いよいよ迎えた超巨大コンサートライブ本番。
その日のAM5:30、ライブの責任者でもある総合プロデューサー・中川空は、夜明けと共に爽やかに目覚めた。
「よし、良い天気!!」
彼女の今日のご機嫌も絶好調。
――――シャァァァッ。
カーテンを開けてオレンジ色の夜明けの光を部屋に差し込ませると―――。
―――ガチャッ
衣服の収納棚からこの日のために用意した服装に手際よく着替える。
―――バッ!!
―――キュッ
そして、その彼女に遅れること数分、彼女の相方・マリルも目を覚ました。
「さっ、最後の準備するか!!」
「リルッ!!」
この日の早朝はライブ直前の最終ミーティングも兼ねてある。
大成功を収めるためには、僅かなミスも見逃せない……!
AM6:00 ライブ会場特設屋台村――――。
「おはよう、みんな!!」
「「おはようございます、総合プロデューサー!!」」
ライブ会場に設置された屋台村には、今回のイベントのために用意した出店がズラリ!
中には、今回のライブの出演者のお勧めのメニューも販売するところもあって、かなり本格的だ。
「今日は、本番だからね!!成功したら、ボーナス出すように上層部にお願いしてるわ!!」
「「ありがとうございます!!」」
「まだ、早いっつ〜の!!」
特別ボーナスと言う言葉に躍起になるメンバーたち。
ちなみに、今回、空が今着ている服は、こんな感じ。
・インナー:⇒この日の為に買った勝負下着(色は白。しかもガーターベルト付き)
・シャツ:⇒長袖のポロシャツ
・ボトム:⇒タイトスカート
・シューズ⇒スニーカー
一見見てみれば普通の服だが・・・、1つだけ違うのは・・・、羽織っているセーターを腕の所を結ぶ『プロデューサー巻き』だった!!
空隊長・・・、昭和臭いぞ!!ってか空先生の衣装は・・・?
「そこ、変な言い方するな!!(まぁ、見てる人から見れば、昭和臭いかも知れないけど・・・。)あっ、空先生の衣装は後で着るわ。」
そうですか・・・。
「空、おはよう・・・。」
「ガノンドロフ・・・、おはよう。」
そこに合流してきたのは、“スマッシュブラザーズ”のダークサイド的存在の影の重鎮・ガノンドロフ。
今回、彼も屋台村に出店を出すサポートメンバーとして、ライブを盛り上げることになったのだ。
しかし、聞いた話では、彼が歌を歌うと言うこと自体、自分にとっては性に合わないそうだ……。
「いよいよだな・・・。」
「えぇ、お互い頑張りましょうね。けど、その前に・・・。」
―――グ〜ッ
……あら?
「おでん貰える?」
「喜んで・・・。」
空課長……、まだ何も食べてなかったんですね…。
それに、ガノンドロフがおでん屋台を出店として出すって言うこと事態、かなり異例……と言うか、あり得ないような気がする……。
ガノンのおでんで空腹を満たした空は、続いて会場内ドームステージへ。
そこではすでになのはたちが最後のチェックを行っていたところだった。
「おっはよ〜!!」
「空さん、おはようございます。」
「今日の本番、みんな頑張ってね〜!!」
「「ハイッ!!」」
空の言葉に気合が入るメンバーたち。
「って・・・、先輩も出るんでしょ!!」
「ダイスケ・・・、ナイスツッコミ!!」
と、ここでタツノコースケも合流してきた。
「課長〜!!おはようございます!」
「あ、コースケ、おはよう。そっちのほうはどう!?」
「ドーム内外の出店、グッズ販売コーナー、共に問題ありません!もうまもなく、雷電たちもこっちに合流します!」
その、雷電たちが担当している販売コーナーでは―――。
「グッズは?」
「準備完了です!!」
テーブルとテントの奥には、この日のために特注で用意されたオリジナルグッズが山ほど用意されていた。
「OK!!俺達はリハに入るから後は頼むな。」
「あぁ。」
「後頼むよ〜。」
この後の最終リハーサルが完了すれば、開演まであと少しだ……!!!
ここまでくれば、ほとんど抜かりなし!
「オッケー!みんな、今回のライブ、気合入れていくわよ!!!」
「「了解!!」」
……と、ここでタツノコースケが空に声をかけた。
「あの、ところで課長、アキッキーが何処に行ったか知りませんか?」
……え!?
「チーフ、それってどういう……?」
「それが、今日の未明あたりから、全然姿が見当たらなくって……。」
思いもしなかったタツノコースケの言葉に、ダイスケと空も一瞬固まった。
「…見てないわよ?ダイスケ、あんたは?」
「いえ、全然……。」
「う〜ん…。ま、しばらくしたらあいつもこっちに来るでしょ。」
気にかかるが、本番直前になれば彼もすぐに合流してくるだろうと考え、とりあえず、リハーサルに専念することにした。
その頃・・・、ドーム近くの茂みである謎の影が・・・。
「見つけたわ〜、例のピチュー。」
「本当だ!!しかも、ピカチュウとミュウツーにルカリオとセレビィまでいるぞ!!」
「あのポケモン達を捕まえてボスに渡せば・・・。」
「「「幹部昇進&給料アップ〜!!」」」
「ソーナンス!!」
「ソーナノ!!」
「アンタらは、戻りなさい!!そうと決まったら・・・、例のアレ早く作るわよ!!」
「「「オウッ」」」
何やら、怪しげな雰囲気………。
一方、所変わってこちらは、何故か“時空の狭間”。
その某所でも、何やら話し合いが行われている様子……。
「本当に大丈夫なのよね・・・?」
「大丈夫!!俺のプランに不可能は無い!!」
しかも、話し合いをしているメンバーの中にはアキッキーの姿も!?
「なら良いんですが・・・。」
「俺の合図を出したら発進だからね。」
アキッキーがなぜこんなところにいるのか?
コレには、話が少しさかのぼる・・・。
--to be continued--
次回予告!!
合宿疲れか自分の部屋で1人メドレーのを作業をしていたアキッキー。
ところがそこへ参戦の遅れでライブのことを後から知ったメンバーが殴りこみをかけてきた!?
果たしてアキッキーはいったいどう対処するのか!?
次回「突然襲来!?女神達の陳情!?」
コンサートを作るのは貴方です。
後書きという名のフリートーク
空「この作品もついに11話!!」
DaisukeP「まぁ、ネタは考えていたんだけどね・・・。
さて、今回は、雷電さんからのリクエストにちょっと答えてみました・・・。」
空「けど、アイツらでしょ。みんなの手にかかれば雑魚当然じゃん・・・。」
DaisukeP「まぁ、そうなんだけど・・・。果たしてコイツらを亜空軍にしていいのか・・・。
ココで緊急アンケート!!
@今回出てきたアイツらの口上は、昔(なんだかんだ〜)と今ドッチが良いですか?
(ちなみに・・・、口上によって使用ポケモンが変わります!!)
Aポケモンバトルは、空課長以外の広報課メンバーと
ゴルゴ(使用ポケモンは、現在放送中の『ポケモン☆サンデー』で使ってるポケモン。)と
トレーナーで戦いますが、
皆さんの使用するポケモン(伝説のポケモン以外)を考えてください。(最大3匹)
ちなみに・・・、自分は・・・。
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・マリル(空課長から借りてる) ・ゴマゾウ Lv15 ・ヒメグマ Lv15
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となります。
空「次回は、アキッキーさんの執筆となります。」
二人「「それでは!!」」
編集者・コースケの独り言
いよいよライブ開幕のときを迎える運びとなりましたが、何やら開幕直前にもう一波乱が起こりそうな雰囲気がしますね……。
しかも、あいつ等までもが緊急参戦ですか!?
……う〜ん、確かにあいつらを亜空軍のメンバーにするって言うのは、こちらとしてもちょっと微妙かもしれませんが、ここは様子を見ることにしたいと思います。
さて、次回はアキッキーさんが原稿の担当のようですが……、まさかの彼女たちの登場ですか!?
ますます大騒ぎになりそうですね、色んな意味で。(苦笑)
……さて、ちょっとここでDaisukePさんに質問。
・次回以降で行われることになるであろうポケモンバトルの所持ポケモンに関してなんですが、使うポケモンのレベルに関してはLV.15で固定ですか?
・伝説のポケモン以外なら、全シリーズの中から好きなのを選んでもいいのですか?