屈辱、絶対忘れねぇからな!」

「次こそはギタギタにしてやるぞ!」

「覚えてろよ!!!!」

3人は捨てゼリフを残して、亜空間に消えていった…。

ようやく緊張感がほぐれ、一息を付けることが出来た一同。





「えっと、この辺りのはず……、えええぇぇぇぇ!!!!????」

『!?』






青年の声が聞こえ、全員がその方向を向く。

そこには、目の前の現状に唖然とする一人の男の姿が。

「どうしたのよ、コースケ。大声出して。」

「何かあったの?」

するとそこに、ゾロゾロと多数の個性的な顔ぶれが揃ってきた。

そして、一同が“その光景”を目の当たりにした瞬間―――。





『…え!?』

『はい!?』

『なっ!!!???』



『なんじゃこりゃあああぁぁぁ!!!???』








一同が目の当たりにした光景。

それは、このエリアで先ほどまで戦っていた戦士たちの合体攻撃の爪あととも言うべき巨大な穴だったのだ…!

「こ、これは…!」

「やりすぎでしょ…!」

ブロッサムとメロディも、この大きな爪あとには唖然とするしかなかった…。



「チーフ!」

「課長!」

「「!?」」




ふと、自分たちを呼ぶ声が。

その方向に視線を向くと―――。

「ソラ!」

「雷電!無事だったのね!」

コースケたちの合流によって、シードピア連合軍がこれでほぼ全員集合となった。



「…!」

ふと、その背後からついてきていたレジーナたち5人、目の前の連合軍たちの中に不思議な面々がいることに気付いた。

「あれって、プリキュア…!?」

「えぇ、間違いないわ…!」

“伝説”のプリキュアオールスターズの一同、その本物をこの眼で見ることになるとは…。

「マナたち、無事かしら…。」

レジーナの脳裏に過ったのは、自分たちの友であり仲間でもある“彼女たち”の安否。

今頃どこでどうしているのか…。

























――――突然だが、ナナミの転送直後まで時がさかのぼる。



「ブレイブコネクト?」

目の前に現れた空間モニターと、遠距離からの特殊転送魔法に驚いた一同に、アキッキーがメンバーたちに解説していた。

「ワシらの“フロニャルド”の勇者のみが使える特殊ネットワーク機能じゃ。」

「伝説の英雄王・アデル様を中心に、シンクたち3人の間で通信をしたり、ワープ能力を使うことが出来るんだ。」

“輝力”と言う魔法に酷似した能力を使うことの出来るフロニャルドならではの特殊能力である。

「すごい力ですね、機械を通さずに通信をすることが出来るなんて!」

「私たちのパパが知ったら、物凄く興味がわくでしょうねー。」

フローリアン姉妹も初めて見る力に興味津々である。

『おじさま!お話中ですけど、いいですか?』

「む?モアどのか?」

ここで、オペレーションルームのモアから通信が入ってきた。

『エリアルベースの左舷11時の方角から救難信号を受信したんですけど…。』

「救難信号、ですか?」

この空間で救難信号?

珍しい話だ。

一同も予想外の話に首を傾げる。

「発信源はどこですか?」

『ロボット兵器からみたいなんですけど…、状況的にかなり厳しいみたいです。』

「どういうことだ?」

『発信源の周囲を真っ黒なロボットたちが取り囲んでいるみたいなんです。…って言うか、亜空軍?』

―――!!!??

亜空軍が現れた!?

「モアどの、その状況をモニターに出すであります!」

『了解です!』

すぐにその様子がモニターに映し出された。

そこには確かに真っ黒な亜空軍所属と思しきロボットたちが取り囲んでいた。

さらに疑問なのは、彼らが狙いを定めている相手だった。

そのロボットたちはいずれの次元世界でも見たことのないロボット型駆動兵器だった。

『割り込ませてもらうわよ。』

その通信に入り込んだのは、“薔薇の三姉妹”のリーダー“シルビー・ファング”だった。

『救難信号はこっちでも確認できたわ。それに、あの黒いロボット、あれはあたしたちの世界の敵軍兵器・シャドウバーチャロイドたちよ。』

「…やっぱり亜空軍だったのか。」

そう簡単にこちらを休ませてはくれないようだ。

「…それにしても、シャドウバーチャロイドが取り囲んでいるロボットども、あれは何者なんだ?」

「うむ…、疑問はご尤もだが、今は亜空軍を倒すのが先じゃ。」

事情の把握はあのロボットたちを救助してから。

全員の考えは一致した。

事態収拾のため、バーチャロイド連合軍と勇者特急隊、さらにケロロ小隊一同とゴーバスターズが緊急出動することになった。



















































「…魔法の力と未来世界の技術が融合した世界…“ミッドチルダ”?」

「そして、遥か彼方の星からやってきた超人“ウルトラマン”…?」

一方、亜空間を彷徨う“ネームレス・ハウンド”なる謎の黒軍服の一団は、自分たちの前に現れた二人の戦士たちから情報の共有を受け取っていた。

しかし、今まで自分たちの世界である“バサラワールド・ガリア公国”に住んでいた彼らにとって、そうそう信じられる話ではなかった…。

「この状況、考えられるとすれば…。」

「以前、私たちが経験した…。」

「あぁ、その類で間違いない。」

ただ、その中で部隊の中心である3人――クルト・アーヴィング、リエラ・マルセリス、イムカは、二人の戦士――仮面ライダーエターナル・大道克巳、ウルトラマンエース・北斗星司の話を聞いて、脳裏にかつての出来事を見出していた。

すると、クルトは仲間たちでさえ予想もし得ない言葉を口にした。

「ダイドウ・カツミ、一つ確認したい。我々のこの現状から察するに…、“平行世界の融合が起こっている”…と考えていいのか?」

「…ほう?意外だな、この状況を早々と理解する奴がいるとは…。話が早いってものだ。」

克巳もクルトの発言に目を丸くすると同時に、理解の早さに感心していた。

「俺とリエラとイムカも、これに似た経験を味わったからな。」

「ちょっと待て!」

ふと仲間たちの一人が声をかける。

「似たような経験って…!お前ら、どういうことだ!?」

「えっと、その、どこから話せばいいか…。」

詰め寄られ、リエラが返答に困った、そのとき!

「待て!向こう側から何か来る!!!」

『!?』

何かを察したのか、イムカが自分の大型武器を構えて叫んだ。

一同も危険を察知して身構える。

「ほう、気配を殺したつもりだったのだが…。」

「意外と出来るみたいだな…。」

現れたのは、金色の装飾を纏った青いボディの怪人と、全身赤紫色の異星人だった!





「アイズドーパント…、ドクター・プロスペクトか!!?」

「貴様は…、異次元超人ヤプール!」


























「これは…。」

こちらは単独行動中の“ライジングイクサ”こと正夫。

連合軍のメンバーたちから外れ、メディアステーション内で探索していたのだが、その道中で…。

「どう考えても、亜空間のゲート…だよね。」

そう、なぜか道の片隅に亜空間のゲートがぽっかりと口を開けて構えている…。

いかにも“この先は罠ですよ”といわんばかりの怪しい雰囲気が感じ取られる。

しかし逆の意味を捉えれば…。

「無用心だな、こんなところに開けっ放しなんて…。」

そう、まるで家の鍵をかけ忘れたうっかりさんとも取れそうな雰囲気なのである。

「……だが、ここを通ればあいつらの本拠地に忍び込めそうだな…。よし!」

正夫、危険な雰囲気を感じつつ、意を決して亜空間のゲートに入り込んだ。

暗くて、異様な雰囲気を放つ亜空間の内部。

まるで、出口の見えないトンネルを突き進んでいるかのようだった。

…5分くらい歩いただろうか、急に亜空間のゲートから脱出した。

「おっと!?」

いきなり周囲の空気が変わったことに気付き、正夫は歩みを止める。

「……!!!」

周囲を見渡すと、メディアステーションやユグドルシオンとはまた違う雰囲気の近代的な場所に来ていることに気付いた。

そう、巨大な戦艦に来ているかのように……。









この10数分後、正夫は知ることになる…。









自分がたどり着いたこの場所が、亜空軍の巨大母艦“アドラメレク”の次元ワープゲート区画の一部だったと言うことに…!!!!



---to be continued---


☆あとがき
メディアステーション、被害がさらに拡大してしまったようです。(苦笑)
さて、ヘンダー城パートはこれで一区切り。コースケたちもようやく合流完了と相成りました。

一方で、ネームレスたちも、久々に登場の正夫も、大きな動きを見せているようです。
特に正夫、久々に出番をあげたらいきなり敵の本丸に乗り込んでしまうという急展開!!??
折角なので、今後のパートで彼にも大いに暴れてもらうとしましょう!



inserted by FC2 system