ここは、最近名の知れてきた芸能事務所・876プロ(バンナムプロ)のオフィス。
「頼むよ、尾崎ちゃ〜ん、この通り!!」
何やら、徳井ダイスケと尾崎玲子の二人が言い争いをしているようだ。
「嫌よ!!だいたい、何で絵里がブログ王決定戦に参加しなくちゃならないのよ!?」
二人が話し合っていたのは今度の仕事の内容に関することだった。
しかし、それの内容がブログ絡みと言うこともあってか、尾崎は不服の表情…というより怒りむき出しだ……。
「確か・・・、876プロのアイドル達は今年の『アイドルアルティメイト』は優勝して、765プロは全滅しちゃったし・・・。」
「そりゃそうだけど・・・。」
「後、社長から聞いたよ。最近、尾崎ちゃんのネットファンが増え始めてるって・・・。」
「うっ・・・。」
そう、自身がプロデュースしているアイドル・水谷絵理のブログに、自分とのツーショット写真が貼り付けられたのが引き金となったのか、最近、尾崎個人に対するファンも増えてきているのだ。
しかし、そのファン層がネット中心と言うこともあり、ネットの存在を毛嫌いする尾崎にとっては複雑以外の何物でもなかった……。
「「おはようございま〜す!!」」
「あっ、愛ちゃん達、おはよう!!」
「おはよう・・・、ございます・・・?」
と、ここで所属アイドルの日高愛、秋月涼、水谷絵理の3人が合流。
「お、ちょうど良かった。絵理ちゃん、このオーディションに出てみないかい?」
絵理の顔を見るなり、ダイスケは早速切り出した。
彼は早速、今回の内容が記された書類を彼女に手渡す。
「『アイドルブログ王決定戦』?」
「人気アイドルを決める人気番組でね。桜井夢子ちゃんっていった有名な娘は参加が決まってる。もちろん、絵理ちゃんは参加も可能だ。」
デビュー前の時代からブログはほぼ毎日更新していた絵理にとって、これは興味をそそられる内容だった。
「出たいけど・・・。」
「ちょっと、徳井さん!!」
ふと、愛が突然待ったをかけた。
「なんだい、愛ちゃん?」
「絵理さんばかり出るのは納得いきません!!だから、私達も出ます!!」
「僕も出てみたいな。久しぶりに夢子ちゃんと勝負できるし。」
愛に続いて涼も今回の件にやる気満々だ。
「う〜ん・・・、出したいんだけど・・・、今876プロにいる人達は絵理ちゃん以外『公式ブログ』持ってないでしょ?」
「「あっ・・・。」」
確かに、二人にとってブログはほとんど無縁に近い。
もちろん、二人ともそれに関する経験や知識はない。
「まぁ、ブログ作れば参加出来るしね・・・。」
それに、ブログを続けること自体、そんなに難しいことではないはずだ。
ややあって―――。
「……やります。」
「絵理!?」
「『ブログ王決定戦』…、出させてください!」
絵理も今回の企画に参戦の意を表明した。
「絵理!!ちょっと…!!」
「よしっ!!そうと決まれば・・・、電話借りますよ!!」
尾崎が困惑するのを尻目に、ダイスケは早速、事務所の電話を使って連絡を取る。
「あっ、編成局長ですか・・・?・・・ハイッそうです。ありがとうございます!!・・・ハイッ失礼します。」
―――ガチャ
「OK!コレで、876プロのみんなが出れるよ。」
どうやら話が通ったようだ。
トントン拍子で話が進んだことに、尾崎は内心で頭を抱えつつ……。
「分かったわ・・・。みんな、頑張って・・・。」
渋々、今回の件を承諾せざるを得なくなった。
「「やった〜!!」」
愛と涼の喜ぶ声と顔。
そして、絵理も頬を染めて笑みを浮かべる。
「んじゃあ、来週の土曜日にロケ有るから。その日にまた会おうね〜!!」
ロケ当日の土曜日、ダイスケが愛たちを迎えに行った後、そのまま会場に直行した。
「ココがロケ会場!!」
「てっきり・・・、アキバかと思ったら・・・、なんで池袋?」
今回のロケ地は池袋。
しかも現在彼女たちがいるのは、池袋の中でも指折りの有名施設・サンシャインシティ60だ。
「何でも、今回の企画、メインのスポンサーが『アニメイト』らしいんだ・・・。」
ちなみに、今自分たちがいる場所、目の前にそのアニメイト池袋本店が堂々と佇んでいたりする。
「そういえば・・・、今回の企画の賞金とか聞いてませんよね。」
「主催者によると・・・、『賞金10万円分のアニメイトポイントカード』だそうだ・・・。」
つい数年前、新しいシステムに移行したアニメイトのポイントカード。
そのポイントカードにいきなり10万円分が加算されているとは、かなり大きい。
「確か、今のアニメイトのポイントは1円の買い物で1ポイント貯まって・・・。」
「10000ポイントごとに、500円分の値引きが出来る・・・。」
さらに言うと、今回の商品である『10万円分のポイント』と言うのは、『“10万円分相当の値引きポイント”がそのままカードの中にごっそり入っている』、と言うことになる。
「つまり、そのカードには・・・、合計200万円分のお買い物をした後に発生する値引きポイントがそのまま入ってるって言うことですか!!??」
「そういう事。」
いかに一般人でも、これだけの買い物、しかもアキバ系のアイテムを買う人は滅多にいないだろう。
さらに、そのポイントカード、50000ポイントごとに“景品ポイント”が1点発生するシステムも採用されているため、そのカードの中には合計40点分もの景品ポイントも加算されていると言うことになる。
アニメイトに通いつめている常連客なら、この賞品はのどから手が出るほど欲しい物だ。
「ところで・・・、愛ちゃん・・・。」
「何ですか?」
「どうして・・・、舞さんとまなみちゃんまで来てるの?」
そう、実は今回の収録、なぜか、現役復帰した伝説のアイドルであり愛の母親・日高舞と、そのマネージャー(付き人的立場)として働いている、岡本まなみも来ていた。
「何言ってるの。私、今月から876プロに移籍したんだけど・・・。」
(キイテナイヨ・・・。)
さらりと口にした舞の言葉に、ダイスケは呆然。
そんな話、初耳なんですけど……。
「そうですか・・・。」
相も変わらないこの性格、毎度の事ながら手を焼きそうだ。
「そろそろ、ロケ開始時間よ。」
『ハイッ!!』
今回は、サンシャインシティの噴水広場にて撮影。
愛たち876プロや、涼のライバル・桜井夢子を初め、参戦を決めたアイドルたちもやる気満々だ。
「それでは、今回エントリーしたアイドルの皆さんを紹介します!!」
そして、一通りの出場者の自己紹介が終わった後――――。
「以上で、選手の皆さんを紹介・・・」
「ちょっと待った〜!!」
「…え?…何?」
突然一人の少女が割って入ってきた。
蒼い髪のストレートロングと蒼い瞳。
見た目的に中学生に見えなくも無い小さな身長。
その少女は、乱入するや否や、極めて予想外の発言を口にした。
「あっ、ども〜。ブログ王決定戦ネットアイドル枠のKonaKona(泉こなた)です。」
『え〜!!』
出場者を含め、その場にいた全員が驚きの声を上げた。
さらに、司会者もこのことは既に知っていたのか、こんな言葉を口にした。
「その通り!!実は彼女も、今大会の特別枠として参加することになりますので、頑張ってくださいね!」
「「何〜!!!??」」
こんなサプライズを用意していたとは、ここのスタッフ、侮れない…!
(アレは・・・、噂に聞く伝説の少女A・・・。)
そんな中で、絵理は彼女の存在を知っていたのか、比較的冷静な反応だった。
「KonaKonaさん・・・。お互い・・・、頑張ろ・・・。」
「君の噂は聞いてるよ〜、お互い頑張ろうね〜!!」
二人は今回の対決での、お互いの健闘を祈りあって、握手を交わした。
それにしても、この、ある意味でのオタク少女同士、何気に気が合いそうだ。
さて、収録を終えた直後の876プロ会議室。
そこで、今回のブログ対決の作戦会議が行われることになった。
尚、ダイスケの先輩でもある敏腕プロデューサー・中川空も同席している。
「それでは、ブログ王決定戦対策会議を始めます。」
進行役はダイスケが担当する。
「そもそも・・・、ブログってなにを書いたら良いんですか?」
―――ガクッ
(そこから始まるの!?)
愛の質問に、ダイスケは思わずズッコケたが、気を取り直して……。
「例えば・・・、日記とか、趣味の魅力を紹介するなんて、どうかな・・・。」
ブログは、要は日記と同様のもの。
「じゃあ、僕は自慢のストラップコレクションを紹介するのは良いんですね。」
「かまわないけど、そこは不定期にやった方が良いな。後、真と律子から送られたネタを回答するのもよろしくな。」
涼たちのほうは問題はないようだ。
「あっ、私と愛とまなみんは共用したほうが良いわよね?」
「ママ!?」
舞の意外な提案に、娘の愛はびっくり。
まなみでさえも、少しばかり動揺している。
「なるほど・・・、『日高ファミリー作戦』ね。良いんじゃない。初期の健介オフィスブログだって、健介さん、中嶋さん、チャコの3人で書いてたし・・・。」
空としては彼女の提案には賛成のようだが、愛は納得がいかないようだ。
「私一人でブログ書きたい〜!!」
「ダメ!!最近のネット犯罪って凄いんだから・・・。」
確かに、今の時勢を考えると、愛一人でブログをさせるのはちょっと危険かもしれない。
「だったら・・・、高校入る時に独立すると言うことでどうかしら?」
「う〜ん・・・分かりました。」
今回は、渋々ながらも空の提案を受け入れることに。
「そうなると・・・、舞さんが母親で、まなみちゃんが長女、愛ちゃんが次女・・・。アレッ・・・、父親は?」
―――パコーン!
「あいたっ!」
何か一人で盛り上がっていたダイスケをみて、空さんお得意の愛の鞭が炸裂した。
「んな設定考えなくて良いの!!あっ、なんだったらアンタがやる?」
「やりません・・・。問題は・・・。」
「ココが・・・。」
何やら、絵理とダイスケの二人で熱くなっている様子・・・。
「なんか・・・、熱くなってない?」
「えぇ・・・。私にはさっぱり分からないわ。」
実は、今回の対策の一環も兼ねて、対戦相手のkonakonaについて調べていたのだ。
「実は、あの後、『KonaKona』ってネットアイドルを調べてみたら・・・、かなりの伝説を持ったネットアイドルでした。」
「どんな伝説?」
ダイスケが調べた情報によると、konakonaの伝説の主な内容は以下の通り。
・ゲームの腕は天才的で、あるゲーセンのハイスコアランクを全部塗り替えた
・運動神経抜群
・気に入った同人サークルは必ず売れる
……どんな伝説なんだと突っ込みたくなるくらいのネットアイドルだったようだ。
「オマケに父親は、あの『泉そうじろう』ですよ!!」
「泉って・・・、あの人気作家の・・・?」
「そうです。」
泉そうじろうの名は最近の作家業界の中では知れている存在。
そんな彼が父親と言うのもちょっとすごい…。
「私達以上の伝説持ちですか・・・、厄介ですね・・・。」
「えぇ。あっ、そうそう、ブログの定番を忘れてた。」
「ブログの定番って?」
「そう、ブログをやってる芸能人やスタッフに会ったら、必ずリンク&投稿!!」
「そしたら、見る人も増えるっしょ!!」
知り合いの芸能人の中でブログをやっている人を見つけたら、ぜひとも自分のところも紹介するべし。
そうすれば、ネット上での閲覧者も増えて、一石二鳥だ。
「なるほど・・・。それじゃあ早速・・・、絵理さん、ダイスケさん、ブログの作り方教えて下さい!!」
「……うん!」
「オッケー!俺にまかせてよ。」
ダイスケと絵理の指導とアドバイスの下、愛たちのオリジナルブログの製作を開始。
試行錯誤の末、ようやく……。
「出来た〜!!」
「コレなら勝てるね!!」
「けど、毎日の更新が大事・・・。」
「うん、分かった!!」
その後もブログ談義は夜遅くになるまで続いた・・・。
それでは、ココで876プロのブログと作戦を改めて説明しよう。
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日高愛&舞&まなみ組:ブログ名『日高家オフィシャルブログ』
ターゲット:10代〜30代男女
解説
日高舞とその二人の娘が毎日の様子を語っていくブログ。愛は激安ファッションとコーディネート。
舞は、料理(レシピ有り)とガーデニングと美容と高級ファッション、まなみは、876プロからのお知らせがメイン。
(ちなみに、まなみは、876プロに復帰、さらに日高家ファミリー設定にするため、日高家に居候している。)
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涼&真&律子:ブログ名『ウインド・レター』
ターゲット:10代〜30代男女
解説
大反響を呼んだウインド・ティルの公式ブログ。
活動を休止してもその人気は衰え無かったので、交換ブログとして続ける事に。
基本的に、3人の趣味であるスポーツ&ジ○ニーズ、取材裏話を語るブログ。
ちなみに、不定期で女装涼も見られる。
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絵理:ブログ名Fountain of Ellie
ターゲット:ネットアイドル時代の信者&10代〜30代男女
解説
絵里ちゃんがネットアイドル時代から使ってるブログ。
毎回オリジナルの動画がアップされてるのでソコに注目。
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ブログを作り、早速更新を始めてから数日が経った。
今日の愛はレッスンスタジオでトレーニング。
「さっき、春香さんに出会いました・・・。っと更新!!」
愛のほうは順調のようだ。
「どうだ?」
「あっ、徳井さん!!なんか・・・、ブログランクは上がってるんですけど・・・。」
どうやら、何か足りない様子。
日々の出来事の更新だけでは、面白みも欠けるものだ。
「なるほど・・・、だったらクイズを作って投稿して、しばらく経って回答を送るってのは?」
「それって、芸人さんがやるような・・・。」
「まぁ、そうなんだけどね・・・。試しに、この後レッスン終わったらお昼でしょ。さっき、何を食べるでしょうってクイズを俺のブログで更新したから、回答をお願いしていいかな。」
「分かりました。」
下に書いてある記事が、そのダイスケのブログで書かれたクイズだ。
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タイトル クイズ!!
突然ですが、クイズです!!
俺は、ある店にお昼を食べに行きますが・・・、
それはドコでしょう?
答えは、日高家のブログを見てくださいね!!
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レッスン後、二人は都内回転寿司屋に足を運んだ。
「ココ、こないだ地方番組で紹介していた・・・。」
「あぁ、ココの寿司屋はまなみさんと舞さんが初めて出会った場所でもあるんだ。」
「へぇ〜。あの二人が・・・。」
「あの時は、俺もいたけど舞さんの威圧感にやられた・・・って、感じかな。」
「はぁ・・・。」
日高家にとって、ある意味で縁のある店だったようだ。
その後、愛のブログで今回の内容の記事が掲載された。
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タイトル クイズの答え
ダイスケさんのブログで出題されたクイズの答えは・・・、
お姉ちゃんとママの好きな回転寿司屋『マンタ亭』でした!!
ここのマグロカツ巻きと茶碗蒸しは、美味しかったからみんな是非食べてみてね〜!!
あい
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その後も、みんなは熱心に更新を続けていき、あっという間にブログ王決定戦の最終日前日となった。
再び876プロの会議室に愛たちと空たちが集まった。
ここで、ダイスケから驚きの提案が飛び出した。
「明日はいよいよ、ブログ王決定戦の最終日!!そこで・・・、各ブログ各自、『ライブ&ロケで1日100更新作戦』(スタッフからのお知らせ抜き)を開始する。」
1日でブログを100回更新!!??
24時間を分単位に換算すると、24時間=1440分。
1日で100回更新ということは、約14分で1回の更新と言うペースになる。
「さすがにそれは・・・。」
キツイのでは?
「でも、かつて、中川翔子や品川庄司の庄司・・・、そして、元モー娘。の矢口真里だって出来た・・・。」
……実際にやったんだ。
ふと、涼が今回のことに関する興味深い話題を口にした。
「そういえば・・・、真さんから聞いたけど・・・、SMAPの草なぎ剛さんだって300回以上のブログ更新をしてアメブロの1位を取ったって・・・。」
「そこっ、コレなら上位は確定出来るでしょ!!幸い、明日は日高家は親子ライブに涼と絵里ちゃんは、出演の大規模ロケがある!!ライブに来れないファンやエキストラ参加出来ないファンの為にやった方が良いと思うのだが・・・。」
「おもしろそ〜!!」
ラストスパートに向け、愛もこの一件に前向きのようだ。
「けど・・・、更新は主に私達がするんでしょう。ダイスケ君・・・。」
「当たり・・・。」
その分、裏方的役割の尾崎とダイスケらは苦労しそうだ。
「あっ・・・、言い忘れたけど・・・、さっきこの事ネットのニュースで流れたぞ・・・。」
………え?
「「「ソレを早く言え〜!!」」」
「ズイマゼン・・・。」
翌日の早朝から、早速、ダイスケ提案の超連続更新作戦はスタートした・・・。
ライブとロケの時は数分ずつ更新(主にまなみ達スタッフチームの担当。)で、たまに本人による衣装&裏話解説をしたりした・・・。
そして・・・、深夜0:00、コレを持ってブログ王決定戦がが終了した・・・。
そして・・・、運命の結果発表の時・・・。
(あんだけ更新したんだもん・・・、勝てるよ!!)
長期間に及んだ今回の決定戦、愛にとっては未知の領域だった。
しかし、同時に彼女にとっていい経験になったことは、請け合いだろう。
「1位になりますように・・・。」
そして、ダイスケから結果が告げられた。
「1位から3位は………………、おめでとう!!君達が独占だ!!」
「「やった〜!!」」
「…うれしい…!」
トップ3を876プロが独占と言う最高の形でフィニッシュを飾った。
彼女たち3人にとって、これほど喜ばしいことは滅多にないかもしれない。
「ところで・・・、konakona(こなた)さんは・・・?」
ネットアイドル枠として参加した彼女の成績も気になるところ。
しかし、その結果は散々たるものだったようだ。
「konakonaさんは、11位だ。しかも、ゴーストライターを入れたりした為にちょっとキツイお仕置きが必要だな・・・。」
「お仕置きって?」
「なぁに、ゲリラライブをする。ソレだけだ。」
後日、渋谷駅前の特設ステージ付近、ゲリラライブの準備を進めるkonakonaこと泉こなた。
前回のブログ王決定戦の一人反省会をしているようだが……。
(はぁっ・・・、かがみやつかさ達に頼んで1週間事に口調変えて書いたけど・・・、何か間違えたかな・・・。)
………その時点で負けが確定しているような感じがする…。
どうやらこなた、ブログの更新を続けていくと言う気力がないようだ…。
「まぁ、良いや。早速、ライブを始めようっと!!」
ちなみに、そのゲリラライブ、愛たち3人もこっそりと見に行っていたのだが、なぜかかかっていたBGMが、『宇宙鉄人キョーダイン』の歌だったりする。
……かなりマニアックすぎる……。
「こなたさん・・・、ノリノリですね・・・。」
「そうだね。」
「あんな懐かしい歌を知ってるこなたさんって・・・。」
ネットアイドルになっても、オタク要素は全力全開な泉こなたでした。
--THE END--
あとがきと言う名のフリートーク
空「DaisukeP的、『アイマス』&『らき☆すた』クロスいかがでしたか?」
DaisukeP「今回、ネタの参考として、人気番組『お試しか!』の企画、
『もしも、ブログのランキング1位にならなくといけなくなったら〜タカ、庄司、矢口編〜』を元に
アレンジしています。」
空「ちなみに…、劇中に出てきた芸能人ブログはリンクしてあるので、一度読んでみてください!!」
DaisukeP「次回は、『ディアリースターズ』の真・エピローグである『それから…。』を
コッチアレンジにした作品になってます。それでは!!」
編集者・コースケの後書き
DaisukePさん提供のIM@S短編小説シリーズも第8作目!
今回は『らき☆すた』の泉こなたがゲスト出演となりましたけど、彼女がネットアイドル……。
思わず『らき☆すた NET IDOL MEISTER』を髣髴としてたり。(笑)
……そう言えばDaisukePさん。
ディアリースターズで思い出したのですが、このゲームって、『顔出ししているのに声が出ていない』って言うキャラがかなり多いですよね?
以前、『日高舞の声は井上喜久子さんが似合いそうだ』とDaisukePさん言っていましたけど……もし彼らにCVをつけるとしたら、誰が似合いそうですか?
・石川実(876プロ社長) ・岡本まなみ ・五十嵐局長 ・サイネリア(鈴木彩音)
・尾崎玲子 ・桜井夢子 ・武田蒼一(音楽プロデューサー)
ちなみに僕だったら、この二人にこの人たちを合わせてみたいと思っています。
・桜井夢子→平野綾
(口調や性格がハルヒにそっくり、つまり、伊織と同等のツンデレキャラだと思ったから〔笑〕)
・武田蒼一→西川貴教(T.M.Revolution)
(個人的なイメージと言う面が強いが、楽曲を作ると言う意味合いではピッタリなのではと考えたから。)