Phase169 フュージョンワールド・パニック
〜Research No.14:ULTRA-Action-ZERO〜


―――ズドオオォォンッ!!!











時間が止まっている時の砂漠で展開されているクイーンブリッツライナー。

そこで鳴り響いた爆音と爆発。

時の砂漠の入り口を突き止めた亜空軍の軍勢が一気に攻め込んできたのだ。















ちなみに、今回、クイーンブリッツライナーに現れた亜空軍の顔ぶれはと言うと―――――。

















「でへへへ…、結構キレイな女子(おなご)がいるじゃねぇか!」

―――ベロベロベロ

「何よこいつ!気持ち悪いじゃない!!!」

―――ズシンッ!

「ぐおっ!!?この妖怪め!!そこをどけぇ!!!」


「いやだね!それにお前も結構美人だしな!」

ラブプリアの一行やタキを苦しめているのは、口の部分がファスナーになっていて体中にボタンをつけた軟体生物っぽい怪人

しかもかなりのセクハラ紛いの台詞や攻撃で翻弄しているため、一同にとっては大迷惑な奴である。









「たあああぁぁぁぁっ!!」

―――バババババババ!!!

―――キュウゥゥンッ!!




「フン、そんな攻撃は効かないな。」

医療施設に出てきていたガスドリンカーズに酷似した外観で胸に魔法陣の様なものが描かれた怪人と相対するエクシードラグーンだったが、射撃攻撃が全て吸収されてしまうために、反撃が出来ない。









その他にも―――。









・全身が歯車で構成されたロボット怪人

・メカニカルなカニの怪人

・任侠映画に出てきそうなヤクザに蛇のイメージが混在した怪人

・巨大な石膏像の怪物










さらに戦闘兵として、漫画に出てくる悪魔を思わせるような風貌の黒い軍団も紛れている。

「どおぉりゃああぁぁぁぁ!!!!」

この思いもよらなかった襲撃を見かねた幸村たちも、助太刀として協力することになった。



「Yeah,Ha!!」

「ほいさっさ!」




自慢の武器を振り回しながら漆黒の戦闘兵たちをなぎ倒す一同。



「ニンジャソード!」

「マジン一刀流・二の太刀!」

「シグナイザー!」




さらに、レンジャーズストライクからはニンジャマン、ガンマジン、シグナルマンも参戦。

魔戒騎士の武器を持って戦うありすもいる。

そして、いつの間にかクイーンブリッツライナーに来ていた“スマップライダー隊”の一同も戦線に加わる。







さらに、それ以外にもこんな面々が揃っていた。











・赤髪でローブを着た青年

・ダメージジーンズとTシャツを着て刀を持った女性

・女教師の様な外見で手に巨大な本を持った女性

・無表情な感じのメイド

・頭に羊の様な角と天使の輪を持ち、スタンロッドを手にした少女

・黒髪巨乳の少女&金髪のクールな感じの少女












いずれも、ミキシングローバルの影響に巻き込まれて亜空間を彷徨っていた一同であり、亜空軍の襲撃直前にフィールドに迷い込んできたのだ。

当然ながら、最初は異形の連中が現れたことに混乱していたのだが、この場に残っていたファム(インデックス)、歌舞鬼(ドクロちゃん)、ナイト(操緒)&羽撃鬼(智春)の仲介で事情を察知。

一同はCVPのメンバーとして援護を手伝うことになったのだ。

「マルコシアス!暴れるよ!」

「おうよ!!」

「ティアマトー、私たちも続くであります!」

「承知。」

炎を纏った二人の女性が、使い魔と思しき二体の異形の存在と共に攻撃を開始する。

「ステイル、タバコを吸っている暇なんてないですよ!」

「気乗りはせぬが、インデックスのために戦うとしよう。」

赤髪の男も、刀を持った女性の言葉を受けて、自身の力を解放して敵に立ち向かう。

「もぉ、ただでさえお腹空いて力が出ないのに!!」

「文句を言っている暇はないですよ!」

「こうなったらあいつらを全員不幸にしてやるわ!」

天使の少女と、黒髪の巨乳の少女と金髪の少女も、覚悟を決めて突撃するが―――――。









―――ズドドドォォンッ!!!

『うわああぁぁぁっ!!!』










敵軍の反撃を受けて一気に吹き飛ばされた。

「へっ、生意気な小娘どもが!」

リーダー格と思われるカマキリを模したスーツを着た感じの怪人―――ギリンマの余裕の一言。

援護に回っていた面々も徐々に追い込まれ、形勢が逆転されつつあった…。









「シルバークロス!!」

「グレンスパーク!!」

「エメリウムスラッシュ!!!」






―――シャキイィンッ!!
―――ゴオオオォォォッ!!!
―――キイイィィィンッ!!

―――ドゴオォォォンッ!!!

『のわあああぁぁぁぁっ!!??』

『うわああぁぁぁっ!!??』










別方向からいきなり謎の攻撃!!??

しかもそれらは確実に亜空軍の一部に僅かながらダメージを与えていた。

さらにその攻撃によって亜空軍の幹部と怪人たちは一気に吹き飛ばされて、まるでゴミ溜めのように積み重なっていった。

一同が振り返ると、頭部がまるで燃える炎のようになった赤い戦士と目の部分が十字状になった緑の戦士、そして、銀色の装甲が輝いて映える、青と赤のボディを持つ戦士が現れた。

彼らは上空からいきなり飛来し、出会い頭の攻撃を繰り出したのだ。

そんな彼らが亜空軍に立ちはだかるように、戦士たちの前に降り立つ。

「ななっ、何だあの者たちは!?」

「おいおい、また随分とInterestingな連中が来たものだな…。」

亜空軍を撃破したことから、どうやら彼らも亜空軍と相対するものたちのようだが…。

「……!?」

ふと、銀色の戦士の目が、エクシードラグーンの孝と麗の姿を捉えた途端、振り向いたと同時に思いも寄らなかった一言を口にした。

「お前たち…、コムロ・タカシとミヤモト・レイだな?」

「「!!」」
「!?」


初対面の存在にいきなり名前を言い当てられたことに、二人は心臓が飛び跳ねた。

さらに、二人の仲間であるベルーノも、目を見開く。

「フ…、やっぱりな。」

確信を得た銀色の戦士は―――。







―――ピカアアァァッ







右手を目元に当てた途端に光に包まれた。

光が収まると、彼は一人の人間の姿になっていた。

その目元にメガネに似た不思議なアイテムを翳して…。

それを目元から離し、素顔が露になると―――。







「「!!!!!!!!!!」」







今度こそ二人は息を呑んだ。

いや、あまりにも信じられなかったからだ。

“あのときに死んだ”と思われていた青年の微笑が、そこにあったからだ。

衝撃的過ぎたその展開に、孝と麗は呆然と立ち竦み、麗に至ってはそれまでずっとしまっていた感情がこみ上げ、涙が出そうになっていた。

「嘘、だろ・・・・!?」

「生きてた・・・・・!!」

夢か幻か…?

そんな二人の不安は―――。

「……また会えたな。麗…、孝…。」

彼の―――井豪永の一言で一気に吹っ切れた。

「永ッ!!!!!!」

麗は耐え切れなくなり、彼の胸に飛び込んだ。

その体を永はしっかりと抱きとめる。

「本物なのね…!?幽霊じゃないわよね!!?」

「あぁ…。ただいま、麗。」

「ぅ…ぅ…っ……!うあああああぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

今度こそ我慢の限界を超えた麗は、周囲をはばからず大声で泣き出した。

出会うこともないと思っていた存在、感じることもないと思っていた温もりに、再び出会い、感じることが出来たのだから。

「永……。」

震える声で彼の名を呼びながら、歩み寄る孝。

よくみると、彼の瞳からも涙が溢れている。

「よく生きてたな…、お前…っ…!」

「…あぁ…。」

彼も実は嬉しかったのだ。

実質的恋敵でありながら自身にとっての親友の彼に会えたことが…。

永はそんな彼の手をとって抱き寄せる。

「孝…、麗を守ってくれて、ありがとな。」

「…っ…!」

「やっぱり…、親友のお前に託して、良かった。」

「……っ、永!!」

耐えられなくなった孝も、その腕の中で嗚咽を漏らしながら泣いた。

事情を飲み込めない者たちは、何が何だか分からず、ありすを含め全員が呆然とするしかなかったが、ただ一人、二人の事情を知っているベルーノは、その光景を微笑ましく見守っていた。











「だあああぁぁぁぁぁぁッ!!!!」

―――!?












すると、このエリアの行動隊長・ギリンマの怒りの声が響いた。

自分の上に乗っていた怪人たちをどかすのに手間取った上、自分たちを無視した感動路線に怒り心頭になっていたのだ。

「俺たちを無視して三文芝居とは、いい度胸じゃないか…!」

ようやく怪人たちをどかして体勢を立て直すことが出来たギリンマ、武器を構えて反撃を試み―――。







―――ズドドドドドドド!!! 『のわっ!!!??』







…ようとしたところを挫かれた不意打ち。

「皆さん!」

そこに合流してきたのは、キノ、乃木坂春香、ようこ、逢坂大河、伊里野加奈、そして“ディケイドチーム”の紅一点・夏海だった。

「お待たせしました、クイーンブリッツライナー内部の戦闘員を全て倒してきました。」

そう、彼らは合流に遅れたのではなく、先ほどまで内部にぞろぞろと登場していた戦闘員たちを倒すために別行動をとっていたのだ。

「なにいぃっ!!??全滅だとぉ!!??」

こうもあっさりと片付けられてしまったことに、目を見開くギリンマ。

この瞬間、連合軍の反撃の準備が整った。

「さてと……。」

ベルーノが永たちの隣に並ぶ。

「3人とも、再会に感涙するのは後回しにしよう。」

「今はこいつらをブッ倒すのが先だぜ。」

彼とザンリュウジンの言葉が、3人の顔を引き締めさせる。

孝と麗は涙を拭う。

「あぁ、分かってる…!!」

「永と一緒に戦えるなら、怖くないわ!!」

二人は武器を構えて“鍵”を取り出す。

「ヒサシ、だったな。後で詳しい話を聞かせてもらうぞ。」

「…はい!勿論です!!」

武器と鍵を構えたベルーノの言葉に返事した永は、先ほどのメガネ型アイテム・ウルトラゼロアイを取り出す。

その後に続き、夏海とCVP一同も、臨戦態勢を整えた。













「よぉし、みんな…、行くぞっ!!!」 『おうッ!!!!』





「ゴッドリュウケンキー!」

「マグナリュウガンキー!」

「リュウジンキー!」

「「「発動!!!」」」

―――CHANGE GOD RYUKENDO

―――CHANGE MAGNA RYUGUNOH

―――CHANGE RYUJINOH




Standing by



「撃龍!」 「剛龍!」 「斬龍!」



―――変身ッ!!!!!

「デュアッ!!!」



COMPLETE

Open UP














光に包まれた戦士たちがここに勢ぞろいした……!!!





















「悪魔の申し子を断罪する、神の龍の申し子!
魔弾剣士・ゴッドリュウケンドー!

「無限の力を燃え上がらせる、双龍の狙撃手!
魔弾銃士・マグナリュウガンオー!

「闇を切り裂く、漆黒の刃の化身!
魔弾闘士・リュウジンオー!

―――ライジン!!!!!!




鍵の力を解き放った3人の体が、3匹の光の龍の力を受けて、魔弾戦士の姿となった。









「猛牛重戦車・仮面ライダーゾルダ!!」

「蒼銀の武装戦士・仮面ライダーG3-X!!」

「幻影の白鳥・仮面ライダーファム!」

「爆炎の魔狼・仮面ライダーラルク!」

「歌い舞う天使鬼・仮面ライダー歌舞鬼!」

「氷結の猛虎・仮面ライダータイガ!!」

「三撃の銃戦士・仮面ライダーデルタ!」

「漆黒の鏡面騎士・仮面ライダーナイト!」

「天駆ける鷹鬼・仮面ライダー羽撃鬼!」

「白き勇気の翼・仮面ライダーキバーラ!」

「愛のために戦う戦士・仮面ライダーG!」

「豪放磊落な乱撃手・仮面ライダーK!」

「拳の力を極め続ける者・仮面ライダーT!」

「天衣無縫の野生児・仮面ライダーS!」

「怖いもの知らずの喧嘩ファイター・仮面ライダーM!」










各々の力を解き放った仮面ライダーたちも、自身のキャッチコピーと併せて名乗り口上を上げる。











「光の勇者、ウルトラマンゼロ!」

「炎の用心棒、グレンファイヤー!」

「鏡面世界の守護者、ミラーナイト!」

―我ら、“ウルティメイトフォースゼロ”!!




そんな彼らに倣ってか、ウルトラマンゼロたちも独自の名乗り口上とポーズを決めた。







「次元を超えて集まった、21人!」

――スーパーヒーロー全員集合!!!!!!








プラズマ界の最期の希望とでも称する大いなる戦士たちが、一堂に会した。



「おのれええぇぇ!こうなったらやけくそだ!
一斉にかかれええぇぇ!!!!」

『グオオオオオォォ!!!!!』




ギリンマの合図で怪人たちがまとめて動き出した。



「みんな!一気に決着をつけるぞ!!!」

「おおぉぉっ!!!」




しかし、気迫の違うヒーローたちにとっては、怪人たちの雄叫びなど、なんでもなかった。



[[[[[FINAL VENT]]]]]

<EXCEED CHARGE>

『『『FINAL CRUSH』』』




いきなり必殺技のエネルギーを充填させていたのが、その証拠である。





その結末は……最早言うまでもない。



































「えっと…!?」

一方、こちらは一人きりの状態の吉田一美。

彼女は今、クイーンブリッツライナーにいる…………はずだったのだが…………。

「ここって…、もしかして、亜空間!!??」

そう、本来ならキノたちの所に合流するはずだった彼女は、いつの間にか再び漆黒の亜空間内に迷い込んでしまったのだ。

当然ながら入ってきた際に出口もしっかりと閉じられてしまったため、またしても彼女は孤立無援となってしまったのである…。









「う〜ん、参ったな…。」

「?」









そこに現れたのは、自分とほぼ同年代と思われる一人の青年。

右手には刀を持っており、服装は自分とは大きく異なる学校の制服。

「あ。」

「!」

ふと、青年も一美の姿に気付いた。

「ねぇ、もしかして、君もこの空間に…?」

「え?あ、はい、そうなんです。仲間と一緒にいたんですけど、いつの間にかここに…。」

「俺も同じだよ。敵をやっつけながら出口を探していたんだけど、知らないうちにはぐれちゃって…。」

どうやら彼も出口を知らないらしい…。

「ところで…、君、名前は?」

「え?……吉田一美…ですけど…。」

「一美か。俺は一刀(かずと)。北郷一刀(ほんごう・かずと)だ。」

とりあえず、二人一緒に行動しようと―――。







―――キキイイィィッッ!!!

「「!!!!」」








…思った思考回路が中断された。

背後にいきなり聞こえた車の急ブレーキ音。

振り返ると、自分たちよりも遥かに大きな赤と青と黒の車があった。























































さて、唐突だが場所は変わりここは亜空軍戦艦・アドラメレク・・・・・のゴミ捨て場。

様々な廃棄物が放置されている不気味な場所である。

その中に怪しげな影が存在した。

白と赤を基調とした鎧を身に着けているが、その姿は透きとおっている……。













読者諸君はお気づきだろうか?













彼は先日、セルバンテスに見せしめのため殺された浅井長政だった。











あの一件後、彼の遺体はこのゴミ捨て場に捨てられており、そこで無念さゆえか彼は浮遊霊となっていたのだ。

「私は何もできないのか・・・・・。おそらく奴らは市の闇の力を確実に悪用してくるはず・・・・。だが、死したこの体で私はどうすればいいと言うのだ・・・・・。」

死んでも死に切れないという言葉がぴったり似合う状況である。











「そこのあなた。」

「!?」












驚いて後ろを振り向く長政。

するとそこに2人の人物が立っていた。

1人は黒い服を着たどこか強い意志を感じさせる女性。

もう1人は全身が黒い鎧に包まれた剣豪という雰囲気を醸し出す存在だった。

しかし、現れた2人は長政同様その姿は透けていた。

「そなたらも霊体の存在か?」

「ええ。私はケイト。」

「我はザムシャーだ。」

「…?随分変わった名だな。」

「無理もないでしょうね。ま、気にしないで頂戴。」


…もっとも、彼に“別次元の世界”の云々を言っても信じられないだろうと言う意味もあるが…。

「ところで、貴様の名は?」

「私か?浅井長政だ。」

「ナガマサよ。貴様がこの場所で霊体となっているには、何か無念が残っていると見るが…?」


ザムシャーと名乗った黒い剣豪は長政の無念さを察知していた。

隠すこともないと判断した長政は、この船に連れられたときのことを全て話した…。













「……ナガマサ、お前が望むなら、我が力を貸そう。」

「!?」


ザムシャーのその一言に、長政は伏せていた頭を上げた。









貴様は自身の妻を助けたいと願っている。

そして、我は心を通わせた“守るべき存在”を守りたいと言う意志がある。

目的は違えど、“亜空軍を倒す”と言う貴様と我の利害は一致する。

もしも貴様が、今一度その者のために戦いたいと願うなら、我と一心同体になろう。

さすれば、お前は再び己の肉体を取り戻し、自由に動くことが出来る。










「…出来るのか…!?そのようなことが…!」


話を聞いた限りでは信じられない話だったが…。

「造作もない。後は貴様の心次第だ。どうする……?」

ザムシャーのその言葉は、自信に満ち溢れている。

長政は、覚悟を決めた。

「…再び妻を…市を守ることが出来るなら、相手が鬼でも蛇でも構わぬ!」









――ザムシャーよ、私に力を貸してくれ!!!





「…心得た!」










その瞬間、長政は自身の体の中に己の魂とザムシャーの魂を融合させて一体化。

自信が今まで感じたことのない力を手にし、長政は生き返った。

「……!!」

意識を取り戻した長政は、その体をゆっくりと起こして立ち上がる。

本当に生き返った――。

その感覚がまだ信じられなかった。

「これで、あなたはザムシャーと一つになれたわ。それから……これをあなたにあげるわ。」

ケイトはそう言って、変わった形状の小型機械を彼に渡す。

「これは…?」

「今は言えないけれど、いずれはその道具の力が必要になるはずだから、持って行きなさい。」

…不思議な道具だと思いつつ、長政はそれを受け取る。

「さて…。グランデ、見てたんでしょ?協力しなさい。」

「?」

ケイトがいきなりそう言うと、瓦礫の後ろから一人の男が罰が悪そうに出てきた。

どうやら、彼がグランデと言う名前の男のようだ。

「はぁ……、バレてたのかよ…。何だか性に合わないけれど、惚れた女の頼みじゃ、しゃーねぇか。」









「まて!」

『!?』









準備が整ったと思いきや、そこへ6体の異形の姿の存在が現れる。









・頭にピストンを装備した金色ボディの怪人。

・肩に煙突の付いた銀色の怪人。

・パイプが体についた女性。

・体にバーロ兵が巻きついている機械の騎士といった感じの怪人。

・エアコンを中心に様々なゴミが融合した感じの青い怪人。

・頭部がクマのぬいぐるみのゴミの怪人。










そして最初の3体はなぜか頭に三角巾を身に着けていた。

「その者たちも、霊体か!?」

「しっかし、いかにも自分は幽霊ですって言う感じだな…。」

ここにまだ無念の思いを残していた者たちがいたとは…。

「それよりも、お前たち。今動くのは時期尚早ナリ。」

「何!?」

意外にも彼らは長政たちの行動に注意を呼びかけた。

「いかに蘇ったとはいえ、ここから脱出するのは簡単なことではないゾヨ。」

「ヤツラの警戒が緩んだ隙を見て行動したほうがいいでおじゃるよ。」


…確かに、迂闊に動けばまた奴らに切り刻まれる可能性も考えられる。

一同はとりあえず時期を見計らうことになった・・・・・。



---to be continued---


☆あとがき
お待たせの新展開!
…ということで、今回はクイーンブリッツライナーの現状報告と相成りましたが……、今回は自分の力不足もあってか、大幅にざっくりとカットせざるを得ない事態になってしまいました…。
なんとか最低限、タカシたち3人の再会は書くことは出来ましたけど……、こればかりは駄作になってしまったと言わざるを得ないのではないでしょうか…。
いやはや、自分が情けないです…。

さて、次回はストライクウィッチーズ基地方面へとスポットを当ててみたいと思います!







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