〜クリスマスパーティの大混乱〜




<アンダースタジオドーム 大食堂>



大混乱と予定外の撮影でどたばたしっぱなしの“シードピアクライシス”だが、今日はそんな忙しい合間を縫ってのクリスマスパーティ!

得意料理やお菓子を持ち寄ったり、プレゼントを交換しあったりと、つかの間の大きな休息を楽しんでいた。



  空課長「コースケ、今年もお疲れ様。何だか色々とトラブってたみたいだけど、大丈夫なの?」
 コースケ「まだ本調子とは言えませんけど、何とか…。」
アキッキー「しっかりしてくださいよ、チーフ。
      メールも何度か途絶えたこともあってボクは心配だったんですから…。」
  空課長「でもま、前回のイマジンとんでも憑依シーン、なかなかに面白かったわよ。」
その話題に食いついたのは、そのシーンで大いに目立ったこの6人だった。

    桃香「嬉しいですー!あたしも仮面ライダーになっちゃいました☆」
 エクレール「正直、私はかなり恥ずかしかったぞ…、あんなポーズまでつけて…///」
  ディエチ「でも、なかなか出来ない体験だったよね。」
バルクホルン「また妹に自慢話が出来て嬉しい☆」
   タバサ「私が選ばれるなんて、思わなかった…///」
    孫市「それに、あの怪人たちの性格に合わせて演技するというのも難しかったな…。」
そう、設定上では上記の6人は、“モモタロスたちに憑依されている”と言う流れのため、撮影時にはそのイマジンたちにどういうしゃべり方で話しているのかと言う演技指導を受け、経験者の良太郎と侑斗からはその際の手振りの演技についてのアドバイスを受けていたのだ。

また、イマジン憑依と言えば欠かせないのが、イメージカラーのメッシュと、それに合わせた髪型や服装の変化。

女の子ゆえに色々とこだわりもあるせいか、設定に一番難航していたのがそれだったりするのは、別の話である。





  空課長「難航していたと言えば…“200話特別編”もかなり二転三転したわよね?」
 コースケ「はい…。色々とアイディアを出し合ったのはいいものの…。」
アキッキー「その結果があの状況でしたからね…。」
  空課長「終わらせたのはいいけれど、反省点は幾つか残りっぱなしね…。」
 コースケ「…面目次第もありません…。」
  空課長「でも、それ以外でかなり力を入れたところもあったじゃない?
      セルベリアとイムカの仲直りシーンとか。」
 コースケ「えぇ。Youtubeとかで参考動画を見たりしてシーンを固めてみたんです。」
アキッキー「あの流れを作る役割を担ったぷるるんと戦騎たちは、
      中々の適役振りを見せてくれましたね。」
その話題の二人はどうしているかというと?

  イムカ「こんな穏やかな気持ちで杯を交わすのも、悪くない。」
セルベリア「あぁ…。不思議なものだ、これほどまで心が安らぐのは…。」
  イムカ「そうだな…。」
言葉を交わすことは少なくとも、意思は通じ合う。

それはこの二人のことを現しているのかもしれない。



ドロンジョ「あたしたちもこの世界で暴れられて良かったわね☆」
トンズラー「でもまだ暴れたりないでガンス。」
ボヤッキー「ま、それはここからのお楽しみといきましょう。」
その他にも、200話特別編で参戦を果たしたドロンボーチームや…。



リーフ「とうとう僕も仮面ライダーですか…。これからが楽しみです☆」
 黒井「変身ポーズとかも考えるか?オレがアドバイスしてやってもいいぞ。」
リーフ「はい!ぜひお願いします!」
別方面で仮面ライダーになった“フロニャルド”のリーフ王子。



クラスター「貴様との戦い、なかなか面白かったぞ。」
   早川「また本編で刃を交える機会があるかも知れん。そのときは…。」
クラスター「フッ、望むところだ…!」
アドラメレク編で激戦を演じたクラスターと早川。



 善吉「俺たちもこれでヒーローの仲間入りか…。く〜っ、これからが楽しみだぜぇ!」
 良晴「あぁ!!暴れてやろうぜ!」
 信奈「それはそうと…、めだかはほっといていいの?」
めだか「(ガツガツガツガツガツ…)あぁ〜、うまぁぁい☆」
 善吉「あ〜、あれは大丈夫だ。ほっとけ。あれが普段のめだかちゃんなんだから。」
ジャスティライザーとして初陣を飾っためだかたちなど、今年の戦いを彩った面々も参加していた。







「あ、サンタさんだぁ!」

「?」








ステラの嬉しそうな声が聞こえた。

振り向くと、そこには確かに袋を背負った白ひげのサンタクロースの姿があった。

その姿を見た途端、てれび戦士たちや、なのはたち、エリオやキャロ、アイリス、コクリコと言った子供たちが一斉に駆け寄る。

  空課長「気が利くじゃない。クリスマスにピッタリのサプライズよ。」
 コースケ「あの…すみません。僕、あんなの考えた覚え、ないんですけど…。」
アキッキー「…え?チーフも?ボクも全く知りませんよ?」
  空課長「は?あたしだってあんなの考えてない……。」
   3人『あれ?』
広報課3人が首をかしげているなど露知らず、サンタクロースのもとには子供たちが群がっていた。

「サンタさん、スケボーちょうだい!」

「私はぬいぐるみが欲しいです!」

「おもちゃちょうだい!」

「あたしはお人形さん!」

「ちょうだいちょうだい!」

次から次へと子供たちがサンタさんにプレゼントをねだる一方、それに全く動じることなく…というか、現れてから全く微動だにせずに直立不動で立ち尽くしている怪しいサンタ…。







――ガシッ!!!!!!

『!?』








……といきなりサンタが自分の顔面に手をかけたと思いきや、顔だと思っていた顔面マスクをギギギッと音を立てて自ら剥ぎ取り、その下にある本当の顔を見せた!!!!!







『うわあぁぁっ!!!!』

『!!!!????』








その厳つい表情を見た途端、子供たちは竦みあがって全員が一斉に後ろに倒れる。

そして次の瞬間――――!!!!!!







「ぅうおぉりゃあぁぁっ!!!!!!」







鬼のような形相で気合の一声!!!

その結果……







『ぅ…ぅ…!…うわあああぁぁぁぁぁんっ!!!!!!』







子供たちが次々に泣き出してしまった…。

一方で一部の面々は、この意外な存在の登場に驚きを隠せなかった。

ソニック「おいおいおい…、何であのオッサンがこんなところに来ちまったんだ?」
 リエラ「うそ、でしょ…!?」
 クルト「はぁ…、面倒な男が現れてしまった…。」
  大神「それにしても、あれじゃアイリスやコクリコも泣いちゃうのは当たり前だよ…。」
そして現れたその男、最後に袋からあるものを取り出して、こう叫んだ…。















セガサターン、シロォッ!!!



『…………はぁ??????????』













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2016年、“あの男”がまさかの参戦!!??
続報を待て!!!!!!








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