“SEEDPIA CRISIS”番外編
Another-Real-Episode 海の守り手の秘密
〜今だから話すD.S裏話〜






ダイダル・ストライカーズ・・・・





現在シードピアクライシスにおいて全容がまだ明らかになっていないSOSフォースを除く全8組織の中で最大のメンバー(3部の人物紹介の記載者だけで64人+キャラ紹介に乗っていないジーナ、こんどん、みのぼーなどを加えると70人近く)を有する大組織である。

正直考案者である僕自身こんなに増えるとは思っていなかった・・・・・(汗)

そこで、今回第3部完結記念として改めてこの組織の誕生秘話を語ってみようと思う。

























<組織の誕生>





組織誕生のきっかけとなったのはこの作品の作者であるタツノコースケ氏に「現状で未登場のSEED、サクラ、天てれのキャラを使った組織を作りたい。」といったのが始まりだった。

タツノコースケ氏からOKをもらった僕は早速組織の全容を考えることにした。

当初のイメージであったのが「登場人物は天てれの歴代司会者&てれび戦士&ビットワールドの登場人物&SEED&サクラ大戦のサブキャラクター」「B.C.Fの悪事を叩きつぶす必殺仕事人みたいな影の組織」であった。

しかし、シードピアの有人エリアにはL.S、E.F、B.C.F、S.Cといった主要組織がいるためどこを拠点にしようか悩んでしまう。

そんな中ふと脳裏に海の縦横無尽に駆け回る海賊のイメージが思い浮かび「そうだ、海の守り手にしよう!」と思いつき結果、名称が「大海原の戦士団=ダイダル・ストライカーズ」となったのである。

そこから平行してアイテムの名称は全部海に関連したものにしようと決定し
MS&戦闘機はすべて海鳥の名前から拝借することもこのとき決定した。





※機動兵器の名前の由来となった海鳥

シーガル:カモメ

ペリッパー:ペリカン

シーキャット:ウミネコ

アルバトロス:軍艦鳥(アホウドリ)







ちなみにMSのイメージは当初L.Sはストライク、B.C.Fはダガー系、E.Fはザフト系というイメージから
ザフト側の特徴であるモノアイと連合のイメージであるゴーグルの両方が混在しているようにしようと考え
隊長機をモノアイタイプ一般機をゴーグルタイプに決定し
隊長機は重装甲のイメージからドムトルーパー一般機は機動性重視のイメージから身軽そうなウィンダムをイメージに決定し
そこに僕ことアキッキーが好きなガンダムシリーズであるΖガンダムのMSのイメージ(ペリッパーにドムの形状に近いディジェ、シーガルには内心1番お気に入りであるバーザム)のイメージがプラスされた。

また、アルバトロスは可変機という設定なので必然的にイメージベースがムラサメに決定し
そこに同じガンダム顔の量産可変機であるΖプラスのイメージが加わって生まれた。

























<誰を参加させるか・4大重役編





当初から組織の長として目をつけていたのがサクラ大戦の巴里総司令である「グラン・マ」と紐育総司令である「マイケル・サニーサイド」の2人であった。
(この時点でミゼットは考えていなかった)

更にこの2人に加えB.C.Fにギナがいることに眼をつけ彼の姉であるミナを“雇われ”司令官という形で参加させる。
※このときD.SのMSがB.C.FのMSデータを流用しているという設定が生まれる。
(ただし当初はOSではなくミナが脱出の際、乗ってきたナイトメアと持っていたデータを利用するという設定だった)

そして彼らをまとめる立場としてミゼットを加えることを思いつき結果D.S4大重役が誕生した。

























<誰を参加させるか・オルカファイターズメインチーム編





さて、いよいよ各チームにあたるわけであるが、当初はオルカファイターズしか構想の中になかった。





メンバーに関してはチームスキッド(名前の由来はイカ)の所属者は天てれの歴代司会者&OB&OG&ビットワールドメンバーから、
チームオクトパス(名前の由来はタコ)の所属者はSEEDアストレイ&MSV関連の人物と意外とすんなり決まった。

そしてリーダー&サブリーダーとしてそれぞれ白羽の矢が立ったのはスキッドは2001年度の司会である角田さんと山川さん
オクトパスはジェスの相方であるカイトと冷静な性格であるジャンの2人が適任と判断する。







そしてオルカファイターズの中では異色の存在のチームシーアネモネ(名前の由来はイソギンチャク)。



当初から諜報員チームという設定にしていたため加山や薔薇組が参加することが決まり
また、ここのチームの一般員はSEED、サクラ両方から出そうという考えになりSEEDの中で3人組というイメージからヒルダたちを登用することになった。
(ちなみに初期の中では唯一のSEEDのアニメからの登用であった)

最後に他のクルーに関してだが、
まず、キングロブスタークルーに関してはリーダー格はセイコーは初めから決まっており、副長の美沙さんは2006年度の木曜生放送司会という点と初代てれび戦士であったという点に眼をつけた形での登板、ジョージ・グレンいたほうが面白くなりそうと言う点で採用され、オペレーター4人に関しては上層部に巴里&紐育の総司令がいるからという理由でメル&シーのペアとプラム&杏里のペアの4人が採用された。





メカニックに関してはサクラ、SEEDアストレイからメカに強そうな人材が必然的に集まった形となった。

なお、作中書かれていないがメカニックのチーフはジャン班長である。



その後、各メンバーが決定したわけだが、実はタツノコースケさんの判断で当初のメンバーから外されたメンバーもいたりする。







※外されたメンバー



・チームスキッド
大沢あかね(予定ではアスミンのよき相棒となるはずだった)

・チームオクトパス
ナーエ・ハーシェル(実は当初から刄Aストレイのマーシャンメンバーは全員所属しているという設定だがなぜか彼のみまだ未登場)

・メカニッククルー
ユン・セファン(一応アストレイではレイスタの開発者なので登用していた)

























<誰を参加させるか・高町兄弟&ヒーリングマーメイド編





当初、オルカファイターズは上記のメンバーだけだったが43話でなのはが登場したことから「何とかD.Sとディスタンスフォースを絡ませたい!」と思い出す。

そこで眼をつけたのがなのはの兄である恭也と姉である美由希の2人であった。

そこで彼らを登場させることを思いつき甜歌達みたいに偶然異世界に迷い込んでしまうという設定をタツノコースケさんに送り
採用される。



※ちなみに2人が霊力もちという設定はタツノコースケさんがつけた設定で当初2人の機体はあくまで近接戦強化型という予定だった。
また、後に恭也がネガタロスと契約するという設定もタツノコースケさんの案



そして、ヒーリングマーメイド誕生のきっかけとなったのが52話におけるなのはの負傷だった。

(怪我をしたなのはを恭也達が保護した→医者が必要→そうだ、医療チームを作ろう)という単純な考えの元、早速チームを設立することに。

幸い、サクラ大戦には研修医という設定のダイアナ東洋医学に詳しい王行智、SEEDMSVには元医者という経歴のミハエルがいたため必然的にメンバーはこの3人に決定する。

そしてタツノコースケさんによって人魚の癒し手=ヒーリングマーメイドのチーム名をもらうことになった。





なお、これは裏設定だがミハエルとミゲルは同じ時に撃墜され漂流していたところを救われている。

そしてこの辺から「サブキャラ限定」という当初の予定があっという間に変更された時期でもあった。

























<誰を参加させるか・ドルフィンナイツ編





ドルフィンナイツ誕生の時期はちょうどヒーリングマーメイドと同時期だった。

オルカファイターズがMS戦主体であることからならば
いっそのこと白兵戦主体のチームを作ろうという考えがすべての始まりだった。



まず、チームリーダーとして眼をつけたのが2007年&2008年度の天てれ総合司会の安田大サーカスであった。

しかし、団長以外の2人がサブリーダーになることに一抹の不安を感じてしまう。

そこでなのはたちの設定が原作と違うことを逆手に取りストライカーズの登場人物たちをメンバーに入れることを決める。

ちなみにこのとき僕が考えていたのはナカジマ姉妹とティアナの3人、そしてSEEDのミゲルの4人だった。



このときからストライカーズのメンバーは魔法使いではないという設定とナカジマ姉妹が戦闘機人であるという設定は決まっており
ティアナに関しても「兄の死の原因はB.C.Fのテロによるもの」、「当初その復讐目的で参加していたが、スバルとの出会いとアスミンの指導(原作におけるなのはの指導)でわだかまりを捨てる」という設定が出来上がっていた。

そして設定を送りひと段落していた僕の元へタツノコースケさんからのメールが届きエリオ、キャロ、トーヤの3人の案が送られてくる。

これに関しては何も直すところがなかったのでそのまま了承(ただし、後日トーヤがリアルワールド出身という設定が明らかになったため急遽リアルワールド出身者という設定が加わった)しドルフィンナイツのネタが完成することになった。

























<誰を参加させるか・D.S所属ライダー&ルミナスファング編





続いてD.Sに所属する6人のライダーについてであるが
まず牙王とイクサ、レイに関しては僕のほうからの提案で参加が決定。

イクサとレイのシステムトーヤが作ったという形で落ち着く形に。

なお、天斗や名護さんに関しては僕が映画「魔界城の王」を当時見ておらず「テレまんがヒーローズ」という雑誌に掲載されていたマンガ版の「魔界城の王」の設定のため
あのような正義感の強いまじめな人物像になりました。



そして牙王。

彼自身が味方として参加しているのは
やはり本来悪役のネガタロスがD.Sに所属しているためならば牙王も参加したら面白いのではないかと思い味方にすることに。

牙王の性格を一宿一飯の恩義を絶対返す義理堅い性格だろうと判断しその設定で参加させることにしました。

そして劇場版カブトに登場したライダーに関しては
まずタツノコースケさんが提出してくれた初案を元に僕が手を加えたという形です。

その際、ゼスト達3人をドルフィンナイツの第1期メンバーにすることを思いつき結果、初代ドルフィンナイツが誕生しました。

そしてルミナスファングに関しては完全にタツノコースケさんのオリジナルで僕自身もマリア、リカ、グリシーヌ、カンナの扱いに関しては困っていただけにありがたいと思いました。

























<誰を参加させるか・カイザーホエールクルー&オーシャンガーディアンズ&その他編





そして最後に拠点であるオーシャンガーディアンズ&カイザーホエールクルー、そして3部のラストに出てきたすみれ&ナンバーズと明智小次郎についてですが、
まず、オーシャンガーディアンズ拠点を守る部隊もいたら面白そうと考え生まれた部隊で
メンバーとして、MSVでいまだ未登場だったモーガンとレナデスティニーアストレイ後半に登場したザフトのテストパイロットであったコートニーとリーカ、アストレイ3人娘、そして唯一のフレームアストレイのキャラであるトロヤを参戦させることに決定し
モーガンとレナは元ニュートラルヴィア、コートニーとリーカはE.F、そして原作でゲリラに手を貸していたトロヤは元くろひろ団の所属者という設定をつけました。



一方のカイザーホエールクルー殺女が登場したことに眼をつけ
そこ関連のネタとして使えるようにリーダーにあやめの妹のかえで、副司令官にナカジマ姉妹の父であるゲンヤさん、オペレーターにビットワールドのリオミステリアス巴里のミキ&エリザの3人、そしてナンバーズ政策の一環で生み出されたという設定が思いつき参加する事になったシゾー(元々巴里シリーズの敵役の中では唯一生き残っているという点を考慮してでもある)といった感じでまとまりました。

そして、明智小次郎に関してはいわゆるドルフィンナイツにおけるシーアネモネ的ポジションとして登板する事になり、また、ナンバーズは当初未登場の予定でしたが、メガーヌの立場を与えるためという形で登板する事にしすみれはまんまD.Sのバックボーンとして採用しようと決めました。

























いよいよ始まる最終決戦。









D.Sの生みの親としてこの最後の戦いを心してみようと改めて誓おうと思う。









タツノコースケさん、第4部も期待していますよ!!



--Following SEEDPIA CRISIS Chapter 4…--
--シードピアクライシス第4章につづく…--





☆あとがき
第2章連載中のとき、掲示板に初来訪されて以来、すっかり我がSEEDPIA CRISISのバックボーン的存在となりつつあるアキッキーさんから、自身がプロデュースされているオリジナル組織・ダイダルストライカーズの誕生秘話を頂きました☆
自身もクロスオーバー小説が好きだというアキッキーさんから、初めてこのアイディアをもらったとき、僕自身としても、彼らサブキャラクターたちの登場の機会をどうするか悩んでいたがゆえに、このアイディアの提供は本当にありがたいものでした。
また、本文の随所でも書かれてあるとおり、僕自身からもD.S.関連のアイディアを幾つか提案させていただいたこともあり、僕としても非常に思い入れのある組織となったのではないかと思います。

第4章でもこのD.S.、活躍の機会を少しでも多く描けたらいいなと思っております。
アキッキーさんの期待にも応えて、いい物語に仕上げていきたいと思います!
今後とも、よろしくお願いいたします!!!







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