Phase164 フュージョンワールド・パニック 〜Research No.9:サンサン!!拳士とハーモニー〜
メディアステーション某所―――。 ――――ビュワワアアァン!!!! そこに突然開いた亜空間ゲート。 「「「きゃっ!!??」」」 「うにゃッ!!??」 『うわっ!!??』 ―――ドサドサドサッ! 現れたのは、中学生相当の女の子二人と、小学生ほどの身長の眼鏡の女の子だった。 そしてその傍らには、白い子猫と、大きな宝石の頭を持つ不思議な小型の生き物が八体……。 「響、奏、アコ、大丈夫ニャ!?」 「うん、何とか…。」 「いった〜い…。」 それぞれがそう呼ばれた3人の少女、どうやら大事には至っていない様子。 「それよりも、ここはどこ…!?」 『…?』 アコと呼ばれた少女の言葉で、全員が周囲の違和感に気付いた。 「ミッドチルダに、こんな場所ってあったかニャ?」 「少し暗いし…。」 「何だか、寒気もするわ…。」 “嫌な予感がする…。” 響、奏、アコの3人は、そう感じるのに時間はかからなかった。 ―――ピカアァァァッ! 『!?』 ふと、彼女たちの真上に光が。 見上げると、黒いグリフォンの幻影が現れており、その内部から一人の少女が飛び降りてきた。 「よっと!」 空中一回転を決めて着地。 それと同時に、グリフォンの幻影も消えていた。 「おかげで何とか着いた〜。ここがメディアステーションか。」 周囲を見渡し、自分の着いた場所を確認する。 「間違いなければ、どっかでみんなと合流できるはずなんだけど……、ん?」 「「「「……。」」」」 そんな彼女をジーッと見つめていた響たち。 よく見れば頭に猫の耳が、そしてお尻のほうには尻尾が生えている。 響たちが彼女を怪しいと感じたのは、言うまでもない。 しかし、数秒の沈黙を破って真っ先に口を開いたのは、飛び降りてきた少女―――リーゼロッテだった。 「ああっ!あんたたち“スイートプリキュア”チームでしょ!!??」 ―――ドキッ!!! しかも自分たちのことをバッサリと言い当てるという予想外の言葉で。 「ど、どうしてあたしたちを!?」 その答えは簡単だった。 「あぁ!その声は“ロッテ”かニャ!?」 「「えっ!!??」」 「ハミィ、知ってるの!?」 “ネコ”つながりであるが故か、ハミィと呼ばれた白い子猫と知り合いだったのだ。 「そういうこと。あんたたちのことはハミィちゃんから聞いているのよ。」 意外な繋がりがあったこの2匹。 「り、リーゼロッテか!?」 「ふぇ?」 そこへ自分の名を知る男の声が。 振り向くと、ジュピターの3人と、彼らから情報を聞いたちひろ、ザフィーラ、黒子、みさお、あやの、カンナ、角田、理央、メレ、ブーバ、シーマといった連合軍の面々だった。 「あら、“ヴォルケンリッター”のザフィーラ!」 「お前も来ていたのか!?」 「お父様に言われてここに合流してきたのよ。」 ―――ブロロロロ…、キキイイィィッ!!! 『!?』 今度はバイクのエンジン音とブレーキ音が聞こえた。 連合軍が振り返ると、ヘルメットをかぶってバイクに乗った二人の男女が現れていた。 しかし、女の子のほうは、響たちやちひろとほぼ同年代ほどの青いロングヘアの女の子だった。 「みんな、シードピア連合でしょ!?」 「え?そうだけど…。」 「僕にも協力させてくれないか!?」 協力を申し出たその青年、何者か一瞬分からなかったが―――。 「僕は小野寺ユウスケ。ディケイドの仲間だ!」 ―――! ヘルメットを外してユウスケと名乗った青年、“仮面ライダーディケイド”の仲間であると言うことを知り、一同も安心した。 「「「!!!」」」 一方、後ろの女の子がヘルメットを取った途端、プリキュア3人は真っ先に彼女の名を叫んでいた。 「「「エレンっ!!!!!!」」」 「っ!!!」 名を呼ばれたその女の子は、目を見開いてその方向を向いた。 その姿が目に入り、涙腺が緩んだのか、彼女の瞳が揺れた。 「…っ…!みんなっ!!!」 すぐにエレンがみんなの下へと駆け寄り、響に抱きついた。 そして響も彼女を抱きとめる。 「エレンのバカッ!今までどこ行ってたのよ!」 「ごめん…みんな…っ…!」 スイートプリキュアチーム、ここに全員集合と相成った。 その様子を見ていた一同、“大いに訳ありな少女たちのようだ”と感じていた。 ―――ピロリロピロリロピロリロ! 「!」 ふと、ちひろのRGリモコンに通信が入った。 ラビからだ。 『ちひろ!今、君たちがいるところの近くの“医療エリア”に亜空軍の反応が集まってきてるッス!急がないと他の人たちがヤバイッス!』 ―――!!! しんみりしている暇はない。 今の通信がそう叫んでいた。 「急ごう!先に行ってるよ!」 ユウスケはすぐにまたバイクにまたがり、この先の医療エリアに急行した。 「私たちも急ぐぞ!“レインボーアタック・早送り”!」 ちひろのRGリモコンの力で全員が倍速モードとなり、ユウスケの後を追いかけていった。 さて、ここはメディアステーションの医療エリア。 先のシードピアからの脱出の際、救助できた負傷者たちは全員ここで入院していた。 「こちらにもお願いします!」 「了解!」 メディカルチーム・ヒーリングマーメイドを中心に負傷者たちの看病を続ける医療スタッフ。 ――しかし、ここにも亜空軍の魔の手が迫りつつあった。 ―――ゾワッ 「「「!?」」」 その医療エリアで彼らの手助けをしていた三人の少女が何かに感づいた。 「ファビアさん!エルスさん!」 「うん!」 「……合流する。」 アイコンタクトを交わし、三人は誰にも気付かれずにその場を離れた。 「……ここか。」 医療エリアへの扉の前。 不覚にも警備員が配置されていないこの場所に現れたのは拳銃を持った冷徹そうな男、鞭を持った女、バズーカを持つ大柄の男、サングラスをかけ手に大振りのナイフを持ったやせ気味の男、そしてその後ろに無数に立つ手に槍を持った中国の兵士のような土人形、そしてそれを指揮する擬人化した炎のような怪人だった。 「やれ!!」 ―――ガチャッ! 炎の怪人の合図で後ろの土人形たちが突撃を仕掛け――――。 ―――ドゴゴゴゴッ!!!! 『!?』 ちひろたちがその攻撃に割り込み、土人形たちを一掃した。 「!?」 割り込んできた輩の一部に見知った存在があったのか、このグループの中心である冷徹そうな男が口を開く。 「…“臨獣殿”のリオとメレ、それに“ゴズマ”のブーバとシーマか…。」 「よりにもよってお前たちとはな…“ガスドリンカーズ”。」 “ガスドリンカーズ”―――。 闇のアーカイブに記録される史上最大級の犯罪者集団で、リーダーのヴォルガーを中心に、ジーン、ブランデル、ウインスキーの4人で構成される。 かつて、特捜戦隊デカレンジャーと一戦を交えた“金色の雪”事件で、全員デリートされたはずだったのだが、闇のアーカイブの力で復活を遂げたようだ。 「まさか貴様らが俺たちに歯向かうとはな、“闇のアーカイブ”の裏切り者風情が。」 『!?』 どういうことかというと、リオたちは元々スーパー戦隊の仲間として戦っていたわけではないと言うことだ。 むしろ、彼らは戦隊と相対する敵勢力として戦っていた存在。 「確かに、我らはスーパー戦隊と相対する敵勢力として死闘を繰り広げてきた。」 「だが、俺たちはその関係をも超えた絆を手にし、それを守るために、自分たちの意志で立ち上がったのだ!」 「それに、あたしたちは正義の味方になったこと、全然後悔してないわ。」 「共に高みを目指す戦友(とも)と出会えたからな!」 ―――俺たちは、それを裏切るわけにはいかない! “裏切り者”と言う汚名を着せられようと、それに怯むことなく戦うと言う意志。 その心は、本物だった。 「ふん、そうか……。ならば――――。」 ――――叩き潰すのみ!!!! その言葉と共に、正体を現すガスドリンカーズ。 それは異星人という言葉が一番似合う、姿だった。 「さらにこいつもおまけだ!出でよ、ネガトーン!!」 <KAIZIN RIDE、“CUPCAKE-NEGATONE”> ―――ズドオォォォンッ! 「ネガトオオォォンッ!!!」 炎の怪人―――このエリアの行動隊長・モエルンバの取り出したカードから、巨大な邪な光が放たれ、ケーキを入れる箱を中心に骨のようなパーツが融合した巨大怪物が召喚された。 「ネガトーン!!??」 「どうして!?」 二度と見ることもないと思っていた因縁の敵の出現に、プリキュアも一瞬うろたえる。 「アーナロイド、バーツロイド、イーガロイド!出て来い!!」 それに加えて出てきたのは、“アリエナイザー”の戦闘員集団。 敵軍の準備は一気に整っていった。 「カンナ、お前は下がっていろ。」 「信明、あんたもよ。」 「「!?」」 理央とメレの意外な一言に、名を呼ばれた二人は耳を疑った。 しかし、彼らの言葉を冬馬も尊重する。 「お前たちはスーパー戦隊の皆さんと同じ力を持ち合わせていない。俺たちで何とかする。その間に逃げ遅れた人たちの避難を―――。」 「冗談じゃない。」 『!?』 言い切らないうちにカンナがその要請を拒否する。 「いくらスーパー戦隊の力があるからって、あれだけの人数、どうにかなる状況じゃないくらい、お前らが知っているだろ!?」 その言葉に、角田も同意する。 「君たちのように力がなくとも、負担を軽くすることくらいは出来るはずだ。」 そして、次々にそれに同意する声が。 ―――バキバキバキッ! 「我々とて足手まといになるために来たわけではないからな。」 「…死線を切り抜けてきたのは我らも同じ!」 「これはみんなを守る力だもんね!」 自慢の鉄拳でバーツロイドを吹き飛ばしたちひろ、ザフィーラ、リーゼロッテ。 ―――シュバババババッ、グサグサグサッ! 「仲間を守って、世界も守る!その心は同じですわ!」 超能力を使って鉄矢をイーガロイドに無数に撃ちつけた黒子。 ―――ドカアアァァンッ!!! 「たまにはあたしたちにもカッコいいところを譲ってよ!」 「わたしたちも、連合軍の戦士の端くれです!」 キュリオディフェンダーでアーナロイドにダメージを与えるみさおとあやの。 彼らの決意と覚悟は、理央たちの想像を超えていた。 「…一緒に参りましょう。」 「!」 彼らの意思を尊重する少女の声。 振り向くと、いつの間にか合流していた“彼らの仲間”がいた。 「イクスヴェリア!?エルス!?」 「ファビアも!?」 メガネをかけた真面目そうな少女――エルスと、強い意志を持った優しげな少女――イクスヴェリア、そして“魔女”と言う言葉が似合う風貌の寡黙な少女―――ファビア。 いずれも理央たちの属するチーム“レンジャーズストライク”のメンバーである。 「あの人たちの、みんなを守りたいと言う意志は、スーパー戦隊の皆さんの想いと同じはず。理央さんたちも、それを知ったからこそ、戦っているのではないですか?」 「……それに、“彼ら”ももうあの人たちを認めているはず。」 そういいながら、彼らの戦いを見守る三人。 「フン、粋がるだけだったら誰でも出来るわ!やれ!」 ―――グワアァッ! ヴォルガーの合図で戦闘兵が一斉に飛び掛ってきた。 しかし―――。 「お前たち!」 「あぁ、あたいたちの力はまだ―――!」 ―――こんなもんじゃないっ!!!!!! ―――ピカアァァァッ!!!!!!! 『ウイィィィンッ!!!????』 いきなり光が放たれたと同時に、その衝撃波で戦闘兵たちが一気に吹き飛ばされた。 「何だと!?」 「なっ!!??」 驚くモエルンバとガスドリンカーズ。 「理央様、あれは!?」 「ああ・・・・やっぱりあいつがそうだったのか・・・・。」 一方で、理央とメレは、自分たちのかつての予想が確信に変わったことを実感していた。 <HIKARISENTAI MASKMAN “REDMASK”> <HIKARISENTAI MASKMAN “BLACKMASK”> <HIKARISENTAI MASKMAN “BLUEMASK”> <JYUKENSENTAI GEKIRANGER “GEKIRED”> <JYUKENSENTAI GEKIRANGER “GEKIBLUE”> <JYUKENSENTAI GEKIRANGER “GEKIYELLOW”> <JYUKENSENTAI GEKIRANGER “GEKIVIOLET”> <JYUKENSENTAI GEKIRANGER “GEKICHOPPER”> 8人の元へと飛来したレンジャーカード。 それらは間もなく、彼らの腕に宿った。 みさお、黒子、あやのの3人には、特有のエンブレムが付けられたブレスレットが。 カンナ、ちひろ、リーゼロッテには、グローブを思わせる黒いアイテムが両腕に付けられた。 ザフィーラは狼型のブレスレット、角田には自分の手より大きな特殊武器が付けられた。 その直後、彼らの前に10人の幻影が現れた。 そのうち5人は、それぞれ赤、青、黄色、紫のカンフー服に身を包んだ人物と白いスエット姿の青年だった。 後の5人は、みさおたちよりも年上の若者たちだった。 前者5人の姿と顔を、理央とメレは覚えていたゆえに、二人は思わず前に出る。 「…!…ゲキレンジャー…!」 「ジャン…!」 思わぬ再会に、二人の瞳も揺らいだ。 「理央、メレ。久しぶり。」 「また会えたな。」 宇崎ランと深見レツが、二人の姿を見つけ、口を開く。 「獣拳の力は衰えていないようだな。」 「むしろ、以前よりも研ぎ澄まされてるって感じだな。」 深見ゴウと久津ケンも、笑みを浮かべて再会を喜ぶ。 そして、理央が一番会いたかった最大のライバルも……。 「理央…。」 「ジャン…、決着をつける前に勝手に消えるとはな…。」 「再戦できなくて、ごめんな…。もう、お前の相手は出来ないけれど、俺たちの想いを受け継いでくれるみんなと一緒に、これからも高みを目指してくれ!」 「フン。言われるまでもない。いずれ俺たちも、お前らのところに行くからな。」 来世での再会を誓い、理央はその拳に力を込めた。 そして、漢堂ジャンたちは、カンナたちに目線を向けた。 「みんな、俺たちは待っていたぜ。俺たちの力と想いを繋げてくれる継承者を!」 「心・技・体、磨きぬかれた力を解き放つときが来たのよ。」 「暗闇に染まりつつある明日を変えるために、その心を燃やしてくれ!」 「苦しみを撒き散らす亜空軍を、お前たちの力で叩き潰すんだ!」 「日々の中で研ぎ澄まされた五感とテクニック、それらを活かすのは、今しかない!」 さらに、みさおたち3人の下に現れた5人の青年の幻影も…。 「お前たちの覚悟と心の力も、俺たちに通ずるものがある。」 「人は誰しも、不思議な力と言うのは秘めている物。お前たちにもそれがある!」 「例えば、目の前の強い敵に対しても果敢に立ち向かって戦う美しいその心も、その一つだ。」 「その心で誰かの声に耳を傾ければ、きっと新しい何かが見えてくるはずよ。」 「奇跡に満ち溢れたこの世界を救えるのは、あなたたちだけよ。」 心と技と体。 戦隊は違えど、似通ったコンセプト。 それはスーパー戦隊の力に繋がっていた。 「みんな、俺たちの大いなる力を受け取るがいい!」 「後は頼んだぜ!俺たちの想いと心は、ズンズンだからな!」 その言葉を最後に、戦士たちの幻影が消えた……。 「チッ、どうやら油断していたようだ…!」 ヴォルガーは目の前で起こった出来事を受け止める一方で、自分の詰めの甘さを悔やんでいた。 決意の眼差しを持った戦士たちが並び、その中にファビアたちも合流する。 「よっしゃぁ!ワッシワシで行くぜ、みんな!!!」 『おう!』 『OK!!』 「変身ッ!」 「「臨気鎧装!!」」 「魔導変身、“ウーザ・ウル・ウザーラ”!」 「「「たぎれ、獣の力!!」」」 「響け、獣の叫び!!」 「研ぎ澄ませ、獣の刃!!」 『ビースト・オン!!』 『オーラマスク!!』 『サン、バルカン!!!』 『レッツ・プレイ!プリキュア・モジュレーション!!!!』 光に包まれた連合軍は、大いなる力を受け継いだ戦士たちに変身した。 「何だと!?」 「!!!」 「!?」 驚くモエルンバとガスドリンカーズに対し、変身した面々は名乗り口上を上げる。 「究極を越えた金色の闇!ライジングアルティメットクウガ!!」 「猛きこと獅子の如く、強きことまた獅子の如く!我が名は、黒獅子・リオ!」 「理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦うラブウォリアー!臨獣カメレオン拳使いの…メレ!」 「闇に生まれ、闇に帰す者。魔導騎士ウルザード!」 「体に漲る無限の力!“アンブレイカブル・ボディ”!ゲキレッド!!」 赤い虎を模したスーツを纏ったカンナが力強そうに名乗りを上げる。 「日々これ精進、心を磨く!“オネスト・ハート”!ゲキイエロー!!」 黄色いチーターを模したスーツを纏ったちひろがしなやかに名乗りを上げる。 「技が彩る大輪の花!“ファンタスティック・テクニック”!ゲキブルー!!」 青いジャガーを模したスーツを纏ったリーゼロッテが優雅に名乗りを上げる。 「刺激、俺流、わが意を尽くす!“アイアン・ウィル”!ゲキバイオレット!!」 紫色の狼を模したスーツを纏ったザフィーラが静かにそして力強く名乗る。 「才を磨いて、己の未来を切り開く!“アメイジング・アビリティ”!ゲキチョッパー!!」 最後に白いサイを模したスーツを纏った角田がこれまた力強く名乗る。 「燃え立つ檄気は正義の証!!」 ――獣拳戦隊! 『ゲキレンジャー!!!!!』 「レッドマスク!!」 「ブラックマスク!!」 「ブルーマスク!!」 「イエローマスク!!」 「ピンクマスク!!」 「光戦隊!!」 『マスクマン!!』 順番に、みさお、黒子、あやの、イクスヴェリア、エルスが名乗りを上げてポーズを取った。 「バルイーグル!!」 「バルシャーク!!」 「バルパンサー!!」 「輝け!!太陽戦隊―――、」 ――サンバルカン!!! そのヒーローたちに続くのは、プリキュアと言うヒロイン。 「爪弾くは、荒ぶる調べ!キュアメロディ!!」 「爪弾くは、たおやかな調べ!キュアリズム!!」 楽譜の五線譜を弾き、ピアノの低音と高音を響かせて名乗りを上げる二人。 「爪弾くは魂の調べ!キュアビート!!」 対して、その五線譜をギターのようにかき鳴らしてクールに決めるエレン。 「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!」 かたや、それをハープのように響かせて可愛く名乗るアコ。 『届け!4人の組曲!!』 ―――スイートプリキュア!!! ―――ばっちり揃った! ―――21人の勇者! ――スーパーヒーロー・オンステージ!!!! 最後に全員が同時に特有のポーズを決め、激戦の準備は整った……!!!
---to be continued---