“SEEDPIA CRISIS”番外編
Another-Real-Episode in Cross-of-Venus
交差する女神の秘密〜今だから話すCVP+αの裏話あれこれ〜






さて、記念すべき節目の100話においてついにその姿を現し同時掲載のシードピアLFY12話でフルメンバーが先行登場したCVP(クロスビーナスポリス)。
そこで『祝!COV編完結&新ページ移転』記念として今回は彼女たちとそれに平行して亜空軍のイービルライダーたちあと、同時期に登場した音也について話していこうと思う。

















まずCVPの原案となったのは電撃文庫創刊15周年を記念して製作されたニンテンドーDS用ソフト『電撃学園RPG Cross of Venus』という作品。
知らない人のためにこのゲームのストーリーを話すと以下のような感じである。



<ストーリー>

電撃学園―――――。
図書室に多数の電撃文庫を置いているこの学校でおきた幽霊騒ぎが全ての始まりだった。
この学校に通う主人公(CV:竹本英史〔※戦闘時〕)は幼馴染の春日井キズナ(CV:喜多村英梨)と幽霊を探すことになる。
そして購買で2人が見たのは売れ残りのメロンパンを漁る電撃学園のものとまったく違う制服の少女だった。
その時、2人の目の前に怪しげな怪物が出現する。
その少女は手にした日本刀であっという間に怪物を倒してしまう。
そして少女はシャナ(CV:釘宮理恵)を名乗る。
シャナといえば電撃文庫でも有名な作品『灼眼のシャナ』の主人公。キズナはコスプレした少女と勘違いする。
その時、主人公に突然起こる頭痛、そして主人公の脳裏にある光景が浮かんだ。
それはどこともわからぬ崖の上に立てられた8本の十字架、そしてそこに貼り付けにされた8人の少女(順にシャナ、伊里野、キノ、インデックス、春香、ドクロちゃん、大河、操緒)だった!
そしてシャナにつれられ『イリアの空、UFOの夏』の世界へやってきた主人公は電撃文庫の世界をめぐる冒険の旅にでることになる!



本作では主要作品である8つの世界に加え、サブシナリオを含めた計12の世界をめぐるという内容になっている。

(詳細に関しては、こちら(Wikipedia情報)に掲載されている)







<主要作品>
※物語の主軸としてめぐる作品。
それぞれのチャプターの終盤に、各作品のレギュラーキャラクターを象った偽者がボスキャラとして登場する。





☆『灼眼のシャナ』

物語冒頭から登場する上、シャナがメンバーのまとめ役のため非常に出番が多く、各章のボスもシャナに登場するキャラの比率が高い。
また、アラストールは解説役としてたびたびメンバーへの説明を担当している。
ちなみにシャナは大河のことをなぜか他人と思えない。



☆『イリヤの空、UFOの夏』

ストーリーの序盤で1番最初に訪れる世界。作品の世界観上、古きよき田舎の雰囲気をかもし出す。ただし、ステージ上は基本的に伊里野たちが通う園原中学が主となる。
話の主軸は「伊里野と浅羽の出会い」、「浅羽が柄本から伊里野について聞く」の2点。

元々ヒロインの伊里野が無口なため電撃学園内でも浅羽にべったりなシーンが多いが、徐々にほかの人物とも打ち解けてくる。
※特に似たもの同士(無口で声が同じ野中藍さん)の嵩月奏(アスラクライン)との絡みが多い。



☆『キノの旅』

2番目に訪れる世界で「VSシズ」と「キノが旅を始めるきっかけ」の2つがフューチャーされている。
電撃学園内では校内で走れず他の人物にいじられているエルメスがふて腐れるシーンがあったり校内でパースエイダーの試し撃ちをキノがしていたりシズが刀の話でシャナと意気投合していたりする。

なお、ある一定の条件を満たすと手に入るアイテムを使うことでキノを『キノの旅』のスピンオフ作品『学園キノ』の主人公である木乃にすることも可能である(この場合、キャラ属性と一部ステータスが変化する)



☆『とある魔術の禁書目録(とある科学の超電磁砲)

3番目に訪れる世界。
インデックスは戦闘キャラではなく電撃カードを使ったアシストを担当する。

ちょうど第1期の放送時期と重なっていたためメインとなる章がシャナと並んで多くゲームクリア後に戦う隠しボス4人中3人
(御坂美琴、一方通行(アクセラレーター)(CV:岡本信彦)、アレイスター=クロウリー(CV:関俊彦))はこの作品が出展である。ちなみに隠しボスの中で1番最初に戦う御坂美琴は倒すと仲間になる(外伝である『とある科学の超電磁砲』主人公のため。あと、バトルが多い『とある魔術の禁書目録』だがインデックスが非戦闘キャラのためという裏事情もある)。
ストーリー上は「当麻とインデックスの出会い」、「当麻VSステイル」、「当麻VS神裂」の3つの話がメインとなっている。

インデックスはゲーム中ツッコミ役が多く主人公の問題発言に「うわー、サイテイかも!」という。
また、原作でもある魔術の知識および絶対記憶能力は劇中様々な場面で役に立っている。
またメインであるインデックス、当麻以外では当麻の担任の月詠小萌(CV:こやまきみこ)の出番が多く先生らしく相談事に乗ったり、その体系ゆえ桜に狙われるとドクロちゃんに言われたり、竜司の母である高須泰子(CV:大原さやか)やマージョリーと意気投合して酒を飲みだす(しかも泥酔)などいろいろな面を見せてくれる。



☆『乃木坂春香の秘密』

第4の世界。
春香は主要パーティメンバーの中で1番早く異世界の存在を受け入れていた(理由は言わずもがな)。
ちなみに春香もインデックスらと同じく電撃カードによるサポートを担当。
話としては春香の秘密を祐人が知る部分と春香がオタクになった理由にスポットが当てられている。

そのほか、ゲーム中では春香が主人公の発言に赤面したり裕人が主人公に「キズナを大事にしてやれ。」と助言を行なったりする。



☆『撲殺天使ドクロちゃん』

第5の世界。
話はサバトが桜に命を狙われる理由を話すというシーンが元になっている。
ドクロちゃんはパーティの中で1番のトラブルメーカーとしてメンバーを困らせる。

電撃学園内でも他人に桜の秘密をばらしたり小萌先生が桜君の直球ストライクといったり、シズの相棒である喋る犬の陸(声:大塚芳忠)のことを「臓物丸」と呼んだりと自由かつ暴走ムード全開の行動を見せる。
また、桜はロリコン扱いされているためかインデックスと春香から距離を置かれていたり、サバトちゃんがその貧乏エピソードを当麻やシャナ、大河たちに聞かせるなどしている。



☆『とらドラ!』

第6の世界で話としては大河が誤って竜児の手に渡ってしまったラブレターを奪還するシーンが元になっている。
本作品は学園ラブコメなのだが大河はバリバリの戦闘要員として登場する。
ちなみにこの世界のサブキャラは比較的順応能力が高い。
また、大河は声が似ている上、同じロリ体系&ツンデレキャラだからかシャナと衝突する場面が非常に多い。

それ以外の見せ場としては案の定、竜児の三白眼がネタとして使われておりキノに「何人か殺している。」、シャナとアラストールには「多くの返り血を浴び、死線を潜り抜けた者の目」といわれアスラクラインの嵩月奏にいたっては同属(悪魔)扱いしてくる。



☆『アスラクライン』

第7の世界。ここでメインパーティが全員そろう。
話の内容は奏が科學部に入部する部分が元になっている。
ちなみに今でこそ2期にわたってアニメ化されているが、実は発売当初は第1期放送直前だった。
操緒はゲームでは電撃カードを使ったアシスト担当。また、電撃学園内では智春とはなれて行動できる。

それ以外では黒崎朱浬(CV:田中理恵)が別世界の人間によくアプローチをかけている。





<サブ作品>

※すでにほぼ崩壊しきった状態にある作品。ゲーム内の電撃学園に出てくるサポートキャラたちの出展作品。ちなみにプレイするマップはほぼ同じ。



・狼と香辛料
本作ではホロが電撃カード(インデックス参加後)、ロレンスが消耗品のショップを担当している。


・バッカーノ
カジノを経営している。なお、ボク自身この作品を知らないのでCVPではカットしている。


・いぬかみっ!
サブシナリオをクリアするとクリア済みステージから脱出できるアイテム『ようこのペンダント』をようこがくれる。





<その他>:・ブギーポップは笑わない

本編には絡まないが14章のラストで唐突に登場する。
基本的に傍観の立場だが、14章クリア後、出てきた場所を調べると緊急時に彼女を召喚できる電撃カード『不気味な泡』が入手できる。





このほか「しにがみのバラッド。」、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」、「フォーチュンクエスト」、「住めば都のコスモス荘」、「デュラララ!!」、「我が家のお稲荷さま。」など電撃文庫の各種作品がカードやデータとして登場する。














実はここで打ち明けるが僕自身もこのゲームは未体験である(!?)
※中古で買おうとたびたび思ったのだが生産本数が少ないため入手できていない。現在は攻略本を手に入れたのでそれが参考資料となっている。

なぜこれを入れたいと思ったのか、それはニコニコ動画で発見したプレイ画像を見たからである。
ちょうどHPが2009年夏期休暇状態(注:93〜94話更新までの期間)だったためネタ探しもかねてニコニコ動画を漁っていた際にプレイ動画を発見し見てみる。
このプレイ画像を見たボクに1つの天啓が発生した。


「この作品をシードピアクライシスに絡めたら面白いんじゃないか!?」と・・・。





この作品、実は電撃文庫ファンの間では『電撃文庫版ディケイド』という俗称で呼ばれている。

その理由は「複数の世界を旅する主人公」「その世界には共通項(ディケイドで言う所の『仮面ライダー』。本作なら『電撃文庫作品』)がある」「主人公は各世界の力を使える(主人公の必殺技は祐二(兜割り→封・兜割り)、当麻(イマジンブレイク)、竜司(サンパクガン)、智春(黒の剣撃)の4人に関連した技となっており武器も祐二の“吸血鬼(ブルートザオガー)”を使用)などディケイドとの共通項が多いためである。

そしてこのゲームのラスト(第16章「世界を動かす力の源」)では、本作のボス『絶夢』の策略にはまってしまい救ったと思われた全ての世界が崩壊を始めてしまうという事態が勃発、崩壊が始まった各世界(園原中学校、大人の国、学園都市第七学区、乃木坂邸庭園、暴走ルルネルグ、大河のマンション、鳴桜邸、御崎市)で主人公(キノは相棒のエルメス)から絶夢の居城の扉を開ける「魂の石版」を入手するという展開が待ち受けている。







そしてこの終盤の世界の崩壊=亜空軍による亜空爆弾での世界の破壊に繋げられるのではと思い早速考えてみることに。
まず基本の所属は次元世界を守るというポジションからデンライナーポリスの独立部隊と設定しメンバーは主要パーティキャラでまとめる(ただし当初は主人公やキズナは出さない方向だった)

そしてサブキャラのうち『狼と香辛料』のロレンスとホロは元々ショップ担当であったことから純粋なサポート役に回し『いぬかみっ!』のようこは戦闘面の補佐を担当させるつもりだった。
その後、タツノコースケさんと相談していき現在の形になったわけだが実は108話後書きや掲示板に書いたとおり企画当初と現在とで一部人物は変身するライダーが異なっていた。









<当初と現在で変身するライダーが違っていた人たち(CVP&亜空軍)


・シャナ
(灼眼のシャナ)
当初:グレイブ → 第2案:ブレイド → 現在:グレイブ

剣の使い手というイメージがあったので当初、剣を主武器とするライダーでグレイブとしていたが、途中でブレイドのほうがいいのではとタツノさんに考案するもすでにブレイドが竜一に決まっていたためグレイブに戻る。
(ちなみにシャナをブレイドにしようとした裏にはシズをグレイブにしようという思惑もあった)




・キノ(キノの旅)
当初:ギャレン → 現在:ゾルダ

銃の使い手なので同じ銃つながりで当初ギャレンにしていたが、タツノさんから「キノは様々な銃器を操るので複数のシュートベントをもつゾルダにしましょう!」というメールをうけこちらに変更する。
しかし、これにより「エルメスはどうする?」という別問題が発生し(注:タツノコースケさんの案により当初エルメスは戦闘時レッドランバス(ギャレンのバイク)に変身する予定だった)、結果、本作オリジナルのバイクになる結末となった。

なお、余談であるがキノをギャレンにしていた当初、ゾルダはオルガにやらせようと思っていた
(重火器繋がりというのもあるが何よりオルガの声を演じていたのは北岡弁護士役の涼平(現:小田井涼平)さんだったからという小ネタもある)




・御坂美琴(とある魔術の禁書目録/とある科学の超電磁砲)
当初:ライオトルーパー → 現在:カイザ

1番迷走したのが彼女。
当初はW劇場版(ビギンズナイト)のスカルなどいろいろな案が出たが最終的にカイザで落ち着くことに。

ちなみに美琴がカイザに決定する前、カイザ変身者は浅羽とディアッカを一時期経由していたりする。
(浅羽の理由はディケイドでカイザが敵役として登場したためで、ディアッカの場合はサイドバッシャーが高火力を有するので高火力MSであるバスターに乗っていたディアッカを変身させようと思っていた)




・乃木坂春香(乃木坂春香の秘密)
当初:ネガ電王 → 現在:G3−X

※当初春香は、
オタク → オタクといえばアニメ → アニメといえば声優 → 声優といえば変身時の声を声優がやっている電王
という考えの下、提案した時点で登場未定だったネガ電王に変身させようと思ったが、主人公たちが亜空軍に所属するというアイディアで智春をネガ電王にしようと考えたため本来戦いをしない春香にピッタリのライダーは何かと考えた結果、装着者をサポートする能力を持ったG3−Xに変更になった・・・

その後、紆余曲折あり智春がCVPメンバーになったため最終的にネガ電王はネガタロスの単独変身と言う元の鞘に戻った形になった。




・水無神操緒(アスラクライン)
当初:リュウガ → 現在:ナイト

※当初は射影体という設定から影つながりでリュウガにしようと思ったが、竜児を敵にする都合上、そのイメージが影にぴったりだったナイトに変更。
でも、いま考えると、もし智春が最初から味方になると知っていれば、おそらく彼がナイトをやっていたと断言できる。
そして彼女はおそらく別のライダーになっていた可能性(おそらくK鐵→鉄→金属→光沢→仮面ライダー煌鬼)もあった。




・夏目智春(アスラクライン)
当初:ネガ電王 → 現在:羽撃鬼

シードピアL・F・Y12話のあとがきにも表記したが、当初は亜空軍側だったため、悪のライダーからネガ電王に変身させる予定だったが、タツノさんの判断で味方側になり、その際これまたタツノさん判断で
高所恐怖症なのによく飛ばされる→ならば飛べるライダーの羽撃鬼 ……と言うことで羽撃鬼になった。




・ようこ(いぬかみっ!)
当初:変身予定なし → 第1案:レンゲル → 現在:ラルク

※当初はあくまでサポートという事で変身予定はなかったが、やっぱ戦うのなら変身したほうがいいのでは?と思い残ったライダーの中からレンゲルを選んだが、タツノさんが……
ようこは犬神 → 変身時にケルベロス(三つ首の犬)のカードを使う
……ということで、犬つながりからラルクに変更することになった(何度も言っておくがようこは犬ではなく妖狐すなわち狐である)




・浅羽直之(イリアの空、UFOの夏)
当初:カイザ → 現在:サイガ

※当初はディケイドと敵対したという理由でただカイザにしようと考えただけだったが、祐二がオーガになるという設定が決まった後、サイガもいたほうがいいと思ったのでサイガに変更した。
人選的には黒がイメージカラーの伊里野(乗っている戦闘機の名前が“ブラック”マンタ)の対になるのを狙っている。




・シズ(キノの旅)
当初:グレイブ → 現在:シャドームーン

※シズが剣の使い手ということでシャナをブレイドにしてシズをグレイブにしようと思ったがタツノさんの判断により同じ剣使いの悪のライダー繋がりでシャドームーンに変更になった。








ちなみにほかのCVP所属ライダーとイービルライダーズの選別理由は以下のとおり(ただしオーガ、王蛇、アビスはタツノさんが決めている)。








・伊里野加奈(イリアの空、UFOの夏):デルタ
※電撃学園RPG内では彼女が主に銃を武器としているため銃を使うデルタを選出した。




・インデックス(とある魔術の禁書目録):ファム
彼女のイメージカラーである白にちなんで。白のライダーというわけでファムを選んだ。




・ドクロちゃん(撲殺天使ドクロちゃん):歌舞鬼
ドクロちゃんといえばエスカリボルグ→これの形状は鬼の金棒に似ている→ならば鬼つながりで響鬼系ライダーにしよう…と思い比較的ドクロちゃん向きと思った歌舞鬼にした。(その際、オリジナル設定として音撃棒が凍鬼やディケイドの王蛇が使用した“音撃金棒”にもなるように設定している)

ちなみに、初変身時は細かく書かれていないがボクの中では音角はエスカリボルグの持つ部分に当てて鳴らしているという設定である。




・逢坂大河(とらドラ!):タイガ
※言わずもがな、大河のあだ名「手乗りタイガー」にちなんで虎のライダーであるタイガを選出。
ちなみに、候補の次点は響鬼劇場版に登場した“仮面ライダー錦鬼(モチーフはもちろん虎)だった。




・春日井キズナ(電撃学園RPG):カリス
ゲーム内で主人公の恋人であったため、恋→ハート→それつながりでカリスと考えたため。




・撃谷電我(電撃学園RPG主人公):ダークディケイド
彼自身が士と似たり寄ったりなところがあるため。
また、前述どおり一部電撃文庫ファンの間では彼(電撃学園RPG主人公)のことを電撃文庫版ディケイドと呼んでいるため、ならばゲーム『クライマックスヒーローズ』に出てきたダークディケイドになってもらおうと思い選択した。

なお、名前に関しては電撃学園RPGの主人公はゲームではデフォルトネームがない(キズナはどんな名前であろうと「あんた」とボイス付きで呼ぶ)のでボクが独自につけた名前で由来はもちろん『“電撃”文庫』からである。
余談であるが、ディケイド(士)との初戦で逆光の状態で変身を行うというシーンは『さらば仮面ライダー電王』の幽汽SFの初変身シーンをオマージュしている。




・高須竜児(とらドラ!):リュウガ
竜=龍つながり
前述どおり当初は操緒がリュウガになる予定だったが、各作品の主人公(『アスラクライン』の智春&『狼と香辛料』のロレンスを除く)が敵になる事が決定した際、彼にリュウガが移動する形となった。





・草壁桜(撲殺天使ドクロちゃん):G4
※ドクロちゃんがいわゆる神秘系の分類に当たるので、あえて真逆の存在であるバリバリのメカ系の悪のライダーにしようと思いG4にした。




・川平啓太(いぬかみっ!):ベルデ
彼自身に関連があるのはカエルだが、カエルのライダーがいないので困っていた時、電王に出てきた「カメレオンイマジン」のことを思い出し、そこからカメレオンのライダーであるベルデにした。
(カメレオンイマジンは童話「カエルの王子」のカエルのイメージがなぜかカメレオンになったという設定)











次に結城丈二
彼自身、当初はまったく出す予定がなかったが、ネタが完成していくにつれ―――

「チームをまとめる存在がほしい」→「でも海東はそういうのが苦手そう」→「適役はいないかな・・・・そうだ!ディケイドの映画に出てきた結城丈二だ!!」

……と考え出すことを決める。

本作では『オールライダー対大ショッカー』版の設定を基本としているが、昭和版(V3)の設定も一部流用し、さらに本作のみのオリジナル設定も多数融合した存在となっている。


・「オールライダー対大ショッカー」版の設定がベースになっているもの
1:声がGACKT
2:元科学者
3:ビームガンアーム

・昭和版(仮面ライダーV3)の設定がベースになっているもの
1:ライダーマンに変身する(ただし、これは昭和版というより『テレまんがヒーローズ』に掲載された漫画版のオールライダー対大ショッカーの設定がベースになっている)
2:仲間に裏切られる(いわゆるスカ=ヨロイ元帥的ポジション)

・オリジナル設定
1:本作の彼の義手はアスラクラインのオーバーテクノロジーが使われた特別製。
2:オリジナルのアームが出てくる。
3:トーヤの兄貴分。
4:ゼクターの開発者。











最後は天てれ2004年度ドラマの最大の敵でもある魔王の転生態である霧島ナツキ

彼女を出そうと考えたのは、ふと「そういえば加藤夏希さんって天てれ(2004年度・魔王ナツキ役)とライダー(劇場版仮面ライダー龍騎・霧島美穂/仮面ライダーファム役)の両方に出ていたな。」と思い、ならば彼女も出してみようと思う。

その際、パトリックが敵として亜空軍に所属している点と原典では悪役の牙王とネガタロスやコーカサスなどの一部悪役ライダーが味方にいるのならば、思い切って味方側に付けようと思い早速考えてみることに。

まず、天てれの魔王の設定から予知能力を有する占い師という基本設定を考案、その後何に変身させようかと考えた結果―――、
「やっぱ龍騎系だよな。」→「でもファムはすでにインデックスが変身する設定。」→「よし、鳥繋がりと魔王のもつ最強クラスの力を考慮してオーディンだ!」
……という結果に落ち着き、名前もシードピアクライシスの555変身者である半田タクミを参考に、龍騎での役名の苗字+カタカナ表記の本名をあわせて『霧島ナツキ』となった
(タクミと同じ形にしなかった理由はどうしてもナツキという名前を使いたかったため)

※しかし、このキャラを生み出した当時、タツノコースケさんがピュシス(倉敷敦河)をオーディン変身予定者にしていたとは知らなかったため、結果ピュシスがウルトラマンネクサスになるという事態が発生してしまった。

















そしてCVP所属ライダーのみのオリジナル装備である『電撃カード』。 これは電撃学園RPGに出てくる同名アイテムが元になっている。





・電撃カード
攻略の鍵を握るアイテム。
それぞれに電撃文庫の様々な作品(ゲーム未登場作品込み)の力を持っている。

タイプは2つあり、戦闘キャラ(主人公、シャナ、伊里野、ドクロちゃん、大河)に装備し能力を付加する「装備カード(剣のラウズカードに近い感覚)と、サポートキャラ(インデックス、春香、操緒)が使用できる「召喚カード(ディケイドで言う所のディエンド版のカメンライドやアドベントのカード)「攻撃・補助・回復カード(ディケイドで言う所の特殊効果発生系のアタックライドやコンファインベントなどのアドベントカード)の3種が存在する。

ゲーム内での入手方法は『「コアカード(主に電撃文庫の長編シリーズ)」と「素材カード(主に電撃文庫の短編または番外&スピンオフ作品)」を組み合わせ生み出す』『落ちている物を拾う』『敵からの入手アイテム』『購買にいるホロからの購入』『フィーノのいるカジノで獲得コインと交換』『クリア後にいける「電撃文庫編集部」でのランダム入手』の5パターン。

ちなみにインデックスは攻撃系、春香は回復系、操緒は補助&召喚系のカードの使用を得意とする。



本編中での使用カードは基本的にサポートキャラ用のカードに当てはまる。












続いて彼女たちが使用する列車について。


やはり列車がいるだろうと思い列車を考えることに。
しかしただ色違いじゃ面白くないのでいろいろと列車のネタを探してたどり着いたのが『勇者シリーズ』であった。
そのため、基本的なモチーフは勇者シリーズの列車がモチーフのメンバーが多い。
ちなみに、エクスカイザーのレイカー兄弟やゴルドランのアドベンジャーなど電車系勇者はほかにも多数いるのに、なぜマイトガインの主要列車とダグオンのライナーチームが主なのかと言うと・・・・、実はボクの家で映るCS局『チャンネルNECO』でこの2作品(マイトガインが去年(2009年)で現在はダグオン(2010年))を放送中だったからである。


ちなみに当初はただキャラクター名をそのまま車名に当てていたがタツノコースケさんの提案で現在の名称に変わる。

ちなみに選別理由と名前の由来は以下のとおり。





☆シャナ専用車:クイーンライナー・フォーシャール(意味:仏語で長刀)

車両イメージ:グレイブカラーのゼロライナー・ナギナタ
理由:シャナといえば剣というわけで剣のイメージがあるナギナタをチョイス。
名称由来:単純に“長刀”の別の呼び名を使ってみたいと考えたとの事。





☆伊里野専用車:クイーンライナー・フランク(意味:翼、側面)

車両イメージ:デルタカラーのマイトウイング(勇者特急マイトガイン)
理由:原作で戦闘機に伊里野は乗るので戦闘機に変形するマイトウイングをチョイス。 名称由来:モチーフがマイトウイング→つばさ号のため“翼”に関連した言葉を付けてみようと考えたとの事。





☆キノ専用車:クイーンライナー・ガート(意味:火器)

車両イメージ:ゾルダカラーのアーマーライナー(勇者指令ダグオン)
理由:重火器つながり
名称由来:変身した姿も、専用車も“重火器”つながりなら、それに似合った言葉をつけようと思ったとの事。





☆インデックス専用車:クイーンライナー・キグナス(意味:白鳥座)

車両イメージ:純白のデンライナー・イスルギ
理由:イスルギのレドームが白鳥の翼のイメージに合いそうだったので
名称由来:インデックスの変身するライダーがファム→白鳥モチーフと言うことで、それに関連した言葉が似合いそうだと思い“白鳥座”の意味を持つキグナスと命名したとの事。





☆御琴専用車:クイーンライナー・スラッガー(意味:強打者)

車両イメージ:カイザカラーのマイトガンナー(勇者特急マイトガイン)
理由:先端のでっかい大砲が超電磁砲の2つ名を持つ美琴にピッタリだったので
名称由来:メダルを使ってレールガンを撃つなら、撃つという言葉の同音異義語の打つ繋がりでつけてみようかなと思い“強打者”と命名したとの事。





☆春香専用車:クイーンライナー・ムート(意味:独語で勇気)

車両イメージ:G3−Xカラーのターボライナー(勇者指令ダグオン)
理由:イメージ色が青色つながり
名称由来:戦いとは無縁の存在でありながら戦いと言う世界に身を投じることになった春香には、“勇気”と言う言葉が似合いそうだと思ったから。





☆ドクロちゃん専用車:クイーンライナー・スラスト(意味:突撃)

車両イメージ:歌舞鬼カラーのドリルライナー(勇者指令ダグオン)
理由:普段の様子がいかにも一直線的なイメージがあったのでドリルを搭載したこの機体が似合うと思ったので
名称由来:単純に、ドリルを使って攻撃=“突撃”と言う言葉がピッタリだと思ったとの事。





☆大河専用車:クイーンライナー・グレイシャル(意味:氷河の、氷河で作られた)

車両イメージ:白に水色のラインのウイングライナー(勇者指令ダグオン)
理由:変身するタイガは冷気を使った攻撃を得意とするので同じ氷モチーフのウイングライナーをチョイス
名称由来:大河の変身するライダーが氷の使い手なら、それに相応しい言葉をつけるべきだと考え“氷河”を意味する名前をつけたとの事。





☆操緒&智春専用車:クイーンライナー・ワフト(意味:鳥の羽ばたき、うねり)

車両イメージ:レスキュー特急(勇者特急マイトガイン)
理由:イメージ
名称由来:偶然にも二人が変身するライダーは、コウモリモチーフのナイトと鷹モチーフの羽撃鬼・・・つまり“飛ぶ”“翼”のつながりがあるライダーのため、次のキーワードは“羽ばたく”と思ったから。なお、操緒は巨大戦時にK鐵に一体化することが多いため、2人で1台の列車を使用する。





☆ようこ専用車:クイーンライナー・ブルート(意味:〔人間以外の〕動物、けだもの)

車両イメージ:アニマル特急(勇者特急マイトガイン)
理由:キャライメージ
名称由来:ようこ自身も乗る列車も“獣”つながりなら、それに関連した言葉以外にないだろうと考えたため。












続いてCVPではないが同時期に参戦した紅音也にスポットを当てていこうと思う。
彼の登場のきっかけはボクがふと「音也出せないかな〜?」と思ったのが始まりである。
そこで音也の扱いをどうするのかまずはDaisukePさんに相談。
この時は以下の2案であった。



<案A>:音也は幽霊として登場し試作型イクサに憑依する(ぶっちゃけ「鋼の錬○術師」の主人公の弟みたいな感じ)

<案B>:イービルライダーズ同様亜空軍所属としてスカたち同様復活。変身するのは電王のファイナルイベントのショーに登場した2代目牙王。



最終的にDaisukePさんはA案を選択するも「これでいいのか・・・?」とボク自身考え込んでしまう。


そんな中、気晴らしに過去のシードピアクライシスを読み漁っていた時、ある話がボクに新たな天啓を与える。
その話とは第38話『黒き魔道師と少女と・・・』―――すなわちマユ&アリシアの蘇生話である。
「これだ!!」と思い、音也はマユたち同様プレシアの手で蘇ったという設定が思いつく。
しかし、そうなると肉体はどうするんだと言う話になったが、ここでふとナンバーズの1人・ノーヴェがクイントさんのクローンと言う設定をふと思い出す。
そこから「実はロールアウト組以外に音也のDNAを使った戦闘機人シリーズがあった」と言う設定をひらめき、それを肉体とすることに。
それに伴い渡たちに正体を隠すため、原典最終回に登場した武田さんが演じる渡の息子『正夫』の名を名乗ることになった。


で、次の問題は変身するライダー。

原典で音也(正夫)が変身したライダーは3人いるが全員使えないという事態に気づいてしまったのだ。



・ダークキバ → キバットバットU世は現在亜空軍に幽閉中。
イクサ(過去編) → 名護さん(現在のイクサ)と比べ能力不足。
キバ(未来) → キバットバットW世をどうやって出すのかが思い浮かばなかった。



…となり、半ば苦肉の策でライジングイクサをイクサの試作機に変更しこれを当てると言う形になった。

ちなみに後付け設定であるが、イクサBMからライジングイクサに変身する際、アーマーがパージすると言うシステムはカブトたちの『キャストオフ』を元にしている
しかし、トーヤでもクロックアップの再現は出来なかったらしく高速戦闘は不可である(その他の性能は高い)。













☆おまけ:ボクがネタを出している組織のアイテム名称の裏話。



実は、ボク考案のオリジナル組織の機動兵器やアイテムには最初に考案したD.S同様それぞれ名称に共通事項がある。

まず、S.O.Sフォースの主要兵器&アイテムの名称は主に天使(セラフィム、パワーなど)から取っており、亜空軍は逆に悪魔や堕天使(アスモデウス、デモゴルゴンなど)の名称が元になっている。

これはお互いが対になるようにと考えた結果このような名称づけになった。

ちなみに亜空軍の完全オリジナル機体は、ガンダム00のイノベイダーやアロウズなどの悪役MSが元ネタになっている。

これは朝倉が使用したアスモデウスのモチーフがアルケーガンダム(正確には00Vに登場したヤークトアルケーガンダム)から見て明らかである。

また、原典ではただパーツを分離するだけだった新皇も、本作では中に人型形状の魔装機兵「真・神威」が出てくるという設定であるが、これも「00」の1thシーズンの実質的ラスボスである大型MA「アルヴァトーレ」の中からMS「アルヴァアロン」が出て来るということに由来している。


そしてCVPの主要装備,/b>の名称の共通事項は“女帝(エンプレス)”や“お姫様(プリンセス)など、さまざまな女性に関係した言葉がモチーフになっている。













敵と味方、それぞれに新たな存在『スーパー戦隊』も現れいよいよ混迷化していくシードピアクライシス。





ぜひともCVPの活躍を期待してください!!



--Following SEEDPIA CRISIS Chapter 4…--
--シードピアクライシス第4章につづく…--





☆あとがき
アキッキーさんプロデュースのオリジナルチーム第2弾・CVPことクロスビーナスポリスの裏話、いかがでしたでしょうか?

初めてその案がメールで送られて来たとき、面白そうだと同時に“これ自分全く知らないんだけど大丈夫か!?”と言う不安もあったりしていました。
そこで、ニコニコ動画を通じてそのプレイ動画を何度も見返し、wikipediaを通じてそれぞれの参戦作品の大まかな情報を見たり、さらには某古本屋でそれらの原作小説やコミック版などを読んでみたりと、本格的な採用に向けてこちらも色々と迷走していました。
ただ、本編にも書いてありますとおり、このCVPの参戦計画も、色々とアキッキーさんとメールでやりとりしており、多くの予定変更が発生しました。
(個人的には、オーディーンの件が一番想定外の展開となってしまいましたがね(苦笑))
しかし、その分このCVPも非常に思いいれのある組織となったのではないでしょうか?

ますます混迷を深めていくであろうシードピアクライシス、これからも色々と大騒ぎになっていくことかと思いますが、CVPの活躍もそれに負けないくらいの活躍を描けるようにこちらも頑張らせていただきます!
これからもよろしくお願いします☆







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