“SEEDPIA CRISIS”緊急特別企画
『シードピアクライシス LIVE For You!!』

第10話「気分転換! シードピア・カメラ1日目」



宴会が終了して日も暮れた頃のホテルの中、メンバーたちの大半が眠りに付いた頃……。

「さて、コレからどうしますか!?」

「最近忙しくてどっか行ってないから・・・。」

「ちょっと楽しむか!!」

「「オウッ!!」」

ステージの準備諸々で大忙しだった、ダイスケ、アキッキー、タツノコースケの3人は、今までのストレス発散と言わんばかりに、ホテル内のゲームセンターに向かうことになった。

もちろん、雷電とソラも一緒だ。



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○雷電の場合・・・



シューティングゲームコーナーで、とある1台のゲームに目が留まった雷電は、チーフに許可をもらってプレイをすることに。

「すいません・・・、このシューティングゲームやらしてもらって良いですか・・・?」

「構わないが・・・。」

「では・・・。」

この手のシューティングはお手の物だったのか、一気にスコアを伸ばしていく。

「凄いな・・・。」

「俺、もうダメだわ・・・。」

「俺も・・・。」

アキッキーは呆然とし、ソラとダイスケも物凄いテクニックに見入ってしまう。

「雷電!!俺達別の所に行ってるからな!!」

「分かりました。」

雷電をここに残し、他のメンバーは別のところで遊ぶことになった。



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○ソラの場合・・・



今度はクイズゲームコーナー。

ここでソラとエンキの二人がクイズゲーム中。

「良し、ハイスコア更新!!」

「ソラ君、凄いな・・・。」

正解率の意外な高さに、エンキもビックリ。

「ありがとうございます。けど、自分これでも最高レベルなんですよ。」

「それでも凄いじゃないか。」

「エンキさんに誉められるなんて・・・。」

どうやらこちらも上々のようだ。



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○アキッキー&タツノコースケの場合



さて、こちらはスロットマシンコーナー。

タツノコースケとアキッキーの二人が、良さそうな台を選別する……。

「なぁ、この台どう思う?」

「悪くねぇ、行けると思うよ。」

「ならやるか・・・。」

ようやく良さそうな台を見つけ、いざ勝負――――と思ったら。







「やったわ〜確変突入!!」




「「!!??」」








聞き覚えのある女性の声が響いてきた。







「この声は・・・、もしかして・・・。」



「多分な・・・。」









「「『マイ・フェアレディ』の椿鬼奴!!」」









椿鬼奴・・・。



タクミが社長を勤める『マイ・フェアレディ』所属のカラス隊の一人で、常にカジノで大金を巻き上げる事から、別名『カジノ荒しの鬼奴』と呼ばれる女である・・・。









まさか彼女がここに来ていたとは……。



「あら?、アキッキーにタツノコースケじゃない。お久しぶりね。」

「おぅ、お久しぶりっ。・・・じゃなくて、今日は『マイ・フェアレディ』営業してないの?」

「今日はカラス隊はオフ。だから、一足早くホテルに泊まって、カジノしに来たのよ。」

「なるほど・・・、オフね。」

様子を見る限り、今夜もとことん稼ぎまくるつもりだ。

「じゃあ、友近ママやらは明日来るんだ。」

「えぇ。」

「ところで・・・、さっき確変大当たりが出たって言っていたけど・・・。」

…なんていってた次の瞬間。

「あら、また当たったわ。」

なんとまたしても確変大当たり、ボーナスゲームがスタートした。

「「スゴオォッ!!」」

“カジノ荒らしの鬼奴”、本領発揮のようだ。





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○ダイスケの場合・・・





そんなことなど露知らず、ダイスケは一足先にカジノを抜けて、図書館にきていた。

本番で披露するメドレーの楽曲の最終調整に追われていたのだ。

「う〜ん・・・、どうしよっかな・・・。」

どうやらなかなかいい楽曲がセレクトできないご様子。

と、そこにこなたが通りかかった。

「どうしたの、ダイスケ?」

「いや、例の『萌え萌えキュン』メドレーなんだけど・・・、なんか良いのが見つからないんだ・・・。」

「なるほど・・・、だったらコレなんてどう?」

持っていたケータイの着うたの中から、おすすめの曲を選んでもらったダイスケ、これはピーンときたようだ。

「なるほど、ありがとうこなたちゃん!!」

「良いって・・・、それじゃあ私練習が有るから・・・。」







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○マリア&リョウカの場合・・・



一方、アキッキーの妹・マリアとタツノコースケの妹・リョウカの二人は、部屋で水着談義をしているようだ。

「それで・・・、リョウカってどんな水着が着たかったの?」

「私は・・・、ティアナちゃんやルナマリアさんみたいな水着が着たかったな・・・。私、いっつも子供っぽい水着着せられてたし・・・。」

「あ〜、分かる・・・。確かにタツノコースケさんの家に有るのってそういう水着が多かったよね。」

シスコン気質のある兄を持つ二人にとって、これほどにまで悩まないことは無い。

たまには自分たちのリクエストも聞いてほしいと言いたいものだ。

「明日、アキエさん達に相談してみようかな・・・。」

「そうね。私も手伝うからさ。」

「マリアちゃん、ありがとう。」





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○マリュー・ムウ夫妻&ハラウオン夫妻の場合・・・



所変わってこちらはホテル内のバーラウンジ。

そこには、マリュー、ムウ、リンディ、クライドの4人が。

「「「「乾杯〜!!」」」」

―――チンッ

なぜかジョッキを片手に一気飲みのマリューさん。

「プハ〜ッ!!やっぱりビールと言えばSUNTORYの『エビス』よね〜!!マスター〜、おかわりちょうだい!!」

「コレをキラ君らが見たらどんな反応するか・・・。」

「まぁ、なれてはいるんだがな・・・。」

マリューの意外な一面を垣間見たリンディはちょっと意外そうな表情。

クライドも少し呆然。

普段から彼女と二人で飲んでいるムウも、こればかりは苦笑いを浮かべるしかない……。







こうして、1日目の夜は過ぎていき、あらゆるイベントを迎え・・・、遂に本番を迎えた・・・。 --to be continued--


次回予告!!

遂に始まった本番!! 次回『満員御礼!!!超巨大ライブ開幕!!』

あとがきと言う名の独り言 in ホテル内 空&マリルの部屋
空「なるほどね〜!!しかし・・・、マリューさんがビール派って知らなかったわ・・・。
  さて・・・、イラストの方もやっぱりヒロインより、主人公の方が人気有るのかしら・・・。
  そうだ、『水着イラスト』に、キラ君ら主人公クラスも追加するわ!!
  さらに・・・、せっかくタイヨウと新次郎(プチミント)っていう女装要員がいるんだから・・・、
  シードピア版『aniコレ』と『奇跡の一枚』も開催するわよ!!
  まぁ、内容とルールはブロマイドと代わらないけど・・・、ともかくみんなカッコ良ければOK!!
  あっ・・・、『えもん』シリーズ?そこは好きにして・・・。
  さて、次回からもう本番に入っていくわよ。それじゃ、お休みなさい!!」

編集者・コースケの独り言

シードピアLFY、累計10話達成!!!

……というわけで、今回は裏方メンバー中心の話となりました。
さらに、LFY限定のゲスト出演者として、“マイ・フェア・レディ”に出演している椿鬼奴さんにもご登場いただきました!

さて、いよいよ次回は運命の本番!!
果たして大成功を収めることが出来るんでしょうか!?
注目してまいりましょう!!!









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