さて、110話で登場して以降、徐々に話の肝の1つとなっている『スーパー戦隊』。
今回はアキッキー・レポート完結記念として、D.S、CVPに次ぐボクが監修をしているこのネタについて今回は話していこうと思う。
なお、全部まとめて書くと長そうなので今回は初参戦となる110話からアキッキー・レポート完結までに登場した戦士について述べていこうと思う。
第1章:すべての始まり
事の発端はCVP登場から何日かたったある日。
ふとシードピアクライシスの今後であることを思うようになったことから始まる。
アキッキー「イービルライダーズ、洗脳解けた後、悪のライダーのまま戦うのはどうだろう・・・?」
さすがにこれはどうかと思ったボクは早速タツノさんにこの事をメールで相談、以降何回かに渡りボクとタツノさんの間で様々な案が交錯していた。
<その没になった案>
1:ディケイドのアナザーワールドのライダーみたいに『もう1人の平成主人公ライダー』にしてみる。
2:ウルトラ兄弟に変身する(これはタツノさんの案)
3:SEED以外のガンダムシリーズ(UCシリーズ(Z、ZZ、ν、V2、X1FC、UC)、G、W、X、∀、00)の主人公ガンダムを模したガンダムアーマーを使用する。
結果的にこれらの案が煮詰まってしまったある日、運命の一言はタツノさんの口から告げられた。
>その提案のメール(原文)
……………あ。
……とんでもないアイディアがひらめいちゃった。
アキッキーさん、申し訳ありませんが新たに提案させてください。
折角、侍戦隊シンケンジャーの参戦が確定していることですし、
『洗脳が解けた後のイービルライダーズのメンバーたちの一部とCVPの一部のメンバーを、歴代のスーパー戦隊にしちゃう』
なんてのはいかがでしょうか!?
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この提案を見た時ボクは「それだ〜〜〜〜〜!!」と即決しました。
実はボク個人でスーパー戦隊の参戦案はいろいろと考えていたのですが結局煮詰まってしまい没にしていた中でこのタツノさんの提案にこの没案を復活させることを決定、そしてここに『シードピアスーパー戦隊プロジェクト(いま命名)』が幕を開けたのでした!!
第2章:計・画・始・動
かくして始まった『シードピアスーパー戦隊プロジェクト』。
さっそく初期案を何人か考案しタツノさんに提出し2人でさっそくいろいろと模索していくことに。
まず、最初にどうやってスーパー戦隊を出すかという案に対し思いついたのが、ある事情でサイボーグ化していたという設定だったライガーシールズ広報課サブチーフことシードピア版アキッキー(以下Sアキッキーと呼称)が、実はスーパー戦隊の力を所持しているという設定。
ちなみに当初Sアキッキーは、異世界の旅人で、事故によりサイボーグ化し、その際にもらったレンジャーカードを使い、戦士に変身する&ほかの人にその戦士の力を伝承させることができるという設定だった。
その後、“スーパー戦隊の力を伝える者”という設定から『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊(Vシネマシリーズ)』に登場するアカレッドになることが決まり、そこから徐々に肉付けされていく形となった。
その結果・・・・、
・旅人→元D.Fの捜査官
・出身地不明→ルヴェラ出身
・自身はランダムで変身→アカレッドに変身
…と、いくつかの初期案からの設定変更が生じた。
そして、このスーパー戦隊が存在する世界も当初は詳細不明(大元のベースとなったのは、スーパー戦隊のTCG『レンジャーズストライク』(以下レンストと表記)のストーリーの舞台となった異世界)だったのが、結果的に『魔法戦記リリカルなのはForse』の舞台であるルヴェラに変化していく形となった。
また、レンジャーカードも実は初期設定ではレンストのカードをイメージとしていたが、計画当時の最新戦隊である『天装戦隊ゴセイジャー』が『ダイスオーカード』に似たゴセイカードを使っていたことからイメージがダイスオーカードに変わったという経緯もある(最終的にSアキッキーの所属するチーム名とスーパー戦隊の戦士の記憶が封印された『光のアーカイブ』及び、闇の者の記憶が封印された『闇のアーカイブ』がレンストの設定を受け継いでいることになった)。
そして、Sアキッキーの故郷がルヴェラになったことから必然的に『Forse』のメインキャラであるトーマやアイシス、リリィも出演、さらにSアキッキー達のバックボーンとして『ビットワールド』に出てきたJとサツキ、『サクラ大戦DS』に出てくるジャンヌ、『ビットくん』の初期CGキャラである箱一郎&箱次郎兄弟、さらには『ジャッカー電撃隊』の番場壮吉も登場する経緯となった。
そしてこれにリンクする形でイービルライダーズの洗脳を行った人物が、『ビットワールド』に出てきた敵のDr.カゲロウ・ヒロミツに決定することに。
その後、カゲロウの協力者としてブラジラが出てくるわけだが、後述するとおり、当初はSアキッキーに重傷を負わせた相手は“闇の書事件”を起こす前のユウキ・テルミという案をタツノさんに出したが、これが没となり結果的にその代わりとして『ゴセイジャー』に出てくるブラジラが救星主から魔天使と2つ名をかえSアキッキーの宿敵の1人として登場することになった。
そしてその後、これらの悪役をまとめる存在としてオリキャラのリボンドが登場したのだが、名前からわかるとおり思いっきり『00』のリボンズを意識している(亜空軍のMSが00のイノベイダーやアロウズのMSをネタとしていたのでそれに合わせる形で)。
その一方でタツノさんの提案により原作で死亡しなかったり、改心した敵組織の幹部たちの登場が決定しタツノさんの『カーレンジャー』のガイナモ(ちなみに他のボーゾックメンバーはボク考案)を筆頭に、『ボウケンジャー』のガジャ、『ゲキレンジャー』の理央&メレ、『チェンジマン』のブーバとシーマ(本編にはまだ出ていないがゲーター一家も)、『アバレンジャー』のヤツデンワニ、『マジレンジャー』のスフィンクス、ナイ&メアといったメンバーも登場することが決定した。
その後、“アキッキー・レポート(本編)”を書いていくにつれ、『もう少し人数がいたほうがいいのでは』と思い『Vivid』の主要キャラからアインハルト、リオ、コロナ、シャンテ、ミウラ、ジークリンデ、ハリー、ヴィクトーリアの8人が参戦する形となった。
第3章:誰を何に変身させるか?
次に問題となったのは誰をどの戦士に覚醒させるか。
まず、最初の覚醒者としてSOSフォースのメンバー(ハルヒ達とこなた達)に白羽の矢が立ちそこから決めることに。
いろいろと悩んだ末、チームディプレッションをメガレンジャー、ラッキースターをゴーオンジャーにするという草案をタツノさんに提出した。
しかし、ラッキースターのほうはタツノさんから修正が入り結果みなみとゆたかがウイングスになることのみ採用されあとはみんな変更という形になった。
ちなみに現時点での覚醒戦士の選別理由は以下の通り。
<選んだ理由(順番は登場順。★マークはタツノさんの考案による)>
・Sアキッキー(アカレッド):スーパー戦隊の力をもたらす存在のためならば
すべての戦士に変身できるアカレッドだろうと思い。
・トーマ(ボウケンレッド):原作冒頭でトーマが旅の路銀稼ぎに
遺跡で宝探しをしていたという描写があったため、
宝探し→トレジャーハンティングからボウケンレッドに。
・アイシス(ブルードルフィン):当初はイエローレーサー(カーレンジャー)だったが、
もっとイエローレーサー向きの人物を見つけたため、
代わりに何にしようか考えていた際、
彼女をチェサナと対決させることを思いつき、
チェサナの銃が弓型なので弓を使う女戦士ということで
ブルードルフィンになった。
・スティード(大剣人ズバーン):トーマがボウケンレッドになったのでそれつながりで。
・ハルヒ(メガレッド):高校生&原典のメガレッドは猪突猛進な性格で
涼宮ハルヒの原作でのコンピ研とのゲーム対決でも突撃思考だったハルヒは
まさに適役だと思ったため。
・キョン(メガブラック):原典のメガレンジャーのリーダーはブラックだから、
SOSフォース影のリーダーであるキョンが適任と思ったため。
・古泉(メガブルー):原典のメガブルーはチームの参謀役と言うことで、
ハルヒメンバーの中でもそのポジションに近い古泉を選出。
・長門(メガイエロー):原典のメガイエローはメカ(コンピューター)に強いという設定があったので
同じくメカ(コンピューター)に強い長門を選出。
・みくる(メガピンク):原典のメガピンクはチーム内のマスコットという設定なので
それつながりでみくるを選出。
・鶴屋さん(メガシルバー):原典のメガシルバーは結構多彩な能力(料理や戦闘)を持っていたので
『ハルヒちゃん』でそんな描写がある鶴屋さんを選出。
★こなた(クワガライジャー):当初はゴーオンレッドにしようと思ったが、
タツノさん判断の結果、イメージカラーつながりでこちらに変更。
★かがみ(ブルースワロー):当初はゴーオングリーン(理由は消去法)だったが
タツノさん判断の結果、女子高生つながりでブルースワローになった。
・つかさ(ボウケンイエロー):当初はゴーオンイエローにしようかと思っていたが
最終的に天然系のキャラクターつながりでボウケンイエローになった。
★みゆき(ホワイトスワン):当初は博学つながりでゴーオンブルーにしようと思ったが
タツノさん判断の結果、お嬢様つながりからホワイトスワンに変更になった。
・ななこ(アバレブラック):苗字が黒井なので絶対黒の戦士という前提があり
(そのため当初はゴーオンブラックにしようと思っていた)
最終的に黒のリーダーキャラということでアバレブラックになった。
・ユーノ(マジレッド):魔法使いということで選出。
なお、当初タツノさんは本人(小津 魁)を参戦させる予定だったが
ボクがこの案を出したので急遽継承するという形に変更になった。
結果的にオリジナルマジレンジャーは
継承時とD.Fアーカイブのみの出演にとどまっている。
・フェイト(マジイエロー):雷の魔法を使うつながり。
(なお、作中で翼の言っていた「洞察力がある」という点はタツノさんが追加した物。)
★はやて(マジブルー):当初は彼女がマジピンクになる予定だったが
タツノさんの判断で結果的にシャマルと変身する戦士を交換することになった。
★シャマル(マジピンク):当初は湖→水からマジブルーにしようと思ったが
性格を考慮してマジピンクに変更になった。
・クロノ(マジグリーン):初期は彼がマジイエローだったが、
アースラチームの兄貴分というイメージからマジグリーンに変更になった。
・なのは(マジシャイン):太陽と星という違いはあるが光の魔法を使うと言うつながりで。
(なお、作中のもう1つの理由である「先生の資格がある」というのはタツノさんが追加した物。)
・リィンフォース(マジマザー):彼女のイメージに『雪』があることから雪→氷でマジマザーに。
(なお、母親役というイメージはタツノさんが追加した物。)
・シグナム(ウルザードファイヤー):烈火と剣の使い手(騎士)つながり。
個人的にみなみやハルヒ達と並ぶドンピシャキャラ。
★ゴルゴ(ブラックバイソン):イメージカラーつながり。
・テンテラス(グリーンサイ):テンテラス役のウドさんが
“ポケットビスケッツ”で「グリーンマン」という曲を歌っているので
それつながりで緑の戦士から選出。
・ムウ(レッドホーク):彼の二つ名が『エンデュミオンの“鷹”』のため。
なお、当初はルナマリア(苗字が“ホーク”)も候補者だったが、
ジェットマンが戦うトレンディドラマという異名だったので
其処ら辺のイメージからムウが選ばれた。
・スウェン(ブラックコンドル):クールなキャラつながり。
・幸生(イエローオウル):怪力キャラつながりで当初はガオブラックも候補だった。
・ダイスケ(グリーンイーグル):以前DaisukePさんが掲示板にて
「アクセルがいいな」という書き込みをしていた際、
これはまずいと思いスーパー戦隊の参戦解禁直前で
DaisukePさんにこの計画を暴露。
そしてリクエストを聞いた際に「ジェットマンがいい。」と言われる。
(DaisukePさん曰くダイスケのモチーフはジェットマンの主要キャラ達)
しかし、この時点でジェットマンの候補者は
全員(ムウ、スウェン、幸生、かがみ、みゆき)決まっていたので、考えた結果、
昔雑誌で掲載されていたTVシリーズの続編
『鳥人戦隊ジェットマン 時を越えて』(※)に出てくる、
結城凱の代わりに参入したグリーンイーグルを充てることに。
・タツノコースケ(タイムファイヤー):ボク個人がタツノさんは赤が似合うというイメージがあったから。
ちなみにタツノさん本人はこの提案を見て若干照れていた。
・ベルナデット(ドラゴンレンジャー):119話の大獣神のセリフにあるように、
元々は敵だったけど今は改心しているという本作の彼女の設定が
原典のドラゴンレンジャーにダブったので。
なお、余談であるが、
この話以降何かとスーパー戦隊というフレーズを聞くと
そこにいた人物がアカレッドをイメージする描写がよく出てくる。
・ロベリア(ボウケンシルバー):金属探知機形態になるサガスナイパーが彼女に似合いそうだったので。
そして彼女の場合、絶対本人と絡ませたらおもしろそうだと思い、
戦士の魂としてオリジナルである映士が登場することになった。
以降このパターンはアルフ達やみなみ達、ルナマリアの時など
たびたび登場することになる。
★ミーア(ピンクレーサー):イメージカラーがピンクなので。
・アルフ(ガオシルバー):オオカミつながり。
・エド(スピリットシャークレンジャー):エドのSEEDMSVでの代表的機体と言えば『ソードカラミティ』。
そこから二刀流つながりで選抜。
・昴(スピリットバットレンジャー):昴の武器が扇のためそれつながりで選出。
・みなみ(ゴーオンゴールド):クールなキャラつながり
・ゆたか(ゴーオンシルバー):妹キャラつながり。
ちなみに個人的にゆたかがいつもは見せない強い意志を見せる決意のシーンは
大成功だと思っている。
★聖夜(タイムレッド):未来人+ミスト合流後にミナリカ(イメージ色:赤)に所属したため。
★織姫(タイムピンク):イメージカラー繋がり
★レニ(タイムブルー):イメージカラー繋がり
★理来(タイムイエロー):未来人+ミスト合流後にドリック(イメージ色:黄)に所属したため
★翼(タイムグリーン):未来人+ミスト合流後にフージャ(イメージ色:緑)に所属したため
★遼希(ハリケンレッド):イメージ
★梨生奈(ハリケンブルー):イメージ
★拓巳(ハリケンイエロー):2008年度においてドリックに所属したため
・ルナマリア(ゴーレッド):元々パーソナルカラーつながりでレッドにすることは確定しており、
1度はレッドホークに決まりかけたが
結局ムウに譲ることになりどうしようかと考えていたときに
シードピア82話において妹を助けたいと思いながらも
結局何もできなかったという苦い思い出があったことを思い出し
『人の命を救うことに強い意志がある→ならゴーゴーファイブしかない!!』
ということでゴーレッドになった。
・J(キングレンジャー):イメージカラーが黒なのでそれつながりで。
・アインハルト(デカブライト):徒手格闘を得意とするのでそのイメージからデカブライトに
・リオ(アバレッド):性格がレッド向きなので相棒のティラノと絡ませたら面白そうと思いアバレッドに
・コロナ(アバレブルー):相棒のトリケラと性格が似ているのでそこからアバレブルーに
・シャンテ(アバレイエロー):彼女の戦闘スタイルは双剣→そこからダガーの2刀流を使うアバレイエローに
・ミウラ(オーレッド):戦い方が抜刀術なので剣を使う戦士つながりでオーレッドに
・ジークリンデ(オーグリーン):格闘技の天才→徒手格闘を得意とする戦隊つながりで
リュウレンジャーにしようと思ったが、
ある諸事情(ネタバレにつき言えません)でNGとなり
どうしようかと悩んでいた際、
彼女の固有の能力が“鉄腕”と出ていたので鉄腕→腕→パンチ→ボクシングで
ボクシング技を使うオーグリーンにシフトした。
・ハリー(オーイエロー):彼女がヤンキーキャラなので同じヤンキー繋がりで
当初はテンマレンジャーにしようと思ったが、
ジークリンデと同様の諸事情で男勝りということでこっちにシフトした。
・ヴィクトーリア(ギンガイエロー):彼女の魔法は雷帝式→雷繋がりで
雷のアースを使うギンガイエローになった。
(※)補足秘話
『鳥人戦隊ジェットマン 時を越えて』は雑誌『B−グラフ』に掲載されていたジェットマン本編の数年後(ただし、一部総集編とかみ合わない部分がある(竜と香の第一子が女の子なのに対し、総集編では凱という名前の男の子))を描いた漫画でジェットマンの宿敵であったラディゲが廃人となっていたトランザに憑依する形で復活、ジェットマンに復讐をたくらむという内容でグリーンイーグルは作中この時点で死亡したブラックコンドルの代わりに入隊した戦士。
ちなみにこのネタを書いた時点では知らなかったが、先日、偶然古本屋でこの作品のコミックスがあったので初めてその内容を目にした際、偶然にも作中グリーンイーグルはジェットガルーダを操縦していた。
第4章:チームレンジャーズストライク&ダークアライアンスに関して
さて、本作のスーパー戦隊を語る上で忘れてはいけないのがアキッキー達のバックボーンである“チームレンジャーズストライク”と闇の軍勢“ダークアライアンス”。
まず、レンジャーズストライクはアキッキー達のバックボーンとしてチームがいるだろうと考えさっそく考えることに。
メンバーとして白羽の矢を立てたのが『ビットワールド』2008年度の終盤の主要キャラだったJとサツキ、『サクラ大戦DS』に出てくるジャンヌ・ダルク、そしてスーパー戦隊をまとめるにはこの人しかいない!という結論の元、ジャッカー電撃隊の行動隊長こと番場壮吉の登場となった。
更に前述通りタツノさんの提案で、原作で死亡しなかった&改心した敵組織の幹部たちの登場が決定しボーゾック、ガジャ、理央、メレ、ブーバ、シーマ、ヤツデンワニが参戦することが決まった。
(※当初はインフェルシア関連のメンバー(スフィンクス、ナイ、メア)も入れる予定だったが、タツノさん判断で別個の勢力として登場することになった。)
一方、ダークアライアンスに関してはまず悪の軍勢を復活させた者としてJ&サツキの因縁に絡め(ボク見解で)『ビットワールド』史上最大と言える悪役であるDr.カゲロウが起用された。
そしてブラジラの登場となるわけだが、実は当初、Sアキッキーに瀕死の重傷を負わせた相手は闇の書事件を起こす前のユウキ=テルミで闇の書事件の最後に逃走しようとしたユウキが逃げた先にSアキッキーが先回りしておりSアキッキーがジャッジメントを下すという案をタツノさんに考案したが、これがNGとなりどうするかと考えた際、原典で他組織を暗躍していたブラジラに目をつけた結果、初のボスクラス幹部としてブラジラが登場、Sアキッキーに瀕死の重傷を負わせるというシナリオが完成した。
そして、ゴーカイジャーの情報解禁に伴い“レジェンド大戦”の設定を取り入れることとなりザンギャックに変わるこの事件の黒幕がブラジラとなり2つ名も救星主から魔天使に変更され“レジェンド大戦”の名称も“レンジャーズラグナロク”として置き換わることになった。
なお、裏設定であるがSアキッキーも小さい(小学生ぐらいの)ころレンジャーズラグナロクに巻き込まれておりそこでスーパー戦隊に助けられたことが、Sアキッキーが管理局員を目指した理由となっている。
(※これに関しては第4章終盤で細かく書く予定。)
第5章:アキッキー・レポート裏話
さて、スーパー戦隊を語る上で外せないのが『アキッキー・レポート』。
この話の中でアキッキー達が覚醒し、さらにシードピアに逃げたカゲロウを追うという展開となったわけだが、これも完成にはいろいろと四苦八苦の裏話がある。
当初は覚醒編のみで終わらせる予定だったが、『ディスタンス・アーカイブ』編同様に1個デカい事件を入れようという話となり後半のディメンジョントレイン暴走事件が生まれる運びとなった。
ちなみに何度か言っているが、この事件の原案として選ばれたのが『トミカヒーローレスキューフォース爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!』でさらにディスタンス・アーカイブ編で名前だけでてきたプリキュアやトミカヒーロー勢の活躍を入れようという話となり、結果リツカとアキッキー(ついでに言えば響介やツバサ)が大学時代の旧友という設定をメインとしたアキッキーの(ミッドチルダにおける)人物関係が明らかになっている。
また、この事件があったから結果的にアインハルト達やストライクウイッチーズも参加できる運びとなった。
尚、当初スイートプリキュア関連は出さないつもりだったが、タツノさん判断で出すことが決まり結果的に剣崎、シュリケンジャーと共闘する流れが生まれている。
さらに言うと、作中ではこれでもかと言うほどオマージュネタを大量投入していたりする。
第6章:おまけ〜CVPの仲間、新たなる戦士〜
さて、この章では少し話を変え、みなみ達と出会いアキッキー・レポート冒頭で合流を果たした実乃梨、北村、亜美、一美の4人、そしてアキッキー・レポート後半戦の現代パートで野球仮面に襲われることになった薫達、そしてその最中で衝撃の参戦を果たした『戦国BASARA』、『恋姫†無双』、『ソウルエッジシリーズ』、そしてなでしこ達を導いたザルバ達『牙狼』の魔道具のことについて語ろうと思う。
この面々が登場するきっかけとなったのは、『シードピアLFY』でボクがCVP関連のパートを担当した際、メインメンバーのコーラス兼バックダンサーとして名前を挙げたり、一部サブキャラクターを出した事が(ただし、一部この事態にはDaisukePさんのリクエストもあった)始まりだった。
名前を出したんなら絡ませるべきと判断しさっそく考えることとなり、その第一陣として実乃梨、北村、亜美、一美の4人に白羽の矢が立った。
このとき、みなみとゆたかの覚醒ネタを同時期に考えていたボクは「ならばここで出しちゃえ!!」と思い、登場の運びとなった。
その際、海東の所持していたお宝の中にシザースデッキが入っていなかったことを思い出し、ならばこれを逆手に取ろうという考えの元、亜美が亜空間をさまよっていた際、偶然拾って契約をしていたという設定が生まれた。
尚、実はこのパートでみさお、あやの、パティ、ひよりも事件に巻き込まれていたが、実は彼女たちおよび上記のメンバーも覚醒させる予定だった。
(※あとがきにも書かれていた通りタツノさんが時期尚早と判断しカットされ代わりにミスト&レニ&織姫、ファントムレイダーズの遥希たちが覚醒するという流れが生まれた。)
そしてこの第2陣として『いぬかみっ!』、『乃木坂春香の秘密』、『とある魔術の禁書目録&とある科学の超電磁砲』、『灼眼のシャナ』からの参加メンバーが登場する運びとなった。
更に名前だけが出ていた『ハイスクール・オブ・ザ・デッド』のありすもここで登場することになった。
ちなみに、当初は工場長兼現場監督の役は似たことをしていた関係で『ゴレンジャー』に登場したパイナップル仮面が担う予定だったが、あまりにマイナーすぎるのではという判断(正直、最初のメカ戦に登場したミイラカンスも「知っている奴いるのか?」といまさら思っている)からゴーカイジャーの映画に出てきたため比較的わかりやすいであろう野球仮面が登板となった。
結果的に真面目なんだけど野球仮面と『いぬかみっ!』の変態達のおかげでギャグとシリアスが混然一体となった展開となっている。
続いてザルバ達。
これは121話でディエンドが牙狼を召喚したことが元になっており何とか出せないかと考えた際、なでしこ達を薫達の元へ合流させる際に登場させようと思いつき本編のような流れとなった。
尚、現時点で契約をしていないザルバも後々に契約をする予定。
最後はBASARA、恋姫、ソウルの3作品。
これはタツノさんがボクへの返信メールで登場を予告されており(ちなみにその直後に細かい設定を考案して送っていたりしている)その先行登場枠として正宗、幸村、慶事、愛紗、華凜、蓮華、御剣、タキの8人が出ることになった。
ちなみに他のメンバーは5部冒頭で合流する予定で実は更なる参戦作品の情報もあったりする。
いよいよ物語は次の局面へ。
荒れる運命が一体彼らをどう導くのか、ぜひとも期待してください!!!
--Following SEEDPIA CRISIS Chapter 4…--
--シードピアクライシス第4章につづく…--
☆あとがき
アキッキーさん提供の裏話エピソード・第3弾!!!
スーパー戦隊登場の運びは、今思うと自分でもどうしてあんな考えが浮かんだんだろうと思うくらいに、少しビックリしてました。(苦笑)
計画を進めるにあたり、ここでもかなりの紆余曲折がありましたが、なんとかまとめることができてよかったです☆
さて、ここで一つ裏話。
この本文での終盤にあった、BASARA、恋姫、ソウルシリーズのキャラクターの電撃参戦の話、きっかけは僕がシードピアの本編で霊剣ソウルキャリバーを登場させたのがきっかけだったりします。
そこから、その時の僕の新たなお気に入りの『BASARAシリーズ』と『恋姫シリーズ』が融合したときの世界観が脳裏に浮かび、これを新たな次元世界として出してみるとはどうだろうと纏まったのが、始まりでした。
この案をアキッキーさんに初めて提案したとき、アキッキーさん曰く、「3つともストライク!」と言うくらいに気に入ってくださったようです。
しかし、実はアキッキーさん、ソウルシリーズは『NAMCO×CAPCOM(ナムコクロスカプコン)』に登場した御剣とタキしか知らなかったと言う事実が後に判明し、僕もビックリしてしまいました…。(苦笑)
…とは言え、自分もリンクがゲスト出演したときの『ソウルキャリバーU』しか知らなかったので、人のこと言えないんですけどね…。
さて、そんな状況下の中、新たな参戦作品の噂も出てきたシードピアクライシス、実は既に第4章も終盤戦に差し掛かっていたりしています!
今後の展開で新たな流れを予感させる様々なフラグを準備していますので、今後もよろしくお願いします!!!!