コースケ「あの…空課長?」 空「何?」 コースケ「今回のLFY、いつもと雰囲気が違うような気が…。」 空「あぁ。今回は『NG報告』でもしようと思って。」 コースケ「へ!?NG報告ですか?」 空「えぇ。リハーサル中に発生したハプニングの中から厳選したものを載せるから、 あんたのほうで適当に紹介して頂戴。これ、そのテープね。」 コースケ「あ、はい…」 空「じゃ、あたしはダイスケのところに行くから。」 コースケ「わ、分かりました…。」 空「全く冗談じゃないわよ!このLFYの計画どこまで予定が狂ってんのよ!この本編の連載だって―――。」 ―――プシューッ(ドアが閉まる音) コースケ「………イライラしてるなぁ、空さん…。 まぁ、連載に関してはHPの管理者でもある僕にも責任があるんだけどね…。 ま、それも追々考えるとして、まずはテープの中身確認だ。」 ―――ガチャッ ―――ピッ -------------------------------------------------------------------------------- (ここから先の【】は、全てコースケのセリフになります。) 【これは、ライブ映像からだね。OKシーンは…。】 ―――ピッ 「それじゃあ行くぜ!デンライナーポリスで、“クライマックスジャンプ”!!!」 『おおおぉぉぉぉ!!!!』 【モモタロスの気合の掛け声と共にお客さんのテンションも一気に上昇。デンライナーポリスならではのクライマックスムードだったね。】 【…ここからがNGシーン。リハーサル風景かな…?】 ―――ピッ 「いくぜ!!クライマックスヂャンプ!!」 【ズルッ!モモタロス、少し噛んでない?】 「はい、カット〜!!」 『ははははは(笑)』 【あ〜あ、みんな大笑いしてるよ。空さんまで含み笑いじゃん。】 「あ〜、また噛んでしまった…。」 「コレで6回目だね〜!!」 「なんだと小僧〜!!」 【おいおい、リュウタとモモタロスの追いかけっこがまた始まっちゃったよ…。誰か止めてよ……。】 -------------------------------------------------------------------------------- 【お?これって確か、アキッキーの妹のマリアが撮った、ブロマイド撮影…?】 ビデオには、そのときの映像がはっきりと残されている。 撮影担当のジェス・リブルも嬉々とした表情でシャッターを切る。 【ジェスのテンションの甲斐もあって、いい写真が出来たよな…。】 コースケの傍らには、今回の撮影で撮った物の中から空課長が厳選した正式採用のブロマイドのサンプルと、採用を見送った写真が幾つか置かれている。 【でも、正直言って、どの写真も捨てがたいよ、う…な!!!!????】 適当にその写真を眺めていたコースケの目に、信じられないのが目に留まった。 それはなんと――――。 ―――泉こなたのビキニ姿の写真だった。 【こ、こなたさん、これはマジっすか…!!??】 コースケがその写真を目の当たりにした瞬間、彼の脳裏で色々な衝撃が走り、呆然としてしまった……。 【って言うか、なんでこなたがビキニ姿に!?】 『その理由は、合宿3日目の出来事にあった。』 【って、なぜに○ートン○田さん風のナレーションが!!??】 『合宿三日目のこの日、今回も暑い日差しの中で女性メンバー限定の水着撮影が行なわれることになった。』 【…今度は濱田○リさん風かよ……。】 『この日は、こなたちゃんを初めとする“チーム・ラッキースター”の面々から入ることに。』 その撮影中―――。 「んじゃあ、こなたちゃん。コレに着替えてね☆」 緑色のセーラー服を身に纏う、男性にも見間違えそうな大柄な彼女の名はミツコ(CV:長友光弘〔響〕)。 驚くことに彼女は、アキッキーの兄・アキエのスタイリスト仲間でもある・・・。 「は〜い!!」 次の水着を手に更衣室に入ったこなただったが、改めて渡された物を見て、少し表情が曇る。 (う〜ん・・・、いっつも『スク水』だったから、ビキニは苦手なんだよね・・・。適当に着よっと!!) ―――それから数分後・・・。 そろそろ次はこなたの単独での撮影なのだが、まだ来てないようだ…。 そして、予定から遅れること数分…… 「お待たせ〜!!」 「やっと来たか。遅い―――って、こなた〜!!!???」 普段あまり聞きなれないかがみの驚愕の声に、撮影に来ていた全員がビックリした。 何事かと思い、全員がその方向を振り向いた瞬間、その理由を理解した。 「どうしたの、かがみん?」 「こなちゃん…、ビキニ…。」 こなたがビキニを着ること事態にも驚きだが、何よりも一番驚いたのはその水着のブラの部分。 なんと、本来なら首周りにくるはずの紐と背中に回るはずのホックが上下逆の状態なのだ。 「あっ…、コレ?いや、ビキニなんて着たこと無いからミツコさんに渡されたままに着たんだ…。」 そう…、こなたは伝説の『アヤスタイル』で撮影に望もうとしていたのだ!! 「なるほど…、って納得出来る訳無いでしょう!!ちょっと、ミツコ!!こなたちゃんに謝りなさい!!」 一瞬納得しかけたアキエだったが、それを許すはずがないと言わんばかりの怒りの表情。 ミツコに謝罪を求めたが……。 「はいはい分かりました…、もぅ…。こなたちゃんにビキニ水着を渡して、どうもすいませんでした!!」 ブサイクな怒り顔にも似た表情で形だけの謝罪と言うわけで―――。 「「謝る気無いじゃないか!!」」 ―――スパコォン!!! …恒例のネタ振りのせいで余計にかがみとアキエを怒らせてしまったミツコであった…。 「まぁまぁ、とりあえずまた着替えてきま〜す!!」 「こなちゃん、手伝ってあげるから…。」 その後、こなたはいつものスクール水着に戻り、撮影が再開された………。 そして現在―――。 【……“アヤスタイル”のこなた…、ファンにとっちゃ超レア物必至だな…。】 呆然とその写真を見つめているコースケ。 彼としても、この水着の着こなしは少し意外だった。 【…って言うか、この写真、一体誰が……。】 アキエがこのスタイルの写真撮影を却下したことで、この写真は実質上ないはずなのだが……。 その答えは、永遠に謎のままである………。 --to be continued--
コースケ「あの…空課長?」 空「何?」 コースケ「今回のLFY、いつもと雰囲気が違うような気が…。」 空「あぁ。今回は『NG報告』でもしようと思って。」 コースケ「へ!?NG報告ですか?」 空「えぇ。リハーサル中に発生したハプニングの中から厳選したものを載せるから、 あんたのほうで適当に紹介して頂戴。これ、そのテープね。」 コースケ「あ、はい…」 空「じゃ、あたしはダイスケのところに行くから。」 コースケ「わ、分かりました…。」 空「全く冗談じゃないわよ!このLFYの計画どこまで予定が狂ってんのよ!この本編の連載だって―――。」 ―――プシューッ(ドアが閉まる音) コースケ「………イライラしてるなぁ、空さん…。 まぁ、連載に関してはHPの管理者でもある僕にも責任があるんだけどね…。 ま、それも追々考えるとして、まずはテープの中身確認だ。」 ―――ガチャッ ―――ピッ
あとがきという名のフリートーク 空「アンタねぇ、もう6年目に入っちゃったじゃない!!」 (DaisukeP、ボコボコ状態……) DaisukeP「ずいまぜん…。」 空「まぁ、いいわ…」。次回は、アキッキーのアレだからお楽しみに!!」