水面下で進め、ついに完全解禁となったCVPゲリラライブ! 「それはさておき・・・・アキッキー、何その格好?」 その初っ端から違和感…。 ステージに立つ空課長の隣には、スーツ&コート姿に黒いフレームの眼鏡をかけ帽子をかぶった格好のアキッキーがいた。 するといきなり―――― 「おのれ、ディケイド〜〜!!」 「!?」 藪から棒に発した一言。 状況からして、どうやらこのゲリラライブでもとことんキャラになりきるつもりのようだ。 「…とまあ、コスプレはさておき、早速行こうと思います。題して―――!」 『電撃!羞恥!ディケイド!NEWメンバーズメドレー!!!!』 それと同時に結城のみ残り周囲が暗くなる。 そして前奏が流れ出したときアキッキーは喋りだした。 「運命の女神たちが集まりしチーム“CVP(クロスビーナスポリス)”いくつもの世界のヒロインが集まり彼女たちの瞳は何を見る・・・・・。」 【1曲目:Journey through the Decade(歌:結城丈二)】 1曲目が終わり2曲目の前奏が流れ出す。 するといったん退場したアキッキーが派手な格好で頭にネクタイを巻いた姿で現れギターに合わせパフォーマンスを始めた。 【2曲目:BLAZE(歌:シャナWith吉田和美(CV:川澄綾子)&緒方真竹(CV:小林由美子))/「灼眼のシャナ(第2期)」後期OP】 【3曲目:all the way(歌:キノ)/「キノの旅」OP】 【4曲目:Forever BLUE(歌:伊里野加奈)/OVA「イリアの空、UFOの夏」OP】 【5曲目:秘密推奨!うるとLOVE(歌:乃木坂春香With乃木坂美夏(声:後藤麻衣)、桜坂葉月(声:清水香里)、七城那波(声:植田佳奈)、天宮椎菜(声:佐藤利奈) /「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪」ED)】 そして5曲目の終盤でアキッキーは再び退場した。 【6曲目:PSI-missing-(歌:インデックス)/「とある魔術の禁書目録」前期OP】 ここで楽曲の雰囲気が一転。 すると奈落より黒いローブに銀色の仮面をつけたアキッキーが出てくる。 歌の間中アキッキーは手から炎を出すなどの演出を見せる。 そして曲が次の曲の前奏になるとステージ中央にインデックスが立ちアキッキーが魔法のようなしぐさを見せるとスモークが発生、それが消えるとインデックスの姿はなく変わりに御坂美琴が立っていた。 【7曲目:only my railgun(歌:御坂美琴With佐天涙子(声:伊藤かな恵)&初春飾利(声:豊崎愛生)&白井黒子(声:新井里美))/「とある科学の超電磁砲」OP】 アキッキーと似た仮面をつけたコーラスメンバーとともに踊るアキッキー。 そして曲も終盤に近づいた間奏でアキッキーは先ほどまで来ていたローブと仮面をはずす。 ローブの下の衣装は先ほどまでの怪しげな格好から一転赤いジャケットといかにも胡散臭そうなマジシャンの格好だった。 そして最後のサビでアキッキーとコーラス3人は玩具の耳を使い「耳が・・・でっかくなっちゃった!」と言った小ネタを披露していた。 【8曲目:プレパレード(歌:逢坂大河(声:釘宮理恵)With櫛枝実乃梨(声:堀江由衣)&川嶋亜美(声:喜多村英梨)) /「とらドラ!」前期OP】 【9曲目:撲殺天使ドクロちゃん(歌:ドクロちゃん)/OVA「撲殺天使ドクロちゃん」OP】 【10曲目:オルタナティブ(歌:水無神操緒&夏目智春)/「アスラクライン2」OP】 【11曲目:旅の途中(歌:ホロ&ロレンスWithエーブ(声:中原麻衣)&ノーラ(声:朴路美))/「狼と香辛料(第1期)」OP】 【12曲目:ヒカリ(歌:ようこ)/「いぬかみっ!」OP】 この間中は2〜5曲目まで同様エアギターパフォーマンスを披露するアキッキー。 【13曲目:羞恥心(歌:アスカ、ナオキ、ダイドウ)】 このときのアキッキーは少し眺めの髪のカツラにサングラス姿と言う格好だった。 「ウィッス!ウィッス!カモン!羞恥ダンサーズ!!」 ここで、アキッキーの合図で奈落が競り上がり羞恥心の歴代楽曲の衣装を身に着けた9人の人物が現れるが、その正体を見て全員驚く! バックダンサー『羞恥ダンサーズ(各自書かれた曲名の羞恥心の衣装を着用)』 ・泣かないで|赤:志波丈瑠、青:池波流ノ介、黄:谷千明 ・我が敵は我にあり|赤:小津魁、青:小津蒔人、黄:小津翼 ・弱虫サンタ|赤:小津勇、青:梅盛源太、黄:ヒカル なんとバックダンサーとして出てきたのは小津家男性陣とシンケンジャー男性陣の9人だった。 「いつの間に助っ人に・・・・」 ダイスケもこれは意外だったらしく唖然とする。 その反面、この想定外のサプライズに観客は大いに熱狂した。(主に女性客が。) 「いや〜、まさか彼らがサプライズゲストとして登場とはね。」 ここでステージに出てきたのは、この次の曲を控える士と海東。 「まさかとは思うが、あいつらもお前の根回しじゃないだろうな?」 「勘違いしないでくれ。そこまで考えるのは僕でも無理だ。」 と、二人のトークで盛り上がっているときに、思わぬ事態が―――。 「ハ〜ハッハ!この会場は我らアキショッカーが乗っ取った!!」 「なんだぁ?」 どこぞのヒーローショー的なノリで現れたのはコウモリ怪人風の格好に身を包んだアキッキー。 しかもその手にはディエンドライバーに似せて作った小道具が。 「いくぞ!戦闘員のみなさ〜ん!!」 「イイ〜ッ!!」 するとわかりやすい骨の覆面姿の戦闘員(カトウ、タカティン、シャムス)が出てくる。 「そして、出でよ怪人たち!!」 そういってアキッキーはディエンドライバーぽい銃を上に向け放つ。 <SPECIAL RIDE、“ZOUMOTU ANIMALS(ゾウモツアニマルズ)”> 電子音声とともに現れたのは、見た感じかわいくないうえ腹から腸っぽい物が出ているトラ、黒いウサギ、山猫、犬の着ぐるみだった。 「さあ諸君!行くぞ・・・・とは言いたいがこれではな・・・・・。」 「正直、俺もこんな格好をするとは思ってもいなかったぜ・・・・・。」 「滅殺〜。」 「テンション下がる〜って言うかやる気なし〜。」 それぞれ気ぐるみの中に入っているクック、オルガ、クロト、シャニも、演じていながらも非常に気分が悪いムードになっていた…。 ちなみに、外部の人間たちには、中で演じている人とは全く違う声が聴こえている。 (さらに言えば、それぞれ、“昔のし○かちゃん”、なのは、フェイト、春香と酷似した声が聴こえている。) 言わずもがな、そいつらが出てきた瞬間会場は呆然としていた。 「あ〜、いろいろと聞きたいんだが・・・・・(汗)」 「言うな!衣装発注間違えてこれが来ちゃったんだから!!」 ―――わはははは(笑) 一瞬、キャラを忘れて素で突っ込んだアキッキーに、会場は大笑いした。 「士、これを貸してあげるからさっさと片付けてくれ。」 海東はそう言ってディエンドのカードとディエンドライバーを士に渡した。 「わかったぜ。」 かくして前奏が流れ出す。 【14曲目:Treasur sniper(歌:海東大樹)/仮面ライダーディケイドED2】 「変身!」 <KAMEN RIDE、“DECADE”> いつものようにディケイドに変身する士。 「さらに!」 そして、ディケイドは先ほど海東に貸し出されたディエンドのカードを早速ディケイドライバーにセットする。 <KAMEN RIDE、“DIEND”> すると士の姿はベルトのみディケイドのままであるディエンド―――通称Dディエンドに変身した。 「さてと、俺だけじゃさすがにこれだけの敵を一斉に戦うのはめんどくさいからな・・・・。」 救援が必要と判断したディケイドは、ライドブッカーから4枚のカードを取り出し、ディエンドライバーに立て続けにセットする。 <KAMEN RIDE、“KUUGA”、“AGITO”、“KABUTO”、“W”> するといつものディエンドの召喚エフェクトが4つ発生しそれが消えると同時に控え室でくつろいでいた卓也、望、天道、愛実&甜歌が現れる。 「な、何だ!?」 「俺たちさっきまで控え室にいたよな!?」 唐突に召喚された卓也と望は、いきなりステージいることに戸惑いを隠せない。 もちろん、同様に引っ張り出された甜歌と愛実も困惑していたが……。 「おばあちゃんが言っていた。“あわてず騒がす、まずは目の前の敵を排除すべきだ!”と。やるぞ!」 天道は目の前にいる異形の連中を見据え、てれび戦士たちに進言した。 ステージパフォーマンスに協力しろと。 「はぁ…、しょうがないわね・・・・。甜歌、ここは任せるわよ。」 「OK!」 そして全員、変身アイテムを構える。 ちなみに、甜歌は今回は特殊アイテム・ファングメモリを手に取った。 『変身!!』 <FANG JOKER> <HENSIN CAST OFF Change! Beetle!!> 全員が光に包まれその光が消えるとそこにはクウガ、アギト、カブト、W・ファングジョーカーが立っていた。 「さあ、あなたの罪を数えなさい!!!」 甜歌と愛実の一言で戦闘が開始される・・・がまあ大方の予想通り、ライダーたちが臓物アニマルたちを圧倒し、一気に追い詰めた。 そして、その後の結果は言わずもがな―――。 <One、Two、Three> ―――ガチャッ! 『トリプルライダーキック!』 ―――ガシャンッ、ガシャンッ、ガシャンッ!!! <FANG MAXIMUM DRIVE> 「ファングストライザー!!!」 ―――ガシュンッ!!! <FINAL ATTACK RIDE、“DE DE DE DECADE”> 「ディメンション・ライダーキック!!!」 5連続ライダーキックによって臓物アニマル軍団はあっという間に倒された。 「う〜ん、やっぱり駄目か。」 「当たり前だ。・・・・それより1人戦闘員がかなりやばそうなんだが大丈夫か?」 変身を解いた士の言うとおり、実際にカトウが演じている戦闘員はかなりばてた様子だった。 会場の観客からも含み笑いが聴こえる。 「カトウさん、いけます?」 カトウは無言ながらもとりあえずサムズアップを見せる。 「大丈夫みたいなんで、取って置きの第二陣いきま〜す!」 <SPECIAL RIDE、“KOBRA”、“RABITTO”、“SIKAIDAR”、“ONIGUTI”、“HIGEKAMEN”、“SUPERMAID MORISAN”> アキッキーの呼び出しにより現れたのは以下の怪人軍団。 ・コブラをイメージしたレザーファッションに身を包んだ怪人(ウェンツ) ・いつものまんまなシゾー ・両手がドリルになった歯科医風怪人(白石みのる(声:白石稔)/らき☆すた) ・全身を赤く塗ってトラ柄の腰巻と鬼の面をつけた男(谷口(声:白石稔)/涼宮ハルヒシリーズ) ・仮面をつけたシルクハット姿のジェントルマン(荒川さん(声:大塚明夫)/涼宮ハルヒシリーズ) ・仮面をつけたメイドさん(森園生(声:大前茜)/涼宮ハルヒシリーズ)だった。 (ちょっと待て!激しく待て!!!谷口と白石と荒川さんと森さん何やってんだ〜〜〜〜〜〜〜!!!???) まさかの面子の登場にたまらず心の中でツッコミを入れる舞台裏のキョン。 「やれやれ。海東、バトンタッチだ。」 「OK、士。じゃあ今度は君のカードを借りるね。」 【15曲目:Ride the wind(歌:門矢士)/仮面ライダーディケイドED1】 「変身!」 <KAMEN RIDE、DIEND> 早速ディエンドに変身する海東は、カードホルダーから5枚のカードを取り出し、立て続けに装填。 <KAMEN RIDE、“DECADE”、“DEN-O”、“BLADE”、“FAIZ”、“KIVA”> ―――ガシャッ! 「じゃ、ボクもサービス。」 すると先ほどと同じように今度は良太郎、竜一、タクミ、渡、が舞台に強制転送され、さらに士から借りたディケイドのカードの力でディケイドも召喚された。 「およよ!?僕たちも!?」 「おいおい、マジかよ!?」 それぞれ別々の場所でくつろいでいたりしていたため、突然呼び出されたことにビックリしていた良太郎と竜一。 「…ん?どうやら何か楽しそうなことになってるな。」 しかし、その一方でタクミは目の前の状況を見て、笑みを浮かべる。 「やるしかないみたいだね・・・キバット!!」 「よっしゃ!キバって行くぜ、渡!!ガブッ!!」 状況を認識した渡はキバットを呼び寄せて変身の準備を整えた。 「モモタロス!」 「おっしゃ、せっかくだし大サービスしてやるぜ!」 良太郎もモモタロスを憑依させ、デンオウベルトのミュージックホーンを響かせた。 「俺たちも行くぞ!」 「はい!」 <STANDING BY> タクミと竜一もそれぞれのベルトを装着した。 『変身!!』 <SWORD FORM> <COMPLETE> <Turn Up> 全員が変身し、準備が整った! 「俺たち、参上!!!一気に決めさせてもらうぜ!!!」 「小癪な!みんなかかれ〜!」 かくして始まる最終決戦。 戦いに関しては、敵が想定外の強さを持っていた影響か、ディエンドたちは若干ながらも苦戦を強いられた。 しかし、徐々に逆転していき、そして――――。 <FULL CHARGE> 「ウェイク・アップ!」 <EXCEED CHARGE> <LIGHTNING BLAST> <FINAL ATTACK RIDE、“DI DI DI DIEND”> 「俺たちの超必殺技!!!“ライブ・フォー・ユー”バージョン!!!!」 最後にはライダーたちの必殺技が乱舞し、怪人たちは吹き飛ばされ、無事にライダーチームが勝利した。 ゲリラライブもいよいよ佳境に入り、ステージに上がったのは、CVPの中心的存在の一人・春日井キズナ。 【16曲目:Planetary(歌:春日井キズナ)/電撃学園RPG劇中歌】 スポットライトがキズナを照らす。 その中でキズナはしっとりと歌を歌っていた。 【17曲目:オデッセイ(歌:シャナ、伊里野、キノ、インデックス、美琴、春香、ドクロちゃん、大河、操緒、智春、ホロ、ロレンス、ようこ、キズナ)/電撃学園RPG主題歌】 前の曲が終わり照明がメンバーを照らす。 そして、その両サイドにはそれぞれ、アスカがギターを、ナオキがベースを持って、観客から見て右サイドに構え、その後ろにはドラムを担当するダイドウが、そして左サイドにはピアノ担当のアキッキーがスタンバイ。 CVPメインメンバーたちの大合唱に花を添えた。 【18曲目:陽は、また昇る 〜シードピアスペシャルVer〜(歌:全員)】 ゲリラライブの大トリを飾るこの曲の前奏が鳴り始め、ステージがスモークに包まれる。 そしてスモークが消えた後にいたのは華やかな衣装に身を包んだCVP、アスカ、ナオキ、ダイドウ、士、海東、結城だった! さらにサビからは先ほどまで出てきたバックダンサーやコーラスメンバーも登場し歌を盛り上げる。 ノリノリで進む中、舞台裏で見ていた空課長たちは何かに気づく。 「アキッキー、最後の最後で姿を見せてないわね。」 「あれ?そう言えば……。」 そんな事を話しながらお茶を飲む一同。 しかし、最後のサビ直前にそれは起こった。 <一緒に元気出して 元気 元気 元気出して〜♪> 『行こうよ!』 「チョリッス〜!!」 ―――ブッ!? 広報課メンバー全員、飲んでいた飲み物を吐き出す。 それもそのはず。 アキッキーはなんと“女装”していきなり奈落から飛び出してきたのだった。 「何してるんです!?」 「気持ち悪っ!」 「しかもアキッキー・・・・足の毛、脱毛してるよ!!」 「ウケ狙いすぎでしょ!!」 ……なんだかんだあったが、会場内大爆笑のうちに、無事にゲリラライブは大成功に終わった。 --to be continued--
あとがきという名のフリートーク アキッキー「ふぅ〜。無事にゲリラライブは大成功!水面下で進めていただけあったね ・・・・・って何で智春くんと空課長そんなに離れているの?」 空「当たり前でしょ!曲が終わったのに何でまだ女装のまんまなのよ!!」 智春「そうですよ!!」 アキッキー「だってまだ曲終わりだよ!!」 空「しかし今回はアキッキー、これでもかってぐらいのコスプレだったわね。」 智春「それに何気にDaisukePさんにも考案していなかった 本家スーパー戦隊メンバーのバックダンサーやアスカさん達の楽器演奏もありましたし。」 アキッキー「いや〜考えが湯水のように湧き出てね。 追加できる範囲で追加してみたんだよ。 ちなみにボクの今回のコスプレネタと士&海東の歌のパートで出てきた敵役の皆さんのネタは 以下の感じだ。」
アキッキー「てな訳で次回からまたライブの本パートに戻りま〜す!!」