“SEEDPIA CRISIS”緊急特別企画
『シードピアクライシス LIVE For You!!』 番外編〜アキッキーカメラ〜

Making1『混乱必死!?衣装合わせ』



※これは本編で書ききれなかった出来事をL.S広報課のアキッキーによるメイキング撮影という形で書いた作品である。


<L.S広報部アキッキーのメイキング日記より>
さて、今日は待ちに待った衣装合わせ初日。
不肖のわが兄が今回衣装のデザインを担当するわけになったのだが一体どうなるのやら…。

【衣装合わせ初日・第1衣装室】
ライブDVDの特典映像であるメイキングの製作担当となったボクはその日、
皆さんの衣装合わせの様子を撮影していたが早速不服そうな顔をしている3人を見つけた。

アキッキー「どうしたんだい?フレイちゃん。」

そのメンバーは元B.C.F.のフレイちゃんとアウル君、スティング君の3人だった。

アウル「いやさ、フレイが衣装を不服がって‥‥。」
フレイ「だっていくらなんでもこれはないでしょ!!」

今フレイちゃんが着ているのは黒のボンテージに丈の長いブーツ&手袋、黒いマスクといかにも悪の女王様じみた格好で
横にいる2人はアウル君が緑、スティング君が紫の服装だった。

スティング「それに、なんで俺達は付け鼻をする必要があるんだ?しかも俺はブタ鼻だし。」

ちなみにアウル君はまるで靴のようなとんがり鼻に2本のヒゲがついた付け鼻である。

アキッキー「そりゃ君たちの歌う歌に合わせたら自然とそうなるよ。」
  フレイ「でもこれは‥‥」
アキッキー「君はいいほうだよ。もっときわどい子だってあそこにいるし。」

ボクが指差したほうを見る3人。

 ミキ「や、やっぱり恥ずかしいです……(赤面)」
アキエ「あら〜私は意外と似合っていると思うわよん。」
こなた「そうだよ、似合ってるよ、ミキちゃん。」

このときのミキちゃんの格好とはものすごく露出の高い鎧姿だった。
ちなみにこなたちゃんの方は黄緑を基調とした服装でマントを羽織り肩に猫のようなマスコットを乗せ金髪のウィッグをつけている。

フレイ「‥‥ごめん。あれよりはまだましね。」
???「う〜ん、助けて〜」

ふと誰かの呼び声を聞きボクはそっちへ向かう事にした。

アキッキー「あらら。」

そこには緑、黒、赤、青の似た感じの着ぐるみが積み重なっていた。

 アキッキー「何があったの?」
衣装スタッフ「それが衣装を着けて練習していたらみんなバランスを崩してこけちゃって‥‥。」

近くにいた衣装スタッフがそう証言する。

アキッキー「そういうことか‥‥大丈夫みんな?」
  スバル「だ、大丈夫です〜。」
 コクリコ「ボクも平気。」
  ジャン「しかし、着ぐるみというものは意外と動きにくいものだな。」
  加賀美「と、とりあえず立ちましょう!!」
アキッキー「まっ、とりあえずがんばってね‥‥。ところでムウさんは?」
  スバル「ムウさんは別の衣装の打ち合わせがあるからって隣の衣装室にいます。」
アキッキー「サンキュー、とりあえず行って見るわ。」

ボクはとりあえず隣の部屋に向かうことにした。



【第2衣装室】
とりあえず隣の第2衣装室へやってきたボク。
こちらは着ぐるみやコスプレ系衣装用の第1衣装室と違い比較的正統派な衣装がいろいろと並べられていた。
そしてそこに白いタキシードに身を包んだキラ君とムウさん、
そして白いウェディングドレスに身を包んだラクスちゃんとマリューさんがいた。

アキッキー「え〜と、結婚式はまだの筈では?」
  ラクス「違いますわ。私達が歌う曲の衣装です。」
アキッキー「そうでしたか。しかし、似合ってますよ、2組とも。」
    空「私もビックリしちゃった。」

そこへやって来たのはボクの上司である中川空嬢である。

アキッキー「空さん。」
    空「本当にアキエはすごいわね〜。こんな物まで用意してくれるんだもん.」
アキッキー「これで性格がああじゃなければ立派な兄としてボクも胸を張れるんですけどね…。」
   ムウ「しかし、衣装とはいえこういう格好をすると少し緊張するな、キラ。」
   キラ「ハ、ハイ。」
    空「そういえばアキッキー、こっちに来て名護さんを撮って頂戴。かなりいけているから!」
   名護「こ、こっちに来ないでくれ!!」
アキッキー「空さん、名護さんに何を着せたんですか…?」
    空「ヒ・ミ・ツ!」


とりあえずボクは他の人を探して奥のほうへ歩みを進めた。


  ???「う〜ん、派手じゃないか?」
アキッキー「誰かいるんですか?」

ボクは衣装の山を掻き分け声がしたほうを覗き込む。
そして、ボクは凍りついた。
なぜならそこにいたのは普段なら絶対つけないであろう
かなりド派手なアクセサリーをつけたスーツ姿のアスラン君の姿があったからだ。

アキッキー「アハハハハハハハ!!」

たまらずボクは大笑いする。

 アスラン「わ、笑わないでくれ!!」
アキッキー「だって、明らかに似合ってないじゃないですか!!」
  ステラ「笑っちゃだめ。」
ルナマリア「アスランさんはこれでもかんばっているんです!」

そこへやって来たのはこれまた派手な格好に身を包んだステラちゃんとルナマリアちゃんだった。

アキッキー「ごめん、ごめん。」

改めて3人を撮影するボク。

アキッキー「しかし、アスラン君。歌のほうは大丈夫かい?」
 アスラン「カガリたちがアシストしてくれますし、空さんが極力歌わずにすむ曲を選んでくれますから。」
アキッキー「がんばってくれよ!」


<L.S広報部アキッキーのメイキング日記より>
とりあえず、今日のメイキング撮影は終わりを告げた。
まだまだ本番まで時間があるけど、今後も舞台裏の様子をしっかりレポートして以降と思います!
--to be continued--
次回予告!!

今日も今日とてレッスン中の一同。
ところがまだまだ問題は山済みだった?
次回、Making2『課題多数?ボーカル奮戦記!?』
コンサートを作るのは貴方、メイキングを撮るのはアキッキーです。

あとがきという名のフリートーク
  天の声「てな訳で唐突に始まったシードピアL・F・Yメイキング企画。」 アキッキー「ところでなんでこの小説、ボクの一人称なんだ?」   天の声「作中でも書いたがこの作品は君がメイキングを撮影しているって設定だからね。だから基本黄身視点なんだよ。」 アキッキー「ちなみにこれを書こうと思ったきっかけは?」   天の声「この話と同じ時期に当たる第4話で触れられた衣服ネタが名護さんだけだったからじゃあ書いてみようと思って。       後、サクラ大戦歌謡ショウのDVDの映像特典に広井カメラってのがあるだろ?あれも参考にした。」     注:広井カメラとは総指揮の広井王子氏自らがビデオカメラ片手に歌謡ショウの裏側を撮影する恒例の企画である。 アキッキー「そういえば、衣装を若干ぼかして書いていたけどあれを着てやる曲って何?」   天の声「ああ、一応こういう設定だ。ただし一部キャラはまだ曲目発表がされていないのでヒントだけだぞ。」 【各員の衣装出展】    フレイ、スティング、アウル:「天才ドロンボー2008」で着るドロンボー一味の服                  (フレイ:ドロンジョ、スティング:トンズラー、アウル:ボヤッキー)。               ミキ:「思い出と約束」の際着用予定のレイナのビキニアーマー              こなた:「Wing of Destiny」で着用予定のカルーア・マジョラムのコスチューム スバル、コクリコ、ジャン、加賀美:「ケロッとマーチ」の際着るケロロ小隊の着ぐるみ                  (スバル:ケロロ、コクリコ:タママ、ジャン:ギロロ、加賀美:ドロロ)   キラ、ムウ、ラクス、マリュー:??? (ヒント:某クイズ番組発の最近結婚した某お笑い芸人とおバカタレントのデュエット)   アスラン、ルナマリア、ステラ:??? (ヒント:キラ達と同じく某クイズ番組発のユニットで男性はほぼいるだけのユニット) アキッキー「次回は練習シーンか‥‥。」 天の声「一体どうなるんだろうね〜。てな訳で次のメイキングもお楽しみに!!」

編集者・コースケの独り言
突発的に贈られて来たアキッキーさん作の、DaisukeP公認のシードピアLFYメイキング小説!
シードピア版“広井カメラ”とも言える様子ともなったこの小説、なかなか面白い内容でした☆
LFY本編共々、このメイキングも今後が見逃せません!
アキッキーさん、次回も期待しておりますよ☆

それにしても、専用の舞台衣装ならまだしも、着ぐるみまで用意されていようとは…。
着ぐるみと言えば……“サクラ大戦スーパー歌謡ショウ”の時に登場したジャンポール、ありゃ案外可愛かったな…。
(『新・青い鳥』のDVDを見たことがあったりします。(笑))









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