Phase65 パラレル・テレヴィアンズ


――――ウイーン。

「みんな、どうしたの?何か、凄い大声が響いたんだけど…。」

歴史学者・杏奈が遅れてブリッジに入ってきた。

「…ん?」

彼女の眼には、セトナの姿を見て仰天しているてれび戦士一同が……。

…何かあったのだろうか。

「…レッド隊長、何かあったの?」

「…はっ!?あ、杏奈先生、実は……。」

正気を取り戻したレッドは、杏奈に耳打ちした。

セトナが先ほど口にした衝撃の事実を、そのまま伝えると、杏奈もこれには驚かざるを得なかった。

「…えっ!!??シードピアが未来のテレヴィアですって!!!??」

だとしても、大きな問題が起こる。

「でも、ちょっと待って。シードピアとテレヴィアの接点がこれと言っていいほどないじゃない。第一、どうやってテレヴィアからシードピアになったかが全然分からないわ。」







『そのことについては、我々から説明させて、いただきましょう。』







『!?』

ブリッジの扉が開かれ、そこから謎の4人組が現れた。

優しい顔つきの青年と、ステッキをつく紳士、てれび戦士とほぼ同年代の少女、そして、赤い鬼の怪人。

「おいおい、何なんだお前ら?」

レッドとゴルゴはもちろん、てれび戦士たちにとっては初対面。

だが、甜歌は覚えていた。

「あ〜っ!!愛実、あのお兄さんと赤い鬼さん、昨日の戦いで見かけたあの人たちじゃないの!?」

「えっ………あぁ〜っ!!!そう言われれば…!!」

そう、彼らは前回のテレゾンビ事件で、自分たちと共に戦った者たちだったのだ。

自分たちを覚えていたことが嬉しいのか、青年は笑みを浮かべた。

「あぁ、君たちだったんだ。」

そして、彼の目線にセトナの姿が入ると、懐かしげに声をかけた。

「セトナさんも久しぶりです。」

「はい、お久しぶりです。」

――――えっ?久しぶり?

頭の中で大きなハテナマークを浮かべた。

「あの〜、あなたたちは一体……?」

時空自警団・デンライナーポリス。それが、我々の呼び名です。」

――――時空自警団?

「簡単に言えば、時を越える犯罪者たちが起こす大掛かりな事件を、徹底的に解決する、特殊警察ってところだな。」

赤鬼が比較的分かりやすい説明をする。

「さて、早速本題へと、移るとしましょうか…。良太郎くん、説明してあげなさい。」

「はい、デカ長。」

良太郎と呼ばれた青年が、歩み寄って説明する。

「君たちてれび戦士は、第2次テレヴィアン・クライシス(天才てれびくんMAX 2004年度ドラマ最終回参照)のとき共闘して、魔王を封じた。だけど、その際、その魔王がテレヴィアを消滅させようと、世界そのものを少しずつ縮小させていたことを、覚えてるかな?」

その言葉に、主力メンバーであるレッドとゴルゴ、さらに甜歌や愛実もおぼろげながら覚えていた。

魔王が不可思議な妖力を使って、テレヴィアとアンダーワールドを小さくしていったときのことを……。

「実は、その縮小現象が、後に大きな引き金を作ってしまったんだ………。」





















魔王の魂が完全に封じ込まれ、500年後――――。

その戦いが言の葉で語り継がれ、伝説となり、後に“第2次テレヴィアン・クライシス”と歴史に記されるようになったころ……。







テレヴィアとアンダーワールド全土に、大規模地震が発生したのだ。







魔王の力によって縮小されたテレヴィアの大地“プラズマ・プレート”が、元の大きさに戻ろうとしている反動に耐え切れず、プレートそのものが自己崩壊を引き起こしたのだ。

その結果、テレヴィアのプラズマプレート全体が大きくひび割れし、その影響で“テレヴィア本島”が大分裂、アンダーワールドもアンダー城崩壊と言う大惨事に見舞われたのだ。

この未曾有の事態に、全員が絶望に立たされた。

そのとき――――。







『虹のような輝きを失わぬ人類たちよ……、私が救いの手を差し伸べよう……。』











空に突如として現れた、謎の人物。

その姿は、若い女性の姿だった。

ポニーテールを風になびかせ、漆黒の衣服を身にまとう。

彼女は、虹のオーラを纏わせ、不可思議な力を発揮すると、崩壊したテレヴィアの大地が再構築され、新たな島々が誕生した。

『例え、元の世界が失われようとも、人々が支えあえば新たな国や世界は創られる。一人一人は、小さく頼りない種だが、力を合わせれば、種は芽吹き、新たな希望の道が作られる。その想いを忘れるな…。我は“虹の聖王”。この世界を見守るものなり……。』

その言葉と共に、虹の聖王と名乗った彼女は、忽然と姿を消した。

住人たちは、聖王の言葉を汲み、生まれ変わったこの世界を、“シードピア”と名づけ、新たな歴史を刻むこととなった。

ただ、その代償として、500年足らずの時を待たずして、極わずかの人間たちを除き、ほとんどが自分たちの住むかつての世界の呼び名を、忘れてしまっていたのだった。







これが、後に“シードピア暦”と呼ばれる新たな時代の始まりでもあったのである……。



















「こうして、新生テレヴィア・“シードピア”の新たなる歴史が2900年以上にわたって刻まれ続けている……と言うわけなんだ…。」

てれび戦士は、良太郎が語った衝撃の内容に、言葉を失った。

つまり、今自分たちは、魔王の戦いから3400年以上も先の世界に迷い込んだ計算になる。

彼らは魔王を封じ込めばそれで全てが平和になると考えていた。

だが、その魔王によって縮小されてしまったことが、大きな事態の前兆になろうとは、思ってもいなかった。





『随分と新しい世界に迷い込んだものだな……。』





前回の戦闘で、あの叉丹が発した謎の言葉は、そういう意味が込められていたのだ。

道理で、カオティクスルーイン内部にR.G.B.があるわけである。







「あぁ〜あ、大胆なことしちまったなぁ、お姫さん。」







どこか間の抜けた声が聞こえた。

その方向を向くと、B.C.F.のリーダーとその部下が現れた。

「あれ?ロアノークさんと、ステラちゃん。」

「よぉ、てれび戦士諸君。」

ロアノークの手には、一本のビデオテープが。

しかも彼の表情は、どこか明るいようだが……。

反対に、ステラの表情は窺えない。

うつむいて、頬を真っ赤に染めているように見えるが……。

「お前ら、ニュース見たか?ライガーシールズの歌姫とナイトがとんでもないこと、やらかしたぜ。」

――――……とんでもないこと?

『歌姫とナイト』

推測できるとしたらおそらく、キラとラクスのことだろう。

何かあったのだろうか……?

と、次の瞬間、ステラが爆弾発言を投下した。

















「キラと、ラクス……テレビの前で、いきなり………キスした……。」

















『!!!!!!!!!!!!』





















「ほら、証拠VTRだ。」

投げ渡されたテープを受け取り、それをユリアに渡すと、テープを再生した。

その内容は、ネオとステラの言うとおりの展開だった。

この不謹慎な展開を見て許せない戦士が二人。

ちひろと愛実が怒りのオーラを撒き散らしていた。







「…卓也、甜歌…行くぞ。」





「望、幸生、行くわよ!」





「「「「どっ、どこへ!!??」」」」





「決まってるだろ…?」





「とっととG.L.B.に行って―――。」











「「あの二人を問い質す!!!!!」」





『ヒイイイィィィィッ!!!!!』





「「プラズマリモコンアタック、10倍速(マックススピード)!!!!!!」」














――――ビビビビビ……!!!!











高速化した二人はすぐさま、卓也たち4人を引き摺ってG.L.B.へと急行した。

「……思い切り不安が大きいのは、わらわだけか…?」

「ご安心を、我々もそう思ってるところですから……。レッド、追うぞ。」

「仕方ないな。ゴルゴ、頼む…。」

「よし、リモコンブラスト、10倍速(マックススピード)!

ゴルゴにも支給されたU.W.B.ブラスターで高速化したレッドとゴルゴは、すぐにちひろと愛実たちを追跡した。

その様子を見届けた全員は、もはや呆然とするしかなかった。























同じ10倍速でも、やはり大人と子供の差であろうか、レッドとゴルゴはちひろと愛実に追いついた。





ただし、“G.L.B.司令室”の手前と言うギリギリのタイミングで。





主力メンバーである8人の中でも人一倍、色んな意味での強さを誇る二人を止めるには、背後からしがみついて止める以外、術はなかった。

「愛実くん、少し落ち着けって!」

「ちひろも気を静めろ!ここに来て彼らと一触即発になっちまったらどうすんや!」

「それならそれで尚のこと、私の拳で制裁してくれる!」

「あたしも一発殴っておかなきゃ気がすまないわ!」

「だからそれがアカンねんって!!」

どうやらあのVTRは二人の逆鱗に触れてしまったようだ。

「「レッド隊長〜!!」」

「「ゴルゴ伯爵〜!!」」

「「「「なんとかして〜!!!」」」」


引き摺られていた卓也たち4人も軽く涙目だ。

これはかなりまずい。





























「お前ら一体何を考えてんだこのバカップル〜!!!!!!!!」































『どわっ!!!???』





司令室から聞こえた、扉を突き破るような一際大きな怒声。

どうやら、カガリのようだ。

その怒声にびっくりし、ひっくり返ってしまったてれび戦士たちは顔を見合わせ、司令室の扉から顔を覗かせた。

様子からして、向こうも向こうでかなり緊迫しているようだ。















「いきなりゾロアシアのテレビに出てきただけならまだしも、その眼前でキスするとは、正気の沙汰か!!??」

今回のキス騒動は、無論、ライガーシールズにも届けられており、ゾロアシア全土だけでなく、ニュートラルヴィアにも波紋が広がっていた。

当事者であるキラとラクスにとっては、悪気はないのだろうが、他人からしてみれば不埒としか言いようのない行為だ。

カガリは特に、そのことを快く思っていないのは当然だ。

「キラもキラだ!突然テレビに出てきたラクスを止めにいったかと思ったら、混乱を助長させることをして!」

確かに今回の一件でゾロアシアには衝撃を与えたかもしれないが、物事には限度がある。

二人の行為は、その限度を遥かに超えていたのだ。

「まぁ、確かにあのときのキャスターの質問に返答するのは難しいことでしょうけど……。」

「好きなら“好き”って、ストレートに言えばそれで済むだろう……。」

ニコルとカナードも、こればかりは頭を抱えるしかなかった。

自分たちの隊長は、真剣に見える反面、今のようなとんでもない行為で周囲を困惑させてしまう欠点もあるからだ。

「でも、そこまで言うんだったら聞かせてもらうけど、カガリならあの状況、どう打開するつもりだったの?」

「……は?」

突発的な質問に、カガリは間の抜けた声で返した、のだが。

私たちの立場を、カガリさんとアスランの立場に例えて、考えてみてくださいな。」



「な゛っ!!!???」



おそらく、効果音が付けられるとしたら、“ボンッ”と響いたかもしれない。

一瞬で彼女の顔が真っ赤に染まった。

「僕たち、知ってるんだよ?カガリとアスランが今までメールで文通していること☆」

「それを見る度に頬を染められているのも、何度か見たことがありますし☆」

「そ、それは…、その…////」

てれび戦士はもちろん、おそらくライガーシールズを除く全てのチームが知る由もない事実。

まさかそれをダシに使われるとは………。

虚をつかれた、とはこのことを言うのかもしれない。

………閑話休題(“それはさておき”)

「なぁ、ニコル。もしかしてこれって……。」

「…えぇ。うまく、言い包められたようですね…。」

二人はため息をついて呆れるしかなかった。

その場に居合わせたラミアス司令とアンディたちも苦笑いし、バジルール長官に至っては、頭痛を感じざるを得なかった。

「全く、キラくんとカガリさん、あの二人が実の姉弟(きょうだい)だと思うと、ホント信じられないよね。」

「お互い、“自分が上だ”とか言い合っているときが時々あるが、ま、どうせ二人は双子だし、僕にとっちゃどうでもいいけどな。」





















―――――姉弟!!??





―――――双子!!!???





―――キラさんとカガリさんが!!!!????







てれび戦士たちは、ラミアス司令とアンディの衝撃的言葉を聞き逃さなかった。

















ちょっと待った〜〜〜っ!!!!!!!!





『!!!!????』




























『わわわ、どわわあああぁぁっ!!!!!!』







ドドドドドドド……!!!!!!



























その瞬間、彼らは叫び声と同時に雪崩れ込むようにして司令室に転がり込んだ。

因みに、レッドとゴルゴが6人の下敷きになっていた。

て、てれび戦士!?来ていたなら連絡をすればよかったものを…。」

だが、バジルール長官が声をかけたにも関わらず、8人は間髪いれず、先ほどの言葉を確認した。

「そ、それよりも、ラミアス司令!アンディさん!」

キラさんとカガリさんが実の双子ってのは――――。」

『ホントの話ですか!!!!????』









――――――!!!!!!















てれび戦士がここに来ていたことも然ることながら、まさか“重大な秘密”すらも聴かれてしまったとは思わなかった。

「それは……。」

「その…だな……。」

困惑する司令室の面々たち。











「それについては、私から説明します。」













「えっ!!??」















聞き覚えのある声に、キラは驚愕した。

普段はこの場に居るはずのない人物がここに現れるとは思いもしなかった。

てれび戦士が振り返ると、そこには一人の女性の姿が。

深いエメラルドグリーンの瞳と、紺色のロングヘア。

見た目からして少々若々しく見える。





「か……母さん…!?」







震えるようなキラの声。

その言葉を聴き、てれび戦士は目を見開いた。



『えっ!!?母さん!!?』





思わず甜歌は立ち上がり、キラに確認する。

「あ、あの…、キラさん…、確認しますけど……あの人が、キラさんの……。」

「……うん。僕の母さん、カリダ・ヤマト。」

「…てれび戦士の皆さん、初めまして。」

レッドとゴルゴ、てれび戦士の全員は姿勢を直して、会釈をする。

カリダもそれに倣い、会釈を交わす。

「ラミアス司令、アンディさん、ここは私に任せてくれますか?」

二人は一瞬、躊躇ったが、今更言い逃れは出来そうにない。

それに、いずれはてれび戦士にも事実は明かさねばならないことだったのかもしれなかったのだから。

二人はアイコンタクトを交わし、カリダに肯定の意志を示した。

「てれび戦士の皆さん、これからお話しすることは、ライガーシールズにおける機密事項であり、まだどの組織にもこの事実は公にしておりません。決して、仲間たち以外には話してはならないと言うことを、お約束願います。」

それほどにまで非常に重大な秘密と言うことなのだろうか?

確かにキラとカガリが実の双子と言うことは信じがたいことだが、それを裏付けるものがあるのだろうか?

てれび戦士は、言い知れぬ予感を覚えつつ、カリダの言葉を了承した。

「……キラとカガリ…、二人の出生を語るに当たっては、まずはこちらをお見せせねばなりません…。」

カリダが取り出したのは、一枚の写真。

そこには、微笑を浮かべ二人の赤ん坊を抱える一人の女性の姿が。

徐に受け取った甜歌は、何となく写真の裏を見てみた。

その片隅には、筆記体で『Kira & Cagari』の文字が書かれていた。

二人の赤ん坊が写っているという時点で、何となく予測は出来た。

しかし――――――。











「あなたたちが察している通り、そこに写っている赤ん坊は、キラとカガリの生まれたときの姿。でも、その二人を抱えている女性は、私とは別の人です。」













――――――!!!???









予測が覆された。

この女性はカリダさん本人ではない!?

















「そこに写っている人は、ヴィア・ヒビキ。二人の本当の母親だった人です。」













































一方、こちらはアストレイバー・アイランド、スピリード島の“W.シンフォニー教会”。

そこに二人の男女が現れた。

「ココ…だよね…。」

「あぁ…。」

場所を確認すると、二人はゆっくりと扉を開けた。

その教会の聖堂の中央には、真紅と黄色い十字架の修道服を身に纏ったシスターがいた。

お祈りを捧げている彼女の背中には、今にも天使が飛び立たんかのような、大きな純白の翼が……。

思わず二人は驚きに眼を見開き、その姿に見入ってしまった。

ふと、不意にその翼が折りたたまれると、それは光る粒子となって消えた。

シスターはゆっくりと立ち上がり、口を開いた。

「……ファントムレイダーズのブライアンさんと小百合さん、お待ちしておりました。」

そのブロンド色のロングヘアを靡かせ、シスターはゆっくりと振り返った。

「今回、スピリチュアル・キャリバーの代理人を務めることになりました、エリカ・フォンティーヌです。」

その名を聞いた途端、内心で驚いた二人。

自分らの名前を言い当てたことも然ることながら、オペラッタカンパニーの劇団員として知られるエリカが、教会のシスター、さらにはスピリチュアル・キャリバーの関係者と言うことにも、驚愕を隠せなかった。











実は、今から2時間ほど前、突如、彼らファントムレイダーズの下に、一通の通信が届けられた。

『真紅の騎士の影武者よ、貴殿らの隠密行動は、我らの同盟である獅子の守護者が見抜いた。これより、貴殿らの仲間の身柄を引き渡す。“正道から外れし島々の教会”で、代理人の修道女が待つ。連絡を求む。Byスピリチュアル・キャリバー』

“隠密行動がばれてしまった。”

それは即ち、遼希と梨生奈が任務に失敗したことを意味する。

ここ数週間の連絡がないのも頷けた。

この連絡を受け、ファントムレイダーズは任務失敗と判断し、彼らを保護した後、ゾロアシアへと緊急帰還することにした。













「さて、立ち話もなんでしょうから、まずは先に要件を済ませましょう。遼希くん、梨生奈ちゃん、出てきてください。」

聖堂の一番奥に飾られた巨大な金の十字架。

その土台の裏手から、恐る恐ると言った状況で、二人が出てきた。

二人がゆっくりとこちらに来るように、ブライアンと小百合もそのペースにあわせ、ゆっくりと近寄る。

……やがて、お互いの距離が2メートルを切ると、隔てるものは何もないと判断し、4人は数週間振りの再会を果たした。

「二人とも、Welcome Back!!」

「リーダー、ただいま戻りました!!」

どうやら、向こうは人情深い連中ばかりだったようだ。

「確かに、お二人をそちらにお返ししました。」

気がつくと、エリカも自分たちの近くに歩み寄っていた。

本来ならここで警戒すべき判断だが、今回は敵意を見せてはいないようだ。

気分を落ち着かせることが出来た。

「それから、こちらのアイテムもお渡ししてほしいと、S.C.総司令からの通達です。」

手渡されたのは1枚の紙。

「これは以前、とある人物にラクスさまの暗殺依頼を行った方がしたためた物です…。手紙の最後にサインも記されてあります。」

ファントムレイダーズにも届いてたラクスの暗殺と言う未確認情報。

しかし、肝心の証拠が手に入らずじまいになっていた。

エリカから受け取り、手紙の内容を確認するブライアン。









「……!!!!Oh my god!!!!!」













その手紙の文章の筆跡からサインに至るまで直筆、しかもそれはまぎれもなく、パトリック・ザラ議長のものだった……!!!!



---to be continued---


☆あとがき
今回は簡略ながら、シードピアの誕生秘話について少し語らせていただきました。
まだちょっと足りないような気がしますが、それは追々補正する予定です。(汗)
さて、中盤以降はまたまた掴みづらい展開となってしまいましたが、てれび戦士、とうとうキラとカガリの内部事情を知ることになる運びとなってしまいました……!
次回の前半パートで、それが語られることになります……と言っても、ほとんどが原作の踏襲となりそうですが……。
その代わり、後半パートではカオティクス・ルーインで新展開!なんと、第2の暗号が登場します!!!



・おまけ?
(某所にある“まかない食堂”と言うところに立ち寄り、なんとなく麻婆豆腐を注文してみる)
???「お待たせ。特製・麻婆豆腐だ。」
>「ありがとう。」
(食欲をそそる匂いにつられ、早速一口……)
>「〜〜〜ッ、山椒と唐辛子が効いてて美味い☆」
???「お?よく気付いたな。この麻婆豆腐の決め手はその四川山椒(花椒)なんだ。癖になる味だろ?」
>「うん☆ご飯にかけたらもっと美味しいかも☆」
(最高の食事に舌鼓………☆)

はぁ〜、美味しかった☆
……ん?ポケットに何か…。
(いつの間にか入れられていた一枚のメモ……。)
……なになに…?
???『おばあちゃんも言ってたが…“食事は一期一会、毎回毎回を大事にしろ。”
なるほど、蓋し名言……………………って!!!??










inserted by FC2 system